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米国年末商戦ネット急伸 Pajama-clad online consumers

2009-11-29 | グローバル経済
2009年11月29日(日)

不況と失業の嵐が吹き荒れる米国でも、感謝祭から始まりクリスマスにいたる年末は、日本と同様に「書き入れ時」であることに変わりはない。

第4木曜日の感謝祭の直後の金曜日は、’Black Friday’と呼ばれているが、これは「通年の黒字(black)」を呼び込む日として小売業がもっとも期待をこめて準備を進めるからである。そして、例年経済動向、特に消費者行動(shoppers’ mindset)のバロメーターとして注目されている。

早速、先週のBlack Fridayの速報値が出たが、全米の商店の売上は、約107億ドル(約1兆円)で、前年比0.5%の微増にとどまった。しかし、消費者が、財布の紐を緩め始めたのも事実であると捉える向きも多いとABC放送は伝えている。

こうした中で、オンラインストアーの売上は急増し、「巣籠もり消費者」(pajama-clad consumers)が、寒風の中長い行列を作る伝統的買い物客を追随する傾向がはっきり見えてきた。

Black Friday当日は、ウェッブへのアクセスが集中して、一部でサイトが見られなくなるほどの盛況であったとも報じられている。数字的には、一人当たりのオンラインショップでの買い上げは、昨年の平均126,04ドルから170.19ドルへと、35%増加。一回あたりの買い上げ点数も、4.6個から、5.4個へと増加した。

現在、全小売売上の中に占めるウェッブの割合は7%まで上昇してきている。




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