秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

薬師寺 国宝東塔 修理現場内最終公開5/6まで

2019-04-28 | おでかけ・近畿
昨日から特別公開されててニュースとかでご覧になられたかも。
国宝の東塔が間近で見れる最後のチャンスです。
予定されてる方のご参考になればと体験談お知らせします。
午前10-16時の公開だったので、10時ごろ薬師寺到着。
通常拝観券1100円買って、真っ先に東塔へ。
入口で配布されてる整理券はすでに No.3044

今日の公開は2300から始まってたので、おそらく前日に2300人ぐらいお見えになったのでしょう。
100人づつ区切られて入場できるので3100番までなら30分以上は待たないといけない。
待つ間に、金堂、大講堂の仏様にご挨拶行きました。
ぼちぼちかなと東塔へ行ったら2900番までになってた。
すでに配布整理券は3900番代。

やっと入場できたのは ジャスト 11:00
この時にスランプ押された番号が 0576
今日の通し番号だと思われます。
ヘアーキャップ使い捨てを被ってからヘルメット装着。
足場の板階段で7階まで上がれます。
お坊さんが説明してくださってるフロアが6階です。
 

水煙がこんなにきれいに見えます。
フェノロサが、凍れる音楽と例えられた東塔です。
覆いが外され全容見れるのは今夏、
落慶法会は2020年4月と1年後になります。
 

 

修理工事を仕切った棟梁がおられお話聞けました。
想像以上にお若くてイケメンで撮影許可もらえました。
あの水煙部分だけで500kgもあり、全ての解体は大変だったようです。

明治に来日したフェノロサは、この東塔を「凍れる音楽」と絶賛。
その意味は、

屋根と屋根の間に裳階をつけた東塔の外観は、
動きのある旋律のようであり、それでいて気品のある造形美が、
まるで美しい音楽をその場に瞬間的に凍らせてしまったようだ


修復される前の2010年10月に見た東塔は




13 コメント

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Unknown (りひと)
2019-04-28 21:22:54
うわあ、凄い!
写真ありがとうございます。
水煙ってとっても好きなんですよね。
昔の人はどれくらい大変な作業をこだわって作っていたかと思うと尊敬ですよ。

講座でもこの時にしか見るチャンスはなくなると聞いていましたのですが、すっかり時も経ち行く計画もせず今に至ります。塔の上に設置してしまったら凄い距離になってしまいますもん。プログの写真、ちょこちょこ見にきますね。昨日水煙がないってお話も聞い
たばかりなので水煙ちょっと久々に探ってみます。今雷神と風神も何だか慌ただしい感じなので水煙で何かヒント貰えそうに思います。

今日も薬師寺関係の場所行きたかったし、平成最後のお不動さんの日でしたけど自分もまた抗生物質に頼ってるくらいですからまず身体を元に戻しておきます。
うららさまの軌跡を追体験出来るだけでありがたいです。
いつか行ける時まで薬師寺勉強しておきますね。
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りひとさんへ (ulala)
2019-04-28 21:47:29
わずか10日間の公開ですし、異例の長すぎるGWですし、混むの覚悟で出向きました。
新しく開通したおおさか東線に乗って。
今日は編集ページがうまくいかないので、また日を改めて記事にしようと思います。

歩いた距離11km、17481歩、股関節は治ったわけではないので、やっぱり疲れました。
抗生物質をず〜っと飲み続けないといけない、先の見えない不安もわかります。
お辛いことでしょうが応援しています。
今日は、薬師寺、唐招提寺、興福寺で、時代の古い薬師如来に会えました。
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行動力に感服します。いい経験されましたね。 (ミミー)
2019-04-29 00:26:53
またまた貴重な体験をされましたね。自主的な行動だからえらいですね。私は今日は毎月参加のお不動様の護摩会に行ってきました。りひとさんの書いておられるように、平成最後のお不動様でした。12月は終い不動と言いますが、平成の終い不動でした。この頃はSNSで情報が拡散されるのか、護摩会や御朱印集めの参加者…ほとんど一回限りの…が増えました。参加者が多い方が、ご住職も張り合いがあると思いますが、信仰心とか、心から参加しているのは、おそらく私たち常連さんだけ。宗教にとって、どっちも大事なのでしょうけど。

昔高田好胤さんがおられたときに、西塔がなくて「幻の西塔」って有名でしたね。西塔の水を張った手水鉢でしたか…に映る東塔を「幻の西塔」って言うんだと教えて頂きました。あれから何十年…東塔が修復されるのですか。バチカン市国のシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの旧の「最後の審判」の壮大な壁画を螺旋階段から眺めて、感無量で言葉も出なかったですが、おざささんも、きっと東塔を間近でしっかり見られて感無量だったでしょうね。本物を実際自分の目で見ることは、人間にとって大事なことですね。
「凍れる音楽」って最高の比喩ですね。

最後に書かれている各名刹の薬師如来さまですが、京都の東寺の本尊も薬師如来さまです。東寺の五重塔も、薬師寺と並んで美しいですが、5月2日13時5分から、NHK京都放送で「東寺」の特集があります。「後七日修法(ごしちにちみほ)」という秘儀の初公開とか何かいろいろあるようです。NHK京都とあるので、大阪は放送されるかな?

私は東寺の近くで筋トレや、水中ウオーキング行ってるので、毎週東寺の五重塔を眺めています。
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日付が変わってるのに気づかなかった (ミミー)
2019-04-29 00:29:29
「今日はお不動様の護摩会に行ってきた」と書きましたが、もう日付が変わって、29日になってるのに気づきませんで失礼しました。昨日28日に行ってきました…でした。
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Unknown (りひと)
2019-04-29 10:41:55
なんか、面白い事に気付きましたよ。
暦みて旧暦もみて、思ったんですけど今回の元号の変更っていうのも人間が出来レースでやっているんですよね。神とか仏とか自然とかってそんな事関係ないのかも?ってちょっと思ってしまいました。
ミミーさんが仰るようにそもそも信心あっての御朱印もどうも煽りたてられていようにも思います。浅草寺も凄かったし、増上寺も凄かった。私も乗せられたなあとも思ってしまいました。何に基準置くか?も自由なので私は自然とか天体とかで考えてみようかと思ってみました。浅草寺では御朱印と共に御朱印についてのお言葉もありましたけどあれもどうなったのかなぁ?お寺は御朱印貰う時は注意していましたけどやっぱ人間劣化してきちゃってる自分に反省です。

なんか免罪符にならないようにしないとなあ、これから宗教改革始まりそう。大事なのは自分と心。何かに頼る事で安心しないで、自分の持ち場で役割をコツコツやる事が大事そうですね。
水煙は、作ろうと考えても素材(折れたりしそうな細い部分もあり)やあのデザインも含めて相当経験と知識がないと出来ないはず、また意志と財力も含めて。そして自分のお寺の役割ももっと社会的な役割して奉仕の心あり作られていたはずです。
火除けと災難除けは何故か本当いっぱい集まってきてるんですけど、水煙がある意味も信仰ですがこれから色々ありそうで覚悟しないといけないのでしょうね。

あくまでも人間の惑わしをうまくかわしてすべき事を毎日コツコツ出来たら素敵ですね。
うらら様とても素敵ですね、おかげで日常や身体や物の障害で惑わされてもこちらの記事で軌道修正できるように思っています。

概念って人間が作っている事、それ以外に自然や季節や天候に合わせて作る暦とか切り替え時期を重視した方が良いのかも?そう思うとお花の重要性も感じてきますね。今は牡丹ですね〜。
あと不安に思わせるというのもやたらこの頃多いですよね。因果応報なら不安もないはず、怨霊のせいだと現実対策しないで逃げないで原因を直す作業が必要になってきそうに思いますね。
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ミミーさんへ (ulala)
2019-04-29 14:52:52
今日も寒いし明日は雨だそうで、世間は代替わり新元号で浮かれてますが、皇祖神は祝福されてないように思えます。
下々の民にはどうしようもないことで、せめて身近なお薬師さま、お不動さまに平成最後のご挨拶と思われる方も多いのでしょう。

昨日は弥勒如来さまが、薬師寺大講堂、興福寺北円堂にもいらして、なんでかなとお尋ねしたら、どちらも法相宗だからだそうです。

薬師寺は檀家ないので、あの高田好胤さんの時代から株式会社薬師寺と言われるほど、プロデュース力絶大ですね。
まんまとのせられて、東塔修理現場最終公開見てきたわけですが、最終的にどれぐらいの人が足を運ばれるのか興味あります。

東寺は車で横を通過しますが中に入ったことないのです。
いつかミミーさんに案内してもらいたいです。
5/2放送のも見たいですがお出かけ予定あって残念、また教えてください。
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りひとさんへ (ulala)
2019-04-29 15:09:22
四国88箇所と西国33箇所は御朱印全部賜りましたが、始めたら途中でやめれなくなって。
でも基本的に収集癖ないので、それ以外の神社仏閣で賜ることはまずないです。
ここ数年、お寺だけでなく神社でも御朱印もらう長い列できてるのをよく目にしますね。
みなさん、不安なのかな。

さて水煙、美しかったです。
教科書で見たように思ってましたが、歴史ではなくて美術史だったのかしら。
笛吹いて空飛んでる天女が24体。
やっぱり次は笛吹神社行こう(^^)

全て修復は2割にとどめるのが鉄則らしく、今回も使えるものはそのまま活かされるって素晴らしい手法で日本人の根幹をなすように思えます。

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Unknown (りひと)
2019-04-30 09:05:58
そう何事も結まではする事を考えて始める方が良いはず。なので最後までやるべきでしょう。拝み屋さんも途中で終わっているのはダメって言ってたような。一つ別件で行けてないのが3社の一つで息栖なんですよね、今後関係してくるかな?

薬師寺は瓦奉納とかもあったかな?気持ちを後世まで残したいのもありますよね。先立つ物もあるのでタイミングと縁なのでしょう。

水煙24人なんですね。お勉強したはずですけどまた調べてみようかな?定着知識が今全く容量がないのか繰り返さないせいかすぐ忘れます。実物は相当大きいのでしょうね。笛吹いてるのみて子供にリコーダーやらせようと思ったような?自分もかなり好きでしたので。家で少し教えたらスパルタになりもうやらないって言われちゃいました。肺活量も手先の動きも今後様子みてですね。お祭りの太鼓じゃなく笛に目覚めて欲しいなあとも、縁があれば大人になってからでも縁もてるとも思うので笛吹方面はいい時期なので行きたいですね。

水煙が凄いのは、まず意味がありそこに当時の方のイメージがありそこからあのモチーフが生まれそれを立体で表現している。また鋳造技術のレベルも出来るか?で判断しないで理想を貫いている事にも職人意識の高い方々が関わっているのも感じますよ。そう去年とあるところで水煙が地上に野ざらしで展示されていたのでつい触ってしまったら注意されたような?だって凄い事ですよね、細い所の強度とか感触味わいたくなってしまったので。曲線を利用するし、細く細かく表現する事の意味と技術、そこに天女さんのモチーフの動作のフォルムも含めて凄いんですよ。1番思うのは、一目につかないならば手を抜いても分からない人が大多数なのに、そこを手を抜かず最先端の技術を駆使して一目に触れない部分を大切にするってなんか日本的奥ゆかしさですよね。今の子たちじゃ出来ないなあと思います。

それから修復が2割残すってまた素敵ですね。腹八分でとも思えますので何事の極限までではない事もなんか謙虚というか。その先に修復を絶えず続ける意志も感じますし、実際職人も完成させたとしても更に気になる所が出てくるのも確かですからその先の余地を設けるようにも思うのでそこであそびが生まれて更にいい補修に結び付くようにも思います。

造る事を考えたら本当リスペクトは半端なく感じる事って多いですよね。赤ちゃんの服もボタンこだわったらコストも高く手間もかかるので作るより買ってしまう方に傾いてしまいましたが、安価な物を選んだとしても作り手の労力(ギャザーや切り替えやえりの形状)を考えてリスペクトをもっとコストにも載せないと作り手も辛い時代になっているようにも思います。

消費者としては安いのはいいのですけど、それじゃあ作り手も育たない。価格もそれなりに必要ですし、作り上げた職人たちへの本当のリスペクトも現世だけでなく古代もそして今それを繋いで修復している職人さんたちにも出来たらいいですよね、子供たちに教えていきたいですね。

うららさま、職人さんに説明して頂けるって本当凄い機会でしたね。ギャラリーとかでも作者に会えたりって本当ありがたい事なんですよ。相当な人数の中で行った事もその分とてもいい効果はあるはずですよ。
今は一人が注目される事が多いけど、当時は相当な方が関わる事で維持出来たはず。その一人一人にもそれを束ねる集団にも注目がいくといいのに。組織も中の一人一人の重要性感じていない組織じゃあすぐにメッキ剥がれる時代になってくるでしょうね。見る人の知性はどんどん上がってきているようですので、古代の職人の凄さももっともっと注目されるべきでしょうね。
でこだわりがどう変化してしまったのか?もお寺の修復で時代的にも明確に分かってしまうんでしょうね。
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りひとさんへ (ulala)
2019-04-30 15:14:12
水煙については新記事でご紹介しましたので、そちらで。

修理修復の2割は新しいのが2割しか交換しないのだそうですよ。
だから一見朽ちてそうな木材も、点検して中身がしっかりしてるのはそのまま使うんだって。
よって建築当初の白鳳時代のもの、修理した室町時代、昭和といろいろ混じってるそうです。

イケメン棟梁はもうすぐ還暦だと言われてました。
宮大工?って聞いたらそういわれるのが嫌で、いつもただの大工と名乗ると。
かっこいいですよね。
おばちゃん二人は怖いものなしなので、知りたいことじゃんじゃんお聞きしました。
でもすでに二日経過してだいぶ忘却の彼方です。
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Unknown (りひと)
2019-05-01 11:51:43
かっこいいですね!
判断力もないといけないお仕事ですね。
素材の良し悪し、状況の良し悪し、交換も2割その中で最高パフォーマンスが出来る職人さんたちもっともっと注目されていいはずですよね。
謙虚さで表に出てこないような方々を見つけられるようになりたいですよね、そう話かけても対応に慣れていないような営業トークでないところに言葉の魅力もありますよ。その地で人と話す事こそ思い出ですよ、私もおばちゃん力強いので話しかけちゃう方。自然出来る事も日本では後悔しないその時を大事にする意味でもとても大事だと思いますよ。いい方出会って何より素敵でしたね。
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