船はゆっくりとオスロフィヨルドの中に入って行きました。いよいよ緑に囲まれたオスロに到着です。
バスで市内観光となり、まずはじめに国立美術館へ行きました。
ここには有名なノルウエーを代表する画家の絵画がたくさん収納されていますが、丁度ムンクの特別展示会が行われていて、たくさんのムンクの絵が展示されていました。
私はムンクの絵はあまり見たこともありませんでしたが、ガイドの説明で「叫び」を描いたムンクの気持ちや状況などが理解できて、人間の悲しみや喜び、失望など、改めてそれぞれに意味がある作品であることが理解できました。
その後エーゲベルクの公園に行きました。さすがにノルウエーは森の国で、こんもりと茂った緑の美しさは素晴らしいものでした。すぐ上の写真は菩提樹の並木路です。
私は美しい庭園を見ると思わず写真に収めてしまいます。
このフログネル公園(別名ヴーゲラン彫刻公園)にはノルウエー市が彫刻家グスタフ・ヴーゲランに依頼して造られたたくさんの彫刻があり、幼児~老人までの人間の一生を問いかける像が設置されていました。
目立ったのが高さ17mの「モノリッテ(人間の塔)」で、121体の像が組み合わされていました。
公園内の門には斬新な人間像が描かれていました。その他、ムンクの叫びの舞台となった「エーケベルグの丘」、「王宮」などにも行ってきました。
ノルウエーで驚いたのは、やはり物価が高いこと。4カ国の中で一番高いような感じで、ノルウエー人はしかたがない・・・と諦めている一方、北欧4カ国が「世界でとても幸せな国」にも選ばれているのは、老後の安心感や安定性が保証されているからと思われます。
ヴーゲランという彫刻家のことは初めて知りましたが、とても興味を引かれました