ひびのあれこれ・・・写真家の快適生活研究

各種媒体で活動する写真家の毎日。高円寺で『カフェ分福』をオープンするまでの奮闘記、イベント情報などをお伝えします。

雲行きあやし・・・

2010年04月02日 | Weblog
4月27日から5月2日まで『Behind The Night』アンコール企画を予定しているのですが、雲行きが怪しくなってきました。
というのも、印画紙の在庫が空っぽの模様。
新しく開発されたADOX、評判が頗る良く、これから写真展を開催する方々が既に一定量キープしている!
結果、余分がないような状況のようです。

いまからアメリカに発注しても、間に合わないですからね。
こればっかりは仕方がありません。

久しぶりに焼いてて気持ちがスキっとする印画紙に出会えただけに、他の印画紙で焼く気はなかなか湧いてきません。
贅沢の味、ではないですが、いいものに出会うと妥協が難しくなるのはまだまだ修行が足りないせいか・・・。

まだ決まったわけではないのですが、六爻占術によると紙がない、と出るのです。
どうなることやら、在庫状況のお知らせが明日届くようなので、結果は改めてお伝えします。

ジャンルー・シーフ写真展@東京都写真美術館

2010年04月01日 | Weblog
5月16日まで恵比寿にある東京都写真美術館で開催されているジャンルー・シーフの未発表作品中心の写真展に出かける。
シーフ没後既に10年・・・。都写美の地下ギャラリーといえば、つい最近稲越功一さんの回顧展が開かれていた場所。亡くなった、とこの展覧会で知り、愕然とした記憶が生々しく甦る。以前原宿で写真展を開催した時、ご近所だったこともあり見に来てくださって、以降写真展のDMをお送りいただいた事もあったので、膝がガクガクするぐらいショックだった。

肝心のシーフの写真展、1番面白かった作品はセルフポートレートのコンタクトプリント。30歳頃のシーフがおどけた表情で写真に収まっている。クールなハンサム顔なのに愛嬌たっぷりで、どんなに崩しても様になる。さすがシーフ!
代表作も十数点展示されていたが、残念ながら私の大好きなカットは展示されていなかった。
プリントもひと目でシーフ!と分かる奇妙な覆焼のラインが屹立していない作品が大半を占める。
ポートレートが多いので、仕方がないといえば仕方がないのだけれど・・・。
もしかすると、印画紙が変わってしまったからなのかもしれないし。

何はともあれ、2階で開催されている森村泰昌展(~5/9)と併せて訪問する価値は大アリ。