リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

魔弾の射手

2008年04月20日 | Weblog
本日も新国立劇場へ「魔弾の射手」にご招待頂きました。

初演は1821年。ベルリンの王立劇場。
30年戦争後のボヘミアが舞台です。

今回の演出、とても好きでした。
不気味な森で魔力を使うシーンでは
照明の使い方ひとつでこんなにも
雰囲気が出るのかと驚きました。
怪鳥(火の玉?)も舞台から3階席まで飛んで来たので
まるでアトラクションを体感している様で。

キャストの方々は皆様素晴らしかったのですが
特に印象に残ったのはアガーテとザミエル。

アガーテはエディット・ハッラーさんで
美しい響きを持ったお声だけでなく
情緒的な音楽性に溢れ、尚且つ美人で
3拍子揃った歌い手さんでした。

ザミエルは森の霊魔で、池田直樹先生。
この役は歌唱は無く、台詞だけの役なのですが
不気味な威圧感や存在感を要求される
とても難しい役です。
でもさすがに登場した途端に
鳥肌が立ったというか(うわっ・・・)
と思わせる不気味さがありました。
本業が「俳優」なのではないかと思わせる
存在感があり、素晴らしかったです。

そして森の隠者が一番美味しいところを
持って行ってしまうのですね~^^;
エンヒェンのコミカルな演技や
時折笑いを誘う演出で
終始楽しめました

ありがとうございました

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