なんとなくチャンネルが「ノーベル文学賞の回顧録の番組を映し出しました。」
野球かスポーツ鹿見ない主人に、
ストップ、!!をかけました。
「若き日に、衝撃的な事件であったが、何のことかは理解できないまま、
文学も、演劇も、命を懸けている人がいることだけは、わかりました、
明治からの歴史の中で、政治の思想家たちのやり取りは
私にとってはあまりにも不勉強な部分の連続で
法的式や連立式をまぜこぜに考えて、、、融けちゃったという
理系の説きかたでは、、、歯が立ちません。
小学校の時、「雪国:を読んで、
トンネルの向こうには、千と千尋の世界のように
男と女の世界があって、雪も下駄も着物も駒子も
島村の中の男の世界には日本の独特の愛の世界を
読み解きながら、読書の後は、
8歳上の長男に
「面白い本だから読んでみて!・」と勧めました。
網はパラパラとめくって、、、
「何々、、???長いトンネルを抜けると雪国だった、、、?」
当たり前じゃないか、表日本から、裏日本に向けるトンネルだよ、!
そんなこともわからんのか?
日本地図を持ってきて、ここらあたりかな???
兄きは物理も、数学もスーパーマンぐらい出来るが
国語はまるっきし駄目である。
まして、「川端康成」とか、「鍵」を描いた作家の話や
三島由紀夫の作品に関しても、題名すらわからない始末であった。
しかしあの頃、幼かった私にも
三島由紀夫という作家は特殊なひらめき人間に思えていた。
大人になって、深い心がわからないと理解できないと思って
追求できる知識もないまま、
新聞での騒ぎに、疑問点だらけのまま、、、
自然とわかる日が来るまで、凍結していた。
それほど難解な事件であった、
機能の放送を観ていて、、、、なるほど、、、そういう事だったなかと
改めて、文豪たちの立ち位置が
華厳の滝の、最先端につま先が,
やっと、、、立っていたことが漠然とわかった
番組でした。
時代より先んじても、遅れても、
世界の中の日本の文化は、危うい命に守られながら
伝承されてきたのだと、、、ほんの少しわかりましたが
肝心なことは、、、ワカラナイママ、、、
雪国は詩情あふれる胸から胸に
大人の愛を描いた、一瞬の芸術だと思っています。
雪が一瞬の情熱で溶けて
弐度目は無い瞬間の天与の世界を、幼い少女にも
美しく、激しく伝えられる川端文学は
私は大好きです。
その点、谷崎文学は、難解で、途中で、読むのを辞めました。
少女にわかった雪国の恋の話は、
実に。。。大人にならないと解らない深い深い文学だったのですね。
私のような、、、お粗末な視聴者には
もったいないような、、、茶の間離れしたTV番組でしたね。
ああ~~~~人生不可解なㇼ!
