リベルタ・ヴォイスアカデミー

声楽講師:冨岡由理弥(×富岡由里弥)の日々。
対面レッスン(東京・神奈川)&オンラインレッスン(全国・海外も可)

オペラレポート

2009年10月06日 | Weblog
去る9月20日に新国のOTELLOの初日を観てきました。


ロビーには草月流家元・勅使河原茜先生の作品。

今回はチケットの手配が遅くなっちゃったので
A席が取れずB席に。
普段より見晴らしが悪いな~と思いながらも
逆にここはステージの奥行きが全部見えて良いかも
今回はまずは舞台が素晴らしかった。
手前から奥までかなりの範囲に
水を張った舞台で、運河を表現しています。
歌手はそこの上にかけられた
橋を使って演じます。
というか演出上で主要3役の方々は皆
その水の中に入っていました。

1幕の祝杯のシーンでは
花火をバンバンあげていて
オケの厚みにも負けない充分な迫力の演出
だったと思います。

ていうか!

最前列の人が前かがみになって鑑賞するのは
後の席の人達が全く舞台が見えなくなるので
マナー違反ですよ。
このご時世、どの劇場にも当たり前のように書いてある事です。
だったらA以上の席に座れよと言われてしまえばそれまでですが
でもちゃんとマナーは守って欲しい。
私の正面の人がそれだったので。
でも私が言わないと、後の人達も見えないので
ここはやんわりとお願い申し上げました。
クレーマー?いいんです。
口うるさい女がいるなあって隣の彼女らしき人に
言ってたっぽいです。
ええ口うるさいですけど何か?

とオバサンの小言もこれくらいにして・・・

今回は事前にデズデーモナ役が急遽代役になったって
お知らせがありました。
ファンティーニ好きだったのに~。
ちょっと残念・・・と思っていたのですが
タマ―ル・イヴェーリとっても素晴らしかった。
強さと芯を持った響きで、表現力も繊細で。


(休憩中に手すりに飲み物を置いてこの池(?)に落下させる危険を避けたのか
テーブルが増えたような気がします。勘違いかな・・・?)

テナーの方は典型的なオテッロ歌いだったようで
終始パワフルでドラマティックな表現力と
声を維持しなければならない難役で
それを見事にキープし続けていて圧巻でした。
体格も立派だったのであの声が出るのでしょう。
そして何気に観客のBravoを一番沢山持ってっていったのは
イアーゴでした。
バリトンというよりバスバリに近い役どころで
かなりの低音を必要とします。
低くなればなるほど聞こえなくなっちゃいがちですが
体格はすらっとしていたのにも関わらず
低音部はサルミネンを思わせるような重厚な声でした。

合唱もとても良かったです。
オケもワーグナー並みの厚みを感じ
すごい迫力で大満足でした。

2階席の上手側の椅子にカバーがしてあって
その隣の椅子に花束が置いてありました。

何だろう?と思いましたが

そうだ。

考えてみたら若杉先生が亡くなられてから
最初の公演でしたね。

あそこはきっと先生のお席だったのですね。
新国の心遣いが感じられました。

悪化

2009年10月06日 | Weblog
ん~。


腰・・・痛いっす。

今日から後期なのに
休んでしまいました

夜の教室も
発表会の一ヶ月前だってえのに
休ませていただいた。

これ絶対転換稽古が原因かな・・・。
手首の腱鞘炎もあるし。

あちこちがもうボロボロですね^^;


何とかしないと