秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

功徳

2005-07-16 | 日々是好日
88箇所の四国お遍路は、平成15年4月にスタート、16年7月の海の日に満願しました。
徳島は日帰りで5回に分けて、高知や愛媛はだいたい1泊2日と、
だいたい毎月1回、1年以上を要し経費も30万円以上かかりました。

功徳を積むのも、暇とお金がいるねんなぁと実感した次第ですが、
始めた以上はとりあえず1回は完結したかったのでがんばりました。

では、ご利益とか功徳とかってあるのでしょうか?
それがあるんです。

たとえば100万円以上するパテリックフィリップの時計で25万円の売値のもの。
ケース、ベルトともにホワイトゴールドでいい時計なんですが、
ベルトが手首周りの細い持ち主に合わせて切られてしまっていたので、
一般の男性にはきつくて無理、1年以上たっても売れませんでした。

ところがお遍路さんを回って帰った翌月曜日、
パティックの時計を、インターネットで見たと台湾からお客さんが見えました。
中国語と英語しか話されないのでほとんどジェスチャーで商談成立。

あるいはカルティエのラブリング、普通ならすぐに売れますが、
関取さん位の方でないという超ビッグサイズ、
これもまた、何度ブランズオフとかに広告掲載しても売れませんでした。

しばらく顔を見せられてなかった、昔からのおなじみさん、
何回か来たけどいつも運悪く店が閉まってんねんでぇと、
1年以上ぶりでふらっと入ってこられて、こんなところにあった~と大喜び。
サイズの大きなラブリングは、
カルティエ直営店でもお取り寄せとなり入荷に手間取るといわれ、
ずっ~と探していたんだそうです。

こんな風にお遍路さんから帰ったすぐ後はいつもなんかトピックスがありました。

さて今回のお払い事件の新規記事投稿、
因縁を、お払いする、の2回はなぜか書いたものがすっかり消えて、
どこを探しても見つからず、2回同じことを書いてアップしていました。
ローマ字入力する時も、なんでこんなに変なところで間違うねん、
とイヤになるほど漢字変換も異常な状態でした。

ミミーさんからご指摘いただいたことはすでに試していました。
それでも消えるのが気持ち悪くて、
投稿するのを拒否する力が働いているように感じられました。

ところが私の差し歯が折れて、ビルが停電したあの晩以降、
つき物が落ちたがごとく淀みがなくなり、サクサク。

神は細部に宿り、仏はわが内に在り

2005-07-16 | 日々是好日
一般的な日本人は筋の通った宗教教育を受けておりません。
氏神様や、荒神さんをおまつりし、厄除けのお札を貼られているお宅も多いことでしょう。

特にこれということなく、その時々で賜ったものをすべて受け入れる、悲しし哉日本人、
砂漠のような過酷な環境ではぐくまれた一神教の宗教観と異なり、
ものなべて仏性在り、まわりの自然すべてに手を合わせたくなるところがあります。

小売業の店屋さんの奥にお稲荷さんのお社があるところもありますし、
大企業でもビルの屋上に何らかの祠をたててまつられていたり…

当店もしかりで、初代から信心している生駒の聖天さんがメインですが、
大阪・今宮戎の笹、氏神さんの御神符、比叡山横河の魔よけ御札、さらに弘法大師、
四国をまわった時に賜った金・銀・錦の御札、・・・

占い師兼祈祷師の方が事務所に入って来られて、ありとあらゆるお札に、目が点。
こらぁ、あかんわ~
強力パワーをもつそれぞれの神さんの力が衝突しているし、
1年以上過ぎると効力もなくなるからお返しせなあきませんでぇ

とりあえず7月9日は、神様が何でも許してくれはる日やから、
その日に古いお札ははずし、あるべき場所に移動させましょうといわれました。

なんでその7月9日が暦上のいい日なのか聞きもらしましたが、
仏壇やお墓をさわる時は、僧侶におしょうねんを抜いてもらってからするので、
さもありなんとそれなりに納得しました。

そして7月9日に2回目のお払いの日がやってきました。
まず様々なお札をあるべき場所に移し変えてすっきりさせた後、
質の蔵に向かってお払いが始まりました。