4日目を迎えた世界柔道は、男子66kg級、60kg級、女子52kg級、48kg級の4階級が行われた。
まず、男子66kg級。海老沼匡選手と森下純平選手が出場した。昨年のグランドスラム東京大会で活躍した海老沼選手は今大会の優勝候補と目されていた。が、放送で扱われたのは森下選手の準決勝。これまでの放送パターンから考えれば海老沼選手は負けたのだろう。その結果は、決勝へ進んだ森下選手の対戦相手が3回戦で破ったという形で知ることになる。何だか虚しい。
その決勝に進んだ森下選手は、昨年のユニバーシアード覇者ではあるものの、シニアの国際大会での優勝経験がないダークホースだった。海老沼選手を破った相手との決勝戦は、序盤から終始森下選手が攻め続けた。内股、大内刈りとなかなか決まらないが、相手のバランスを崩し続けた。最後は、大外刈りから払い腰に変化しての一本。若さと勢いで森下選手が金メダルを獲得した。
今回破れた海老沼選手も若い選手。二人が五輪の代表をかけて競い合うのだろう。来年の世界柔道で二人がどんな戦いを見せるのか楽しみになった。
続いて、男子60kg級。平岡拓晃選手と福岡政章選手が出場。北京五輪、昨年のロッテルダムと勝ち切れなかった平岡選手の今度こその活躍を期待していたのだが…。こちらも放送開始から名前が出て来ず。負けてしまったのかと思っているところに3位決定戦の映像。やや変則気味の背負い投げで一本を奪って銅メダルを獲得した。今回も勝ち切れなかったけど、次こそはという気持ちで応援をしたい。
ちなみに福岡選手は初戦で敗退したらしいけど、放送内での情報はなかった。
そして、女子軽量2階級は、なんとどちらも日本人対決での決勝となった。
女子52kg級は昨年の覇者中村美里選手と西田優香選手の対戦。どちらにもポイントが入らない息詰まるような攻防は、結局延長戦でも決着しなかった。旗判定で軍配は西田選手に上がった。
女子48kg級は福見友子選手と浅見八瑠奈選手の対戦となった。福見選手は昨年の覇者、浅見選手はよく知らない選手だった。が、勝利したのは浅見選手。この対戦もどちらにもポイントが入らない膠着した状態だったけど、攻め続けた浅見選手に対し、やや技が出ていなかった福見選手に指導が2つ入ってしまい僅差の決着だった。
この48kg級、52kg級では、昨年の世界柔道を見ていて、それぞれ福見選手、中村選手が絶対王者へとなっていくのではないかと思っていた。実際、準決勝までの戦いぶりを見ていて二人ともそう思わせるような風格があると思った。だからこそ、その二人の連覇を阻んだのが同じ日本人というのは、厳しい現実だなと思う。
しかしながら、浅見選手も私がよく知らなかっただけで今年の世界ランク2位の選手。西田選手は、元々中村選手が階級を上げてくるまでは、52kg級の代表だった選手。二人とも世界を制するだけの実力はあったんだよね。
もし、今大会もこれまで同様各国代表が一人ずつだったら、福見選手も中村選手も代表の座さえも危なかったのかも知れない。各国代表の枠が広がったのは、良かったのかどうなのか。63kg級も含めて、決勝が日本人対決になってしまうと、どちらともなく応援している身としては、煮え切らない感じがしてしまうのだが…。
まず、男子66kg級。海老沼匡選手と森下純平選手が出場した。昨年のグランドスラム東京大会で活躍した海老沼選手は今大会の優勝候補と目されていた。が、放送で扱われたのは森下選手の準決勝。これまでの放送パターンから考えれば海老沼選手は負けたのだろう。その結果は、決勝へ進んだ森下選手の対戦相手が3回戦で破ったという形で知ることになる。何だか虚しい。
その決勝に進んだ森下選手は、昨年のユニバーシアード覇者ではあるものの、シニアの国際大会での優勝経験がないダークホースだった。海老沼選手を破った相手との決勝戦は、序盤から終始森下選手が攻め続けた。内股、大内刈りとなかなか決まらないが、相手のバランスを崩し続けた。最後は、大外刈りから払い腰に変化しての一本。若さと勢いで森下選手が金メダルを獲得した。
今回破れた海老沼選手も若い選手。二人が五輪の代表をかけて競い合うのだろう。来年の世界柔道で二人がどんな戦いを見せるのか楽しみになった。
続いて、男子60kg級。平岡拓晃選手と福岡政章選手が出場。北京五輪、昨年のロッテルダムと勝ち切れなかった平岡選手の今度こその活躍を期待していたのだが…。こちらも放送開始から名前が出て来ず。負けてしまったのかと思っているところに3位決定戦の映像。やや変則気味の背負い投げで一本を奪って銅メダルを獲得した。今回も勝ち切れなかったけど、次こそはという気持ちで応援をしたい。
ちなみに福岡選手は初戦で敗退したらしいけど、放送内での情報はなかった。
そして、女子軽量2階級は、なんとどちらも日本人対決での決勝となった。
女子52kg級は昨年の覇者中村美里選手と西田優香選手の対戦。どちらにもポイントが入らない息詰まるような攻防は、結局延長戦でも決着しなかった。旗判定で軍配は西田選手に上がった。
女子48kg級は福見友子選手と浅見八瑠奈選手の対戦となった。福見選手は昨年の覇者、浅見選手はよく知らない選手だった。が、勝利したのは浅見選手。この対戦もどちらにもポイントが入らない膠着した状態だったけど、攻め続けた浅見選手に対し、やや技が出ていなかった福見選手に指導が2つ入ってしまい僅差の決着だった。
この48kg級、52kg級では、昨年の世界柔道を見ていて、それぞれ福見選手、中村選手が絶対王者へとなっていくのではないかと思っていた。実際、準決勝までの戦いぶりを見ていて二人ともそう思わせるような風格があると思った。だからこそ、その二人の連覇を阻んだのが同じ日本人というのは、厳しい現実だなと思う。
しかしながら、浅見選手も私がよく知らなかっただけで今年の世界ランク2位の選手。西田選手は、元々中村選手が階級を上げてくるまでは、52kg級の代表だった選手。二人とも世界を制するだけの実力はあったんだよね。
もし、今大会もこれまで同様各国代表が一人ずつだったら、福見選手も中村選手も代表の座さえも危なかったのかも知れない。各国代表の枠が広がったのは、良かったのかどうなのか。63kg級も含めて、決勝が日本人対決になってしまうと、どちらともなく応援している身としては、煮え切らない感じがしてしまうのだが…。