もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

後藤さん以後

2015年02月01日 | 社会・政治問題

 イスラム国に人質となっていた『後藤さん』が、残念な結末を迎えたかのようである。

 早速、「政府の対応は?」「交渉相手は適切だったか?」等々の《犯人捜し》に識者や報道が躍起になっている。世界的に耳目を集めた事件であれば、論争・検証・警鐘は必要であろうが、それは政争の具、視聴率稼ぎであってはならないと考える。《手のひら返し》はマスコミの常であるが、大東亜戦争後の報道・識者が展開した一億総懺悔、A級戦犯は人でなしというような歪んだ決着は避けてほしいと思う。戦後の日本は、大戦での300万人以上の犠牲者を再建の礎としたが、今に残ったのは「従軍慰安婦」「靖国神社」「海外派兵」「自衛権」等々の不毛の諸問題である。今回も、2名の犠牲によってテロに及び腰となり、『日本くみしやすし』の感をテロリストに与えるとともに、『頼りない日本』と自由世界から嘲笑を浴びない結論に達してほしいと切に願うものである。

 イスラム国人質事件の2名の犠牲を無駄にすることなく、テロ根絶の戦いに進まなければならないと考えるものである。合掌


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