現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

20世紀少年 第2章

2009年02月08日 | 映画
ご存知、映画「20世紀少年 第1章」の続編。第2章では、2000年血の大晦日以降、“ともだち”に支配された2015年を舞台に、高校生になったカンナの活躍を描いている。

第1章を観て、あまりに続きが気になったので原作に手を出したけど…。正直、映画は映画で楽しんでから原作に手を出すべきだったと今更ながらに後悔している。

2015年の話を第2章に詰め込んでいるため、かなり場面を端折っていて、序盤から本編のはずの第2章をダイジェストで観ているような感覚に陥ってしまった。その後、原作と映画の構成の違いばかりが目に付いて、いまいち楽しめなかった。

まあ、“映画”だから、構成の違いはあって当然なんだけど、大事な場面までなくなっていて、展開に無理がある気がした。あれじゃー、ホントにただの危ない宗教でしかないヨ。

原作でも危ない宗教って感じはかなり強かったけど、それでも世界中がともだちによって助けられたという事実がしっかりと描かれていたから、2015年という原作の世界に納得出来ていたんだと思う。
映画ではその部分があまりハッキリしていない上に、ともだちが奇跡を起こす過程までぼやけてしまっているから、説得力に欠ける話になってしまった気がする。

最終章は一体どんな結末になるのだろう。第2章で釈然としなかった部分を補完するような構成だったりするのだろうか。映画としてどんな結末を用意しているのか気になるところだ。
コメント
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