リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

第九

2011年12月26日 | Weblog
今日は昼間しっかり3組レッスンをしてから
夜は読響の第九を聞きに行きました@オペラシティ


第九は毎年年末に聴きに行くようにしています。
それを聴かないと一年が終われないような気がして。
とはいえ、自分の本番が終わってからじゃないと
終わった気がしないし、尚且つ自分の先生が
ソロを務める第九に限る・・・・
という条件だと、なかなか毎年必ず良いタイミングで
あるかというと難しい。

今回はその条件が全部揃った日が今日だったのです~。


開演15分前。これが開演時には3階席の端っこまで
100%びっちり満席になりました。

今日のソリストは
バリトン:与那城 敬 さん
テノール:高橋 淳 さん
メゾソプラノ:林 美智子 さん
そしてソプラノ:我らが木下美穂子←呼び捨てw
合唱は新国の合唱団だったのですが
二期会同期のAちゃんを発見して嬉しくなっちゃった

下野さんの棒は実際に初めて見るという
遅れてる私ですが・・・^^;
普段はどのオケでも、指揮者にクギ付けにされるという事は
滅多に無いのですが。
今日は席がかなり前列の下手側だったというのもあり
何だか彼の舞いにクギ付けになってしまいました。
ご本人は小柄ではあるものの、
それをちっとも感じさせないパワフルさと情熱的であり
そして何か惹きつけられるものがありました。
【音が目に見える】ようでした。

毎回睡魔との闘いになる3楽章も
まったく眠たくなることは無く、
瞬きもせずに見入ってしまいました。
そしてテンポ感が非常に独創的で
オリジナリティのある解釈でした。
本来のセオリーというか、第九といえば
この終わり方というものを一切度外視(笑)して
一気にインテンポのまま走り抜けるというフィナーレでした。

私もそんなテンポは聞いた事が無かったので
思わず二度見しましたがww
でもきっと、それもアリなんだと思います。

全体的にテンポが速かったので
先生の美声をゆっくりと堪能出来なかったのはやや残念ですが
新しい音楽を知る事が出来ました。

この日は読響の第九の最終日だったということで
最後はマエストロが薔薇の花をそれぞれのソリストに
渡していました。
一回引っ込んだあと、今度は沢山の薔薇を持って
再び登場し、オケの各首席達に順番に渡して行きました。
粋ですね~~~^^
とはいえ、楽器の種類だけ首席はいるので
それぞれに渡すのは時間がかかりましたが
見ていて微笑ましかったです。
特にティンパニーは一際大きな拍手でした。
第九といえばティンパニーの見せ所なので
これが格好良く決まるとBravo!な訳で。

打楽器は叩くだけだから簡単だと思われがちなのが
本当---に困ったところ
そんな事言ったら歌だって誰だって歌えるし
ピアノだって子供だって弾けるって事になります。
どの楽器も、専門的に奏でようと思ったら
本当に難しいんですよね。
私は下手に座っていたので、
打楽器の皆様の完璧なる仕事ぶりは
しっかりとチェックしていましたよ

先生の声の響きについてはもう
自分がイヤになっちゃうくらいに素晴らしいのですが
かなり長くなるので今回は割愛。


そして新国の合唱団は本当に素晴らしいし、
高い評価を得ているのも納得できるほど
達成感のある第九でした。

オケ・マエストロ
ソリスト・合唱団のみなさんに



Bravissimo

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