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今日は友達とデイト、彼女の家の近くのレストランで会うことにして、店まで3キロ以上も歩いて行った。
バスや電車を乗り継いで行くより徒歩が一番早く行ける位置関係にあるので、運動不足にもってこいだしお天気なのも気持ち良い。昨日のような雨模様だとくじけたと思うけど、お日様がサンサンと照っている、ちょっと寒いし風も強いけど歩くのは気持ち良い。
図書館がコロナで閉館になり読む本に困りネットで古本屋を探していた時に、地図上にある大きな古本屋さんの近くに友達が住んでいることを思い出した。
彼女とは6年来の付き合いだが二人でゆっくり話したことがなく、一度ゆっくりとお喋りしたいなと思っていたのですぐにLINEでデイトの約束をした。
私より2、3歳年上だけどまだ働いている、エライ、より羨ましい。
お仕事の話とか聞きながら色んな話をしている時に彼女が言った。
「私は中学出てすぐ田舎から出てきて大阪で結婚したんだけど、舅が高校へ行かせてくれたのよ」
「実家は山間のすごい田舎で、女に学問は必要ないて考えだったので高校は行かせて貰えなかった。でも子育てが一段落した時に同居していた舅が高校へ行きって言ってくれたの」
思わず涙腺が緩んだ、なんて素敵な舅さんなんだ。
「そうなのよ、高齢になってからもいつも前向きで向学心のある人で、尊敬していたのよ」
そんな素敵な舅さんの息子であるダンナ様で良かったね、心から羨ましいと思った。
読み書き算盤さえ出来たらそれで良い、と考えていた我が母を思い出した。
子供時代は、家事等の肉体労働以外は全て遊びとみなされ、新聞を読んでいても叱られた。結婚して休日に夫婦で遊びに行くのにも嫌味を言われた。
明治生まれの母は、貧乏で生きるのが精一杯、必死だった時代に生きていたので、教養て言葉さえ知らなかったのではないかと思えてしまう。
彼女のその舅さんは趣味等も多く理解が深かったらしい、ほんと羨ましく思った。
高齢になり他者を羨ましく思えることが増えた、なんて淋しいことだろう。
勿論今の自分を肯定し生んでくれたことに感謝することも多々あるが、以前感じなかった「羨む」ことをこのトシで実感するのはほんとイヤになる。