秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

台風一過

2007-07-15 | 日々是好日

観測史上7月最強の台風4号は、あちこちに大きな被害をもたらしました。
大阪は肩すかしでぜんぜんたいしたことありませんでしたが、
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

かつて第2室戸台風を経験したものは、台風準備を怠りません。
昨日は店を定時に閉めてから、食料品の買出しです。
野良猫のくろすけにもキャットフードをあげました。
もし断水したときのことも考え、洗濯もすませ家の中に干しました。
玄関先の植木鉢も飛ばない工夫をしました。

大阪に一番近づくのは深夜の模様。
0時過ぎても車で出かけた娘が戻りません。
この先突然雨風が強くなったらどうするねん、じゃんじゃん携帯に電話しました。
大きな台風の経験がない娘はけろっとしています。
怒鳴り倒してやっと40分後に帰ってきました。

ほらみたことか、と言いたいところが、
台風は太平洋岸沿いを東進したようで、雨も風もまったくなし。
これでまた娘は台風の怖さを知らずに終わってしまいました。

第2室戸台風は、私が小学校1年のとき、1961年9/16(日)昼間でした。
あのときの恐怖と大きな被害は今なお忘れることはできません。

ウキペディアによりますと、
午前9時過ぎ、室戸岬西方に上陸時、
中心気圧925hPa、最大風速66.7m/s、最大瞬間風速84.5m/s以上を観測。
13時過ぎ兵庫県尼崎市と西宮市の間に再上陸。

このころ、家の座敷の畳、あの重い畳です、その端が、
軒下からはいった風で持ち上がりバンバン音を立てました。
南の前栽に面した廊下は雨戸を閉めて、外から木の桟を補強しているのに、
押す風ではなく、引っ張る風で雨戸がしなりました。
家族皆で雨戸がもっていかれないよう内側に引っ張っていたぐらいです。

強風であちこちの家から飛んだ屋根瓦が舞っていました。
父は布団を頭から被り、南の雨戸補強に外へ出て行きました。

東隣のおっちゃんは、ガレージが倒れると外側から押していました。

台風が過ぎて、我が家の被害はなかったけれど、
隣のガレージはやっぱり倒壊していました。
翌朝学校へ行く途中、屋根が飛んだ家も見ました。

あれからもうすぐ半世紀が過ぎるというのに、まざまざと思い出します。

何も知らない、家猫のギズモはお気楽でした。