岐阜県議会議員 太田維久(おおた・まさひさ)のblog

再生、飛躍、「政策維新」
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御望山トンネルで四案

2007年10月01日 00時42分18秒 | Weblog
一昨日、東海環状自動車道・御望山トンネルの件で国土交通省(岐阜国道事務所)からの発表があった。検討委員会で5年間にわたって調査した結果「安全性は確認されない」とした報告書が公表された。これを受けて、国土交通省が一年半にわたって検討したもので、原案(都市計画ルートで御望山の南斜面にトンネルを通す)の他、▼岐北中学校の南から県道の南を通って糸貫に抜けるAルート、▼御望山の南斜面を北側に迂回するかたちだが、やはりトンネルを作るBルート、▼御望山の北側を高架で通るCルートの三案が追加され、住民説明会などを実施し、「比較優位ルート」を選ぶというものだそうだ。
国土交通省が一度決めた高速道路のルートを住民の意見を入れて改めようというのは画期的なことで、公共工事への住民意見の反映と見れば大きなシンポかもしれない。しかしこの四案を比べ、また国土交通省から住民に配布された資料を見ると、やはりトンネル案に意見を誘導してゆこうという意図を勘ぐりたくなる。やはり根本は「御望山にトンネルを掘らない」ことであり、これを再確認するべきだ。
このニュースの報道で、私たちとして最もきちんとしていると考えたのは岐阜新聞。担当記者は継続的に取材しているらしく、問題点をきちんと把握しているようだ。最初にこのニュースを抜いた(といっても実に目立たない記事だったが)中日はダメ、これを読むと「B案がいい」ということになってしまう。朝日にもっと突っ込んで取材してもらいたいところ。岐阜新聞以外にはもっと問題の本質に迫って欲しかった。我が古巣NHKはニュースバリューが理解できず、ボツった(?)らしい。少なくとも解説をつけるべきところ。私がいればそうする。


ところで金曜日から首~肩が痛く、頭痛もしてきて仕事が苦痛だった。薬を飲んでようやく快方に向かい、いまは結構好調に仕事が出来ている。でも寝ないと明日が辛い。。。