今年もいよいよ今日1日で終わり。「光陰矢の如し」とは使い古された喩えだが、年々月日の過ぎるスピードに加速度が付いて行っている様に感じる。毎年、平穏な1年で在る事を年頭に祈るのだが、今年も例年と変わらず、暗澹たる出来事が多かったのは本当に残念でならない。
国内では幼児を狙った残忍な犯罪が相次ぎ、深刻なアスベスト被害も露見した。耐震強度偽装問題も嫌な事件だった。しかし、個人的には何と言っても福知山線 . . . 本文を読む
無駄に忙しかった日々も峠を越し、気分はすっかり年越しモード。正月にかけて久し振りに海外を旅しようと目論んでいたが、燃油サーチャージ等を含めると旅行費用の割安感が吹っ飛んでしまった事や、予定していたアジア圏に住む知人達から「今回流行している鳥インフルエンザは、従来とは一寸趣が違う様に思われるので、渡航は控えた方が賢明かも。」というアドヴァイスを貰った事で、残念ながら国内で年末&年始を迎える事と相成っ . . . 本文を読む
多くの分野に於いて、「偽装」というキーワードが付いて廻った2005年。その極め付けが耐震強度偽装問題だった訳だが、「AERA(12月26日号)」に新たな偽装問題が載ったいた。
「政治家への『偽装』昇段」という記事によると、11月30日に発表された剣道六段審査会合格者名簿に、橋本龍太郎元首相、久間章生自民党総務会長、鴻池祥肇元防災・構造改革特区担当相、臼井日出男元法相の自民党出身の4人の政治家の名 . . . 本文を読む
昨日の記事で変り種福袋を取り上げたが、又もや”強烈な”福袋が売り出されるらしい。映画評論家の水野晴郎大先生が購入者の自宅を訪れ、リクエストに応じて一緒に映画を見ながら解説してくれる権利入り福袋(10万円、限定1個。)。他にも、先日発売された「ハッ!イヤ!サ♪サ♪閣下チャーシー」に合わせて、大先生がパーティー会場等に出向き踊る権利入り福袋(10万円)や、大先生の自宅で御得意の手作りカレーを食べられる . . . 本文を読む
「1億円であなたも映画スター・・・三越日本橋店が福袋」という記事が載っていた。近年の福袋は、高額化と共に変り種が多く登場しているが、日本橋三越本店は来年の1月2日の初売りに、1億円(税別、限定1個)で劇場映画と同じ35ミリフィルムにて60分の映画をオーダーメード製作出来る福袋を売り出すそうだ。業務提携している松竹とのコラボレーション企画という事で、スタッフやキャストには日本映画で活躍するプロを起用 . . . 本文を読む
スーパーサウスポーあさちゃん。様が運営されている「新・阪神優勝、巨人最下位」は大好きなブログの1つなのだが、「野球系ブロガーMVP投票<試験運用>&今年もお世話になりました掲示板」という記事には赤面の思いだった。野球系のブログから今年のMVPを選ぶという企画で、セ・パ12チームから各1つずつ代表ブログを選抜しておられるのだが、何と我がブログがジャイアンツ代表として載せて戴いているのだ。野球への愛情 . . . 本文を読む
昨日はクリスマス。良い歳になった今でも、この時期になると何故か心が浮き立ってしまうのだから、子供の場合は尚更だろう。度を越した家々のイルミネーションや、クリスマス商戦に煽られ過ぎて何でもかんでも買い求めるのはどうかと思うが、束の間とはいえ浮世の柵から魂を解き放ってくれるこういうイベントは、これからも長く存して欲しいものだ。
幼少時、自分は名古屋の片田舎に住んでいた。当時、我が家の風呂は、オガライ . . . 本文を読む
群雄割拠の戦国時代にも魅力を感じてはいるが、何と言っても歴史上の時代で好きなのは近・現代。時空を遥かに隔てた世界よりも、其処に登場する人々の息遣いが聞こえて来る様な”距離感”が良いし、彼等(彼女等)が思い描いていたで在ろう事がよりビビッドに伝わって来る感じがするからだ。だから、この時代を扱った文献や番組に出遭うと、のめり込んで見入ってしまう。映画に関しても例外では無い。
嘗て「犬神家の一族」や「 . . . 本文を読む
昨日は映画を2本鑑賞して来た。若い頃は日に4本観る等、映画館を”梯子”するのも珍しくなかったが、あの硬く狭苦しい椅子で長時間観続けるのは心身共にしんどくなって来た為、梯子をしなくなって久しくなる。10数年ぶりの快挙(?)と相成った訳だが、流石に同行してくれたおねえちゃんは呆れ返っていた(笑)。鑑賞した映画は、「ALWAYS 三丁目の夕日」と「男たちの大和/YAMATO」。先ずは「ALWAYS 三丁 . . . 本文を読む
昨日発売された「週刊文春(12月29日号)」にて、「週刊文春ミステリーベスト10」が発表されていた。既に発表済みの「このミステリーがすごい!」及び「本格ミステリ・ベスト10」で、ダントツの1位に選ばれていた事から或る程度は予想していたが、此処でも東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」が2位にダブルスコアを付けての1位に輝いた。三冠達成で在る。先日の記事でも触れた様に、東野氏の力量からすれば正直物足りなさを . . . 本文を読む
このブログに何度か登場して貰っている”熱きタイガース・ファン”(本人曰く、最近は”冷めたタイガース・ファン”との事だが。)の後輩から、先日メールが届いた。件名が「どっきりカメラじゃあるまいし・・・」となっていたので、一体何の事やら?と思って内容に目を通したのだが、件名のラフさとは大きく異なり、体調不良の状態に在る事を記したものだった。ノロウイルスに感染し、非細菌性急性胃腸炎に罹患。下痢が止まらず、 . . . 本文を読む
御気に入りの作家の一人で在る石田衣良氏。豊潤な文章を紡ぎ出す才は、群を抜いていると敬服している彼の近作、「てのひらの迷路」を読み終えた。彼の私生活の一端が垣間見られる、24の掌編小説で構成されているのだが、その中に、雨をモチーフにした「レイン、レイン、レイン」という一篇が在る。その前書きで、彼は「小学校低学年で、傘を差さずに濡れながら家に帰った時は、雨水に酔った様だった。高校生の夏、雨の日に自転車 . . . 本文を読む
勧善懲悪が基本の時代劇には、悪辣で狡猾な武士や商人、代官が大概登場するもので在る。こういった代官と商人が悪事の密談をし終わった際、次の様な台詞を期待している人も多いのではないだろうか?
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代官: 「越後屋、御主も悪よのぉ。」
商人: 「御代官様こそ。」
代官&商人: 「グフフフ。(笑)」
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殊勲打ではなくても、何気ない一つのヒットに感激し、深く記憶に刻み込むケースが無いとは言えない。何に重きを置くかは、個々人の価値観によって異なるからだ。野球というスポーツが、数字に大きく”支配”されている競技で在る以上、数字の積み重ねが無意味だ等という事は在り得ず、とてつもない数字の積み重ねに、多くのファンが一喜一憂する事はまま在る事。だからこそ、イチロー選手がヒット増産に専従していたとしても、その . . . 本文を読む
「プロ野球をここまでダメにした9人」という本を読破。著者である工藤健策氏は、ラジオ局のアナウンサー及びディレクターとして野球、ラグビー、サッカーを長年に亘って取材して来た人物なのだそうだが、プロ野球人気を凋落させた人物(組織)として次の9人を俎上に載せ、かなり辛辣に切り刻んでいる。*1
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堀内恒夫 / 清原和博 / 渡邉恒雄 . . . 本文を読む