2009年12月26日(土)
本日のThe New York Timesは、鳩山民主党政権が打ち出した「1兆ドル」予算案に対して、その巨額赤字を支える国の債務膨張に投資家の不安(investor jitters)が募っていると報じている。
そして、鳩山政権は、自民党政権が公共事業に巨額の国家予算を注入してきたことに対して(at the expense of public works projects)、予算を福祉と教育に重点を置いた家計支援に振り向け、その消費拡大による経済再建を目指しているとし、「私は、コンクリートより人を重視する原則に固執したい」との首相の言を紹介している:“I have adhered to the principle that people matter more than concrete.”
しかし、総選挙における圧倒的な勝利で自民党単独政権の時代に決定的なとどめをさした民主党でありながら、鳩山首相は、米軍基地移転交渉と、自らの政治献金疑惑の扱いを誤ったために、政治運営への集中力を失った(distracted)と断定的に論評している。
こうした状況で、首相が公約実現するためにもう少し時間を貸そうという世論がまだ大勢を占めているが、支持率(his approval rating)は選挙直後の71%から50%を割り込むところまで急落している。とくに政治資金問題(The campaign financing scandal)が、二人の秘書の起訴という事態となっているにも拘わらず、首相自身は巨額の資金が長年にわたり母親から拠出されてきたことを「まったく知らなかった」との釈明で済ませていることの悪影響が急速に出ている。
この問題への対応が、失業とデフレに苦しむ庶民の感覚からずれた鳩山首相というリーダー像(a leader out of touch with the economic plight of average Japanese at a time of high unemployment and persistent deflation)をますます色濃くさせており、急落する支持率は、来年の参議院選挙における民主党の立場を危うくしかねない(a potentially precarious position)と論評して記事を結んでいる。
本日のThe New York Timesは、鳩山民主党政権が打ち出した「1兆ドル」予算案に対して、その巨額赤字を支える国の債務膨張に投資家の不安(investor jitters)が募っていると報じている。
そして、鳩山政権は、自民党政権が公共事業に巨額の国家予算を注入してきたことに対して(at the expense of public works projects)、予算を福祉と教育に重点を置いた家計支援に振り向け、その消費拡大による経済再建を目指しているとし、「私は、コンクリートより人を重視する原則に固執したい」との首相の言を紹介している:“I have adhered to the principle that people matter more than concrete.”
しかし、総選挙における圧倒的な勝利で自民党単独政権の時代に決定的なとどめをさした民主党でありながら、鳩山首相は、米軍基地移転交渉と、自らの政治献金疑惑の扱いを誤ったために、政治運営への集中力を失った(distracted)と断定的に論評している。
こうした状況で、首相が公約実現するためにもう少し時間を貸そうという世論がまだ大勢を占めているが、支持率(his approval rating)は選挙直後の71%から50%を割り込むところまで急落している。とくに政治資金問題(The campaign financing scandal)が、二人の秘書の起訴という事態となっているにも拘わらず、首相自身は巨額の資金が長年にわたり母親から拠出されてきたことを「まったく知らなかった」との釈明で済ませていることの悪影響が急速に出ている。
この問題への対応が、失業とデフレに苦しむ庶民の感覚からずれた鳩山首相というリーダー像(a leader out of touch with the economic plight of average Japanese at a time of high unemployment and persistent deflation)をますます色濃くさせており、急落する支持率は、来年の参議院選挙における民主党の立場を危うくしかねない(a potentially precarious position)と論評して記事を結んでいる。