前置詞in,at,on について

2006年02月16日 12時31分56秒 | 前置詞
in the corner,at the corner,on the corner,この三つのニュアンスの差異がわかれば、その方はすばらしい。事物の位置関係を表現する上で、前置詞が果たす役割は無視できません。
(1)inは:
 筆者又は話者がinを使うときは、問題とする対象物が、ある一定の認識可能な面積の中 に、あるいは、ある範囲の中に、存在すると、筆者又は話者が認識していることを、示 唆しています。

これに対して、

(2)atは:
 筆者又は話者がatを使うときは、問題とする対象物が、ある点的なところに、存在する と、筆者又は話者が認識していることを、示唆しています。
 
 また、
(3)筆者又は話者がonを使うときは、問題とする対象物が、あるものに面的に接してい ると、筆者又は話者が認識していることを、示唆しています。
 
 以上が、原点としての理解です。
 ですから、時間的観念を表す、2005年に、夏に、9月に、朝に、というときには、
 in 2005,in summer,in September, in the morning といいます。前置者はinを使  う。atは使いません。
 それは、ある一年間だとか、夏だとか,月だとか、午前中の時間帯だとか、そういった ものを、一つの広がりのある面的な時間的空間と捉えているからです。それを点として 捉えていないことを意味します。

 一方、3時に、というときは、at thre, at 3 pm ,などといいます。inは使いませ  ん。
 それは、3時というその時間を時間軸の中で点的に捉えていることを意味します。
 この感覚を体得しなければいけないわけです。

  We arrived in Tokyo yesterday.
We arived at Tokyo yesterday.
と言います。どちらが正しいのかといえば、どちらもただしい。違いがあるのは、筆者又は話者の認識です。筆者又は話者がTokyo をある広がりのある空間として認識すれば、inになるでしょう。そのTokyo を点的な感じで認識すれば、at となるでしょう。どちらでもありえるわけです。ですが、一般的には、普通は大体in で捉える人、場合が、多いわけです。どちらも正しい、しかし、ニュアンスは違う。

onは接している基本的イメージですから、天井にAがついていれば、Aはon the ceiling と認識されます。だから赤いリボンが一本天井についていて垂れ下がっていれば、 I saw a red ribbon on a ceiling. といえるわけです。
だからある家がある川のそばに立っていると、
A house is on a river. といえるわけです。
もちろん、
A house is beside a river.
A house is by a river.
A house is near a river.
もあるでしょう。ニュアンスは違うでしょう。言葉とは、それぞれに魂があるから、違う言葉を使えば、ニュアンスの差異は出てくる。逆にいえば、そのニュアンスの差異がわかることが大事なのです。
前置詞は、重要である。私は最初、絵で勉強しました。次に、
「前置詞マスター教本」(石井隆之著、ベル出版)で勉強しました。
最初は絵本で勉強するのがいい。肉体的感覚で覚えることが、いいのです。

最初のin the corner,at the corner,on the corner,ですが、

こな感じです:

in the corner:囲いのある区間のある「隅」に・・・ある。

at the corner:道路や、通りの「角」のあたりに・・・ある。
 
on the corner:「角」にあってそこに接している漢字で・・・・ある。

一番いいのは絵で理解すべきです。この頃はその種の工夫がされた本が出ています。

(追伸)
onを時間的表現をよく使います。
1.On ariving at the door,she opened it soundlessly.
2.On July 6, we've got married.
3.On the morning of the third,they are going to go strawberrying.
( 三日の朝に、彼らはイチゴ狩りに行く予定だ)
 the morning だけだと、in the morning といいます。

上記の例で、1はわかるんです。2も頭に入っています。けれども、3はなぜかうまく理解できません。無理やり覚えこもうとするだけ、なるほどそうか、だからなのか、みたいな、気持ちのいい理解はできていません。

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