リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

移り変わり

2012年05月07日 | Weblog
今日もリハでした。

当時私が住んでいた場所。
綺麗なビルがどんどん建っています。


例のお豆腐屋さんにお話を伺ったら
お店を出して60年だそうです。
今のご主人は3代目だとか。

当日歌う教会。華美な教会ではありませんが、
さすが教会は天井も高いし音響が良いです



リハは前回色々と打ち合わせた部分を返していきました。
3人それぞれが持ってる楽譜の「版」が違うので
かなり内容に差があったのです。

版というのは、いわゆる出版社。
同じ曲でも、出版社によって全く書いてある事が違います。
3人はそれぞれ、Peters、Ricordi、Breitkopf と別々(笑
私はPeters版とBreitkopf版を持っていますが、
譜読みしてきたのはPeters。
でもFrancescaが使ってるのはBreitkopf。
そしてピアノの先生は3種類を見比べて駆使して・・・と
もうわけわかんなくなってます^^;
小節の数すら違う事も

フランチェスカと強弱の打ち合わせをしてる時のこと。
ピアノ(弱く)はPと書きます。
そしてピアニッシモ(すごく弱く)はPPと書きます。
なのでPPをピアニッシモと読めば良いのですが、
私がそれをあえて「ピーピー」と言っていたのです。
日本語では普通にピーが2個連続しているのを
読んでるだけなんですが、
イタリア語ではピピとは、おトイレの小のほうを差すので
途中でそれを思い出して笑ってしまいましたw

というか、指摘されるまで正直すっかり忘れていて
全く何も考えずに話していたので、
フランチェスカのご主人(見学に来ていた)
が笑ってるのでようやく気がついたのです(笑


しかし宗教曲はオペラと違った歌い方が必要だし
それこそ声の音色までも細かく求められます。


だんだん仕上がってきて楽しみ


ちなみに、比較的新しい教会で綺麗ではありますが、
化粧室が1つしかありません。
お手洗いは駅でお済ませになってからいらして下さいませ。
教会内は土足を脱いでスリッパを履いていただきます。

音楽ホールとは違いまして、色々とご不便もあると思われますが
よろしくお願いいたします