ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

エロメール

2006年08月25日 | 其の他
巨匠梶原一騎氏が生み出した、もう一つの『巨人の星

この惹句に思わず目が吸い寄せられてしまった。「巨人の星」は当然良く知っているが、1973年に「少年キング」で連載開始されたというこの作品、大好きな”あの方”が重要キャラクターを務めているというのに、不覚にも自分は初めて知るものだった。「おれとカネやん」、これ程迄にベタでナイスなタイトルはないだろう。カネやんフェチにとっては、このタイトルだけで御腹一杯になりそうな満足感が得られる。

カネやんに憧れて金田二世を目指す主人公・勝三四郎が、少年野球、中学・高校野球、そして金田ロッテ入団を経て成長して行くストーリー展開に加え、下半身強化を重視する金田野球理論の紹介やカネやんの陽気なキャラクター性が確認出来る各種エピソードに溢れ、金田選手や金田ロッテに思い入れの在る人元より、野球ファンや野球漫画好きの人達楽しめる作品。と断言されているのも最高だし、何よりもカネダ企画の全面協力というのが、「板東英二氏全面協力!」というのと同じ位に怪しげな香りがして嬉しい。

ファンとしては是非読んでみたいのだが、問題は全巻(8巻)買い揃えると結構な値段になるという点。”To be, or not to be: that is the guestion.”ならぬ、「買って読むべきか、何処ぞで立ち読みすべきか、それが問題だ。」といった心境。

話は変わるが、一時期鳴りを潜めた感の在った迷惑メール。最近、携帯やPCにバンバン届く様になった。PCの方は、指定したメールアドレス以外からの受信は一切不可という設定にしているので良いのだが、それが出来ない我が携帯には、日に数通は迷惑メールが届く。この手のメールはそのまま削除しているのだが、全く迷惑極まりない話だ。

迷惑メールの大半、否、殆ど全部と言って良いだろうが、その内容は「大石オブジョイトイ・メール」に代表されるエロメール。「あんな内容のメールに引っ掛かる人間が居るのだろうか?」と思ってしまうが、まあ自分も助平な人間故、余り大きな事も言えない。

週刊文春」の人気コラム「ホリイのずんずん調査」。8月17日&24日(夏の特大号)には、「今どき流行りの女の子はこんな名前で男を溶かす」という記事が載っていた。2003年~2006年(途中)にかけて、堀井氏の携帯電話に知らない女性名で送られて来たメール552通を分析した所、其処に記されていた名前は327人分で、読みだけに限定する(「美穂」や「美帆」、「ミホ」、「miho」等、同じ読みの名前を1種類とカウント。)と、迷惑メールに使われていた女性名は175種類との事。そして、多かった女性名のベスト10は、下記の様になっていた。

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「エロメール差出人名に良く使われる『現代のリアルな女の子の名前ランキング』」

1位:  みき(11人。みき、ミキ、美希、美紀、美樹、miki等。)[1975]


2位:  みか(9人。みか、ミカ、美佳、美加、美香等。)[1972~1974、1983~1984]


3位:  きょうこ(7人。キョウコ、杏子、京子、今日子、恭子等。)[1955~1961(除1960)]

     たかこ(7人。たか子、貴子、多香子等。)[ランク入り無し。]


5位:  あや(6人。あや、彩、亜矢等。)[1985~1997]

     まき(6人。まき、マキ、真樹、真紀、真希等。)[ランク入り無し。]

     ゆうこ(6人。ゆうこ、ユウコ、優子、裕子等。)[1955~1985年]
  
     ゆみ(6人。ゆみ、ユミ、優美、由美等。)[1962~1972]

     ゆり(6人。ゆり、ユリ、優理等。)[ランク入り無し。]


10位: ともみ(5人。ともみ、トモミ、知美、智美等。)[1984~1986年]

     まい(5人。マイ、舞、麻衣、mai等。)[1983~1995、1998]

     まなみ(5人。真奈美等。)[1987~1992、1994、2000]
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どれも見覚えの在りそうな名前では在る。

各名前の後ろに[ ]で記されているのは、明治安田生命が毎年調査している「名前ランキング」(何と大正元年から毎年、その年に赤ちゃんに名付けられた名前のベスト10[男女別]を調査しているとか。)の女性名ベスト10に、”1955年以降”その名前がランキングされていた西暦。即ち迷惑メールの女性名ナンバー1に輝いた「みき」は、1975年の一度だけしかベスト10入りしていない一方で、5位の「ゆうこ」は1955年から1985年と31年間に亘ってベスト10入りをしていた事が判る。

「この年号から推測出来るのは、『向こうが引っ掛け様としている男性の年齢』。」ではなかろうかと、堀井氏は記している。即ち「ゆうこ」だったら1955年生まれのおっさんから、1985年生まれの若者迄、心ときめいてしまう女性名で、業者は大きく網をかけているのだろうと。その真偽は別にしても、面白い推測だと思う。

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3 コメント

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1966年生まれのおばちゃんには ((まめ)たぬき)
2006-08-25 14:50:37
ほんまにジャンクメールでしかありません。

幸いなことにメールのやりとりをする女友達がいないので

実害は無いのですが、ありふれた名前というのは

ひっかけるためには有効な方法なのかもしれませんね。
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俺とカネやん (雷座)
2006-08-25 22:34:03
こんにちは。

この漫画は以前「伊集院光 日曜日の秘密基地」の「秘密キッチの穴」で取り上げられていました。

【ロッテの監督だった金田正一が弟の留広と喧嘩、仲裁に入った屋台のラーメン屋の親父と監督がどっかに行ってしまった。その後どうなったのでしょうか】

という穴でした。

サードメンの高橋が漫画図書館で閲覧、確認してこの穴は解決しました。

「この話は実話である」と、漫画には書かれていたそうですが、実際弟の金田留広氏に確認したところ、そんな話はなかった、という事でした。



結構「梶原一騎原作」の実話はちょっと怪しげですね。



ちなみにこの穴のナンバーは545番で、秘密キッチの穴のHPの「解決」で確認できます。
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ゆうこが・・ (帆印)
2006-08-26 11:58:05
31年もあるのかぁ。

俺、59年だが、この名前で好きな女性は、片手では足りないと、妙に納得したよ(笑)
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