リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

尺八の音色

2010年03月13日 | Weblog
今日は新国のファルスタッフbyヴェルディ大先生
を観に4名様御一行。
われら先着組はオペラシティの吹き抜けで
尺八を一人寂しくストリートパフォーマンスしている
お兄さんのすぐ横のベンチに座った。

あとの2人からもうすぐ初台だって電話があったので
あえて待ってる場所は伝えずに
「尺八兄さんの所に居るから
 音色を求めて探してきて~w」
と言って電話を切った。

GパンにTシャツという
伝統的な邦楽とは程遠いファッションのお兄さんが
カバンを広げて吹いていた。
吹き抜け効果もあってか
やはり美しい音色である。
同じ木管楽器でもフルートやリコーダーとは
また一味違う響きで「和」を感じさせる。
そんな中、残りの2人も音色だけを頼りに到着。

みんなでランチをとって
新国に向かいます。

研修所公演だったのだが
さすが新国の研修所だけあって
もう既にみんな立派なプロである。
今回は新国の演劇研修所の人達も
沢山出演して演出を盛り上げてくれた。
当然黙役であるが
さすが動き1つ取っても
歌手のそれとは全く違う。
喜劇であり尚且つ動きの多い演出なので
飛んだり跳ねたりおどけたり。
ついでに転換から何から全部
劇中にみんなでやる。
どんなに慣れた歌い手でも
こうは素早く、尚且つ魅力的に動くのは
なかなか難しいと思う。
いくら研修生とはいえそこは新国。
素晴らしい身のこなしだった。

勿論歌手の人達もみんなとても上手で
私だったらあんな風に動けるかなって思うと
自信が無い。
歌う事に集中したら動きがぎこちなくなりそうだし
逆に動きに気を取られたら良い声が出せないのでは
無いかと心配にもなる。
そこは練習しか無いのだけれど・・・
特に私がコミカルなものが苦手だからかも知れない。

ファルスタッフが川に投げられるシーンでは
会場中が一瞬で湧いた。


やはりみんなで舞台を作り上げるのって
楽しそうだし達成感がありそうだ。


また誘ってね