秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

ちょっと今までみたことない不思議なお寺、勝尾寺

2013-05-08 | 西国33箇所
このブログ始めたのは2005年4月で、すでに9年目に突入してます。
目に留まったもの、不思議に思ったものを、
便利になったネット検索を駆使して一つの記事にまとめるのは、頭の体操になります。
ボケ防止にお付き合いいただきありがとうございます。

いつもコメントで感想やご意見、アドバイスをいただく皆さま、こそっとお読みいただく隠れ読者の皆さまのおかげと、感謝申し上げます。

質オザサ店主ブログがスタートする前の2003~2004年の2年間で四国88ヶ所を廻りました。
現在は西国33箇所のうち21寺を参拝を終えました。
参詣した神社仏閣の数をちゃんと数えたことありませんが、上記お寺を足すだけで109になります。

だいたい名所旧跡って、城郭神社仏閣墓参りが多いので、旅先でも訪れることは多く、これらを合計すると…。

こんなにあちこち神社仏閣お参りしている割には信仰心薄いかもと、愛読者の皆さまは、うすうすお気づきのことでしょう。
まさにその通りでありまして、
好奇心が旺盛で、ちょっと人様よりフットワークが軽いだけとご理解下さい。
気軽に足を運んでしまいますし、不思議だなと思うと追求したくなります。

という前置きを頭に置いていただいて、
今回のタイトル「ちょっとみたことない不思議なお寺」に入ります。

つまり、オバケは怖いですが、何も見えたことありません。
枯れ尾花を幽霊と思って驚くクチです。
浄化とか除霊とかも体験したことないのです。

今回、勝尾寺で祈願者に同座しただけで、今までに体験したことのない感覚を覚えました。

これまでに2回にわたり、勝尾寺の話を書きました。
以前から、紅葉で有名な箕面にあるお寺という認識しかありませんでした。
近場なのでそのうちお参りして朱印賜ろうと思っていました。

たまたまそのチャンスが突然めぐってきたのです。


最初の画像は、山門を裏側から写したものです。
扁額のお寺の名前、勝王寺と書かれているのがわかるでしょうか。

勝尾寺は、王に勝つというのを恐れ多いと、王を尾に変えたと。
しかし、ここでしっかり主張されてて、ちょっと笑えますよね。

この山門をくぐるのに入山料400円を支払ったと先の記事で書きました。
その関所となっているのは、なんと休憩所レストラン「花の茶屋」でした。


弁天池と名づけられた放生池ではミストがたちこめ神秘的な演出されてます。


弁天堂があり弁財天が祀られていて、ほんの一部左側にたちこめたミストが写っています。

お土産などを売る売店で入山料を支払うなんて、いまだかつて見たことないし、ライトアップはよくあっても、ミスト演出は経験ないです。
超近代的なお寺です。

掃除は行き届いてキレイな参道、境内です。

あちこちに小さなダルマが置かれた画像をたくさん紹介しました。
ダルマみくじは底におみくじ入ってて、おみくじを見たあとダルマをお寺に残して行かれるのでしょう。
雨や風でいたんだダルマは、たぶん適当に処分されてるのでしょう。
これも演出ですから…。





参道階段上がったところに、多宝塔が見えるのまで計算されてるがごとく感じます。

この時点では、受験合格や、選挙当選など、なんとなく勝尾寺は現世利益の俗世間にうまく迎合した演出上手のお寺だと思えました。

本堂にたどり着くまで、神仏習合の名残である
「一願不動堂」「厄祓い荒神堂」
「鎮守堂」祭神は諏訪明神 八幡宮 金剛明王

そして、真言宗の「大師堂」を順に拝んでいきます。


本堂横の総合受付で、祈願を申し込み12時40分の所定時間まで待ちました。


時間になって、ほのぐらい本堂に着座したのはたまたま私たち一行3名だけ。
ご本尊は直接拝することはできませんで、前に大きな鏡がありました。

知人の祈願儀式ですから、私は何かお願いするのではなくて、同座したものとして心のなかでご挨拶申し上げました。

どこそこに住む○○です。
今年、暦一巡する還暦を無事に迎えることができました。
ありがとうございます。
この先もどうぞよろしくお願いいたします。


お坊さんのよく通る美声で、祈願することの姿勢、心構えなど丁寧に説明されます。
最初に呼吸を整え鎮魂を促されました。



しばらくして、般若心経を大きな声でものすごくゆっくりと一緒に唱えました。

お経を唱えたり説明してくださるお坊さんの声はよく通る声でしたが、さらにマイクが付いていてたぶん本堂外にまで響いていることでしょう。

もう一人のお坊さんは、大きな大きな太鼓をド~ンと打ちながらもお経にも唱和されます。

堂内の僧侶2名に祈願者一行3名が加わり参列者全員で般若心経、
続いて知らないお経をお坊さんが唱えられました。
ご本尊が十一面千手観音ですから観音経なんでしょうか。

その途中で、体の中心から、肌全体に粟立つような感じが起こり、その粟だちは頭の上に抜けていきます。
これって寒いからではないし、怖いわけでもない。

寒い時や恐怖におののいた時の鳥肌よりももっと細かいような不思議な感じ。
ものすごく細かな泡の炭酸風呂にでも浸かったなら肌の外側ですが、これは内側から起こっています。
丹田あたりに潜んだ邪悪なものが清められ浄化していくような錯覚を覚えました。
これは人生で初めての体験で、びっくりでした。

お経が終わるとその感覚はさぁ~っとおさまりました。
続いて、三宝大荒神のご真言を一緒に唱和下さいと促されました。

オン ケンバヤ ケンバヤ ソワカ

おそらく7回ぐらい唱えたと思いますが、
この唱えてる途中でもまた先ほどと同じ粟立つ感が湧き上がってきました。

続いて、勝尾寺ご本尊御法号
南無大慈大悲観世音菩薩
これも何回も唱えている途中から、先ほどの粟立つ感が沸くも、前2回ほど強くない。
なんとなくもう出尽くした感ありました。

最後に、
○○○○(祈願者名前)の心願祈願にひと~つ ド~ンって太鼓打たれます。
これが何回も続きました。

もし受験合格祈願だったとしたら、
○○(祈願者名前)の××大学合格祈願にひと~つ ド~ンって太鼓。
これが境内に響き渡るというのもちょっと、ね。


終了した時に時間を確認しませんでしたが、
おそらく20分~30分は要したであろうと思われます。


きっと願いは聞き届けられるであろうような霊験あらたかな祈願儀式でした。
ちなみ、祈祷代金はわずか5000円でした。
下世話ながら、お二人の僧侶の所作と要した時間を思うとものすごくお値打ちあります。