Andrea Corr / Ten Feet High (2007)

2007-09-26 00:00:22 | Music > Rock/Pops
 
CORRS 好きが高じてつい手を出してしまいました。世評通り、The Corrs とは全く異なる音楽性ですね。躍動感や高揚感とは縁遠く、主導権を握っているのは反復的なリズムによって生み出される抑揚を排したグルーヴ。ソロ・アルバムということで実験的な要素を押し出したのかもしれません。何曲かでは CORRS との共通点を見出だせますが、そのものズバリのサウンドを期待すると肩透かしを喰らいます(苦笑)。

この手のスタイルに対する免疫が薄い僕にとっては、非常に感情移入しづらいアルバムでした。まるで油が水を弾くように音が傍らを通り過ぎていくんです。何度か繰り返し聴いてみましたが、今の僕には伝わってくるものがなく、覚悟していたとはいえ、充足感を得られないことにちょっぴり落胆(苦笑)。

ヒンヤリとした無機質なサウンドにあって、唯一温かみを感じる部分が Andrea のヴォーカル。音楽性こそ違えど、明朗快活でちょっぴりコケティッシュなその声は本質的に何らか変わりありません。ただそれも彼女の声にせめてもの救いを求める僕の幻想でなければの話ですが・・・(苦笑)。

随分と言いたい放題書きましたが、あくまで主観に基づくものであることをお断りしておきます。人によってはまったく異なる印象を受けるでしょうし、僕自身、時が経てばイメージも少しずつ変わってくるかもしれません。つまるところ「信ずるべきは己の感性のみ」ということで本稿結ばせてください(笑)。




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2 コメント

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Unknown (noblame)
2007-09-26 20:14:49
こんばんは。
このアルバム、正直「びみょー」って感じですよね。おっしゃるようにAndreaの声には相変わらず魅力がありますが、曲調がねぇという感じです。
めげずに(苦笑)聴いていると、それなりにハマるところもありますね。
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>noblame さん! (gw)
2007-09-29 07:18:31
おはようございます。
ちょうどnoblameさんに二ヶ月遅れで記事書きました(笑)。
ある意味、大方予想通りでしたね(苦笑)。
まださほど聞き込んでいないのでハマる箇所が浮き上がってきていませんが、
この先、時々聴き直したりしながら、そんな曲も出てくるかもしれないですね。
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