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弱者のままで、世界を変えることはできない

イチローを生んだ「初動負荷トレーニング」

2011-05-06 11:54:34 | 理想の身体研究会
僕が心酔している運動科学者で、ゆる体操の考案者である高岡英夫は、

「現在のスポーツ界では、イチローのセンターが最も発達している」

そう述べています。つまり、イチローこそ最も優れたフリーフルクラムの体現者であり、肉体を最も効率よく使用しているアスリートだということです。



ただし、イチロー選手は、ゆる体操をたぶん知りません。イチロー自身は、「初動負荷トレーニング」によって、その天才を開花させました。このトレーニングは、トップアスリートからお年寄りのリハビリまで、幅広く応用されています。

スポーツにおける上達のみならず、健康増進にも有効なのです。

そうなれば、当研究会としても、取り上げないわけにはいきません。



初動負荷トレーニングとは、要するに、

「最小限の消耗で、最大限の動きを発揮する」

身体を築くためのトレーニングです。要するに、フリーでセンターの通った身体を形成することを目的としているわけです。



このトレーニングでは、筋肉を意識的に収縮させるのではなく、「伸張からの反射収縮」をエネルギーに転化します。

通常の「弛緩→収縮」ではなく、「弛緩→伸張→収縮」の順序で、筋肉を使用するわけです。

擬音で表現すると、「ギュー」ではなく、「ビヨーン」と筋肉を使うのです。



また、腕や脚の末端部分は、できるだけ弛緩させることが望まれています。主にエネルギーを生むのは、肩甲骨から骨盤にかけてのインナーマッスルです。

こう書いていくと、優れた運動理論には、やはり無数の共通点がありますね。



このトレーニングは、やればやるほど筋肉の凝りが取れ、柔らかくなるというメリットがあります。イチローは、

「1日の疲れをとるために、筋トレをする」

といっていますが、これは初動負荷トレーニングを意味しているのでしょう。




初動負荷トレーニングの本一覧

MLB イチロー ~シアトル・マリナーズ~
















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