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●東芝 異例の決算発表 監査法人「事業継続に疑義」 ・東芝は 11日、2度延期していた 2016年4月~12月期の連結決算を 発表した。最終赤字は5,325億円で、債務超過の額は 昨年末の時点で 2,256億円だった。今回の決算は、監査法人の適正意見を 受けないまま発表する 異例の事態だ。監査法人の意見不表明は、東証の上場廃止基準に当てはまり、上場廃止になる可能性もある。米原子力子会社、ウェスチングハウスの巨額損失を埋めるための 半導体メモリー事業の売却には、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が 最大 3兆円を提示したとの 一部報道が出たほか、政府は 日本企業連合を作る動きが あるという。
●北朝鮮で最高人民会議 国境に近い中国の街では… ・緊張が高まる北朝鮮では 11日、日本の国会に当たる最高人民会議が 開かれた。核開発を進める姿勢を 改めて強調するのか、国際社会が 注目している。会議に先立ち 外務省報道官が アメリカの空母の朝鮮半島近海派遣を「侵略行為」と批判し、武力行使を辞さない姿勢を示すなど、緊張が収まる気配は 見えない。そんな中、韓国では アメリカ軍と合同でこれまでで 最大規模の補給訓練も 実施された。北朝鮮の国境近くにある 中国の街を取材すると、次の核実験への不安も広がるなか、両国の深い関係が 見えてきた。
●防犯カメラ画像 “解析技術”の実力は… ・私たちの周辺に 数多く存在する防犯カメラ。犯罪捜査で 犯人特定につながることも多く、防犯カメラの映像は いまや 犯罪捜査に欠かせない。しかし、映像の中には、不鮮明で 読み取ることが困難なものも ある。AOSリーガルテックが開発した解析技術は、走る車のナンバープレートなど ブレて読み取りが難しい画像を 補正、数字の読み取りが 可能になる技術だ。AOSリーガルテックは、4月から 主に警察など 官公庁を対象に、このソフトの販売を始めた。また 日立製作所は 最新の映像解析で、テロの防止につながる技術を 開発中。人工知能に 特徴を覚えさせることで、群衆の中から 特定の人物を見つけ 追跡することが 可能だ。性別や髪型、服装など 100項目の選択肢から 不審者情報の入力すると、条件に合う人物を抽出し、追跡できる。企業が しのぎを削る画像解析技術、今後 より一層の安心・安全が求められる中、大きな期待が 寄せられている。取材先:・AOSリーガルテック ツール販売事業部、日立製作所 システムイノベーションセンタ
●住宅大手が参入 “宿坊”が 寺社の経営を救う!? ・寺や神社の境内にある宿泊施設の「宿坊」に泊まって 座禅や写経を体験する人が 増えており、なかでも 日本の文化体験を重視する外国人観光客に 人気となっている。積水ハウスは 11日、大阪市天王寺区の「宿坊型ホテル」を 報道陣に公開した。内装は和風の造りだが、外国人観光客に 利用を意識し、ベッドやユニットバスを設けた。食事は 精進料理で、周辺の寺の協力を得て 僧侶を派遣してもらい、座禅や写経の体験もできる。この宿坊施設を管理・運営する和空プロジェクトと積水ハウスは 今後、全国各地の寺社と手を組んで、さらに 10棟を建てる計画だ。一方、埼玉県飯能市の正覚寺は 約30年前に 宿坊を始めた。外国人観光客のほか、会社の新入社員研修などでも 利用されているという。檀家の減少などで 経営に苦しむ寺社が増えるなか、宿坊が 新たな収入源として 注目されている。
●対シリアで 露は 影響力行使を ・混迷を深めるシリア情勢。解決の糸口は 見つかったのだろうか? イタリア中部のルッカで開かれていたG7=先進7ヵ国の外相会合は 11日、シリアの紛争終結のため アサド政権の後ろ盾であるロシアに対し、影響力を行使するよう求める 共同声明を発表し 閉幕した。アメリカ軍が行った アサド政権への攻撃については「化学兵器の使用を防ぐため注意深く計算され、対象を限定した対応」だったと理解を示した。一方、北朝鮮問題をめぐっては 核実験やミサイル発射を 最も強い表現で非難した上で、「新たな段階の挑戦だ」と指摘し、北朝鮮に 強く自制を求めた。
●サッポロ「極ゼロ」で国を提訴 ・ビール系飲料「極ZERO」をめぐり、サッポロビールが 国を提訴した。サッポロビールは 2013年、税率が一番低い第3のビールとして 極ZEROを販売した。しかし、国税当局が第3のビールに該当しない可能性があるとして 情報提供を求めたことから 検証するまでの措置として ビールの基本税率との差額、115億円の酒税を自主的に納税していた。その後、調査結果で 第三のビールであることが確定したとして サッポロビールは、115億円の返還を求めたが、国税当局などが その訴えを退けたため 判断を取り消す訴えを 東京地裁に起こした。サッポロビールは、「司法の判断を仰ぐことは 株主にとっても適切な対応だ」としている。
●大阪万博誘致を決定 ・政府は 11日の閣議で、2025年に開催される万博=国際博覧会の大阪への誘致を 正式に決めた。政府は 1兆9千億円の経済効果を見込んでいて、支持の拡大に向けて 誘致活動が 本格的に動き出す。大阪府は 24日にも パリの博覧会国際事務局に 立候補を届け出る予定で、開催地は 来年11月に決定する。
●テスラ時価総額でGM抜く ・アメリカの電気自動車メーカー テスラの時価総額が 10日、GM=ゼネラル・モーターズを抜き、アメリカの自動車メーカーで 初めて首位に立った。終値ベースの時価総額は 508億8,700万ドル、日本円でおよそ5兆6,400億円だった。電気自動車や自動運転技術などを 他社に先駆けて提案してきたテスラだが、「将来性への期待が強すぎる」との声も出ている。
●イオン250品目を値下げ ・流通大手イオンは 食品や日用品など およそ250品目を 今月中に 順次値下げすると 明らかにした。今月の対象は 日本メーカーの239品目と プライベートブランド「トップバリュ」の15品目で、値下げ幅は 平均で 10%程度の見通しだ。イオンは「電気代の値上げやガソリン代の高騰など 生活環境の変化に対応するため」としている。
●安全技術の搭載が広がる中…マツダが安全技術の体験会 ・政府は 2020年までに、新車の90%以上に 自動ブレーキを搭載する目標を掲げている。そんな中、マツダは 11日、自社のクルマに搭載している 最先端の安全技術について、報道陣向けの体験会を開いた。都内で開かれた体験会では、人や車を検知して クルマを止める自動ブレーキや、ドライバーの目線の移動を少なくするために フロントウインドーに速度を表示する装備などの安全技術を披露した。特にマツダが力説したのは、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置。マツダの最新のクルマでは 2つのペダルを 従来と比べて、2センチ右側に配置している。これにより、足をやや開いた状態を保ち、アクセルとブレーキを スムーズに踏みかえられるとしていて、高齢者による ブレーキの踏み間違い事故を 減らせるとしている。
●アディダスCEO来日 日本市場をどう攻める?・スポーツ用品世界2位の ドイツ・アディダスグループの売上高は 近年、右肩上がりで、2016年の売り上げは 約2兆2,500億円だ。16年秋に CEOに就任したカスパー・ローステッド氏に、20年に向けた 日本の戦略を聞いた。アディダスは 東京やパリなど 世界6都市を重要都市としていて、3月には 新しい旗艦店である「アディダス ブランドコアストア 原宿」をニューヨークに続き、世界で2番目に オープンした。日本での売り上げは「数%台後半から 10%台前半で成長する」とみていて、中でも 女性向け商品に力を入れている。日本のアパレルブランド「マウジー」とコラボした商品を開発し、14日に 新商品を発売。現在、世界全体の売り上げのうち、女性向け商品の比率は23%だが、20年までに 28%に引き上げる考えだ。ローステッドCEOは「この5年で重要都市の売り上げを2倍にする」との目標を掲げ、楽観的で 野心的だが 達成できると述べた。
●【トレたま】遠隔レーザー猫じゃらし ・【商品名】パウボプラス【商品の特徴】外から自宅にいるペットを見守りながら レーザーポインターで遊べる室内カメラ【企業名】日本エイサー【住所】新宿区西新宿6-24-1【価格】2万6,800円【発売日】発売中【トレたまキャスター】片渕茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】ロバート・A・フェルドマン氏(モルガン・スタンレーMUFG証券 シニアアドバイザー)
●東芝 異例の決算発表 監査法人「事業継続に疑義」 ・東芝は 11日、2度延期していた 2016年4月~12月期の連結決算を 発表した。最終赤字は5,325億円で、債務超過の額は 昨年末の時点で 2,256億円だった。今回の決算は、監査法人の適正意見を 受けないまま発表する 異例の事態だ。監査法人の意見不表明は、東証の上場廃止基準に当てはまり、上場廃止になる可能性もある。米原子力子会社、ウェスチングハウスの巨額損失を埋めるための 半導体メモリー事業の売却には、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が 最大 3兆円を提示したとの 一部報道が出たほか、政府は 日本企業連合を作る動きが あるという。
●北朝鮮で最高人民会議 国境に近い中国の街では… ・緊張が高まる北朝鮮では 11日、日本の国会に当たる最高人民会議が 開かれた。核開発を進める姿勢を 改めて強調するのか、国際社会が 注目している。会議に先立ち 外務省報道官が アメリカの空母の朝鮮半島近海派遣を「侵略行為」と批判し、武力行使を辞さない姿勢を示すなど、緊張が収まる気配は 見えない。そんな中、韓国では アメリカ軍と合同でこれまでで 最大規模の補給訓練も 実施された。北朝鮮の国境近くにある 中国の街を取材すると、次の核実験への不安も広がるなか、両国の深い関係が 見えてきた。
●防犯カメラ画像 “解析技術”の実力は… ・私たちの周辺に 数多く存在する防犯カメラ。犯罪捜査で 犯人特定につながることも多く、防犯カメラの映像は いまや 犯罪捜査に欠かせない。しかし、映像の中には、不鮮明で 読み取ることが困難なものも ある。AOSリーガルテックが開発した解析技術は、走る車のナンバープレートなど ブレて読み取りが難しい画像を 補正、数字の読み取りが 可能になる技術だ。AOSリーガルテックは、4月から 主に警察など 官公庁を対象に、このソフトの販売を始めた。また 日立製作所は 最新の映像解析で、テロの防止につながる技術を 開発中。人工知能に 特徴を覚えさせることで、群衆の中から 特定の人物を見つけ 追跡することが 可能だ。性別や髪型、服装など 100項目の選択肢から 不審者情報の入力すると、条件に合う人物を抽出し、追跡できる。企業が しのぎを削る画像解析技術、今後 より一層の安心・安全が求められる中、大きな期待が 寄せられている。取材先:・AOSリーガルテック ツール販売事業部、日立製作所 システムイノベーションセンタ
●住宅大手が参入 “宿坊”が 寺社の経営を救う!? ・寺や神社の境内にある宿泊施設の「宿坊」に泊まって 座禅や写経を体験する人が 増えており、なかでも 日本の文化体験を重視する外国人観光客に 人気となっている。積水ハウスは 11日、大阪市天王寺区の「宿坊型ホテル」を 報道陣に公開した。内装は和風の造りだが、外国人観光客に 利用を意識し、ベッドやユニットバスを設けた。食事は 精進料理で、周辺の寺の協力を得て 僧侶を派遣してもらい、座禅や写経の体験もできる。この宿坊施設を管理・運営する和空プロジェクトと積水ハウスは 今後、全国各地の寺社と手を組んで、さらに 10棟を建てる計画だ。一方、埼玉県飯能市の正覚寺は 約30年前に 宿坊を始めた。外国人観光客のほか、会社の新入社員研修などでも 利用されているという。檀家の減少などで 経営に苦しむ寺社が増えるなか、宿坊が 新たな収入源として 注目されている。
●対シリアで 露は 影響力行使を ・混迷を深めるシリア情勢。解決の糸口は 見つかったのだろうか? イタリア中部のルッカで開かれていたG7=先進7ヵ国の外相会合は 11日、シリアの紛争終結のため アサド政権の後ろ盾であるロシアに対し、影響力を行使するよう求める 共同声明を発表し 閉幕した。アメリカ軍が行った アサド政権への攻撃については「化学兵器の使用を防ぐため注意深く計算され、対象を限定した対応」だったと理解を示した。一方、北朝鮮問題をめぐっては 核実験やミサイル発射を 最も強い表現で非難した上で、「新たな段階の挑戦だ」と指摘し、北朝鮮に 強く自制を求めた。
●サッポロ「極ゼロ」で国を提訴 ・ビール系飲料「極ZERO」をめぐり、サッポロビールが 国を提訴した。サッポロビールは 2013年、税率が一番低い第3のビールとして 極ZEROを販売した。しかし、国税当局が第3のビールに該当しない可能性があるとして 情報提供を求めたことから 検証するまでの措置として ビールの基本税率との差額、115億円の酒税を自主的に納税していた。その後、調査結果で 第三のビールであることが確定したとして サッポロビールは、115億円の返還を求めたが、国税当局などが その訴えを退けたため 判断を取り消す訴えを 東京地裁に起こした。サッポロビールは、「司法の判断を仰ぐことは 株主にとっても適切な対応だ」としている。
●大阪万博誘致を決定 ・政府は 11日の閣議で、2025年に開催される万博=国際博覧会の大阪への誘致を 正式に決めた。政府は 1兆9千億円の経済効果を見込んでいて、支持の拡大に向けて 誘致活動が 本格的に動き出す。大阪府は 24日にも パリの博覧会国際事務局に 立候補を届け出る予定で、開催地は 来年11月に決定する。
●テスラ時価総額でGM抜く ・アメリカの電気自動車メーカー テスラの時価総額が 10日、GM=ゼネラル・モーターズを抜き、アメリカの自動車メーカーで 初めて首位に立った。終値ベースの時価総額は 508億8,700万ドル、日本円でおよそ5兆6,400億円だった。電気自動車や自動運転技術などを 他社に先駆けて提案してきたテスラだが、「将来性への期待が強すぎる」との声も出ている。
●イオン250品目を値下げ ・流通大手イオンは 食品や日用品など およそ250品目を 今月中に 順次値下げすると 明らかにした。今月の対象は 日本メーカーの239品目と プライベートブランド「トップバリュ」の15品目で、値下げ幅は 平均で 10%程度の見通しだ。イオンは「電気代の値上げやガソリン代の高騰など 生活環境の変化に対応するため」としている。
●安全技術の搭載が広がる中…マツダが安全技術の体験会 ・政府は 2020年までに、新車の90%以上に 自動ブレーキを搭載する目標を掲げている。そんな中、マツダは 11日、自社のクルマに搭載している 最先端の安全技術について、報道陣向けの体験会を開いた。都内で開かれた体験会では、人や車を検知して クルマを止める自動ブレーキや、ドライバーの目線の移動を少なくするために フロントウインドーに速度を表示する装備などの安全技術を披露した。特にマツダが力説したのは、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置。マツダの最新のクルマでは 2つのペダルを 従来と比べて、2センチ右側に配置している。これにより、足をやや開いた状態を保ち、アクセルとブレーキを スムーズに踏みかえられるとしていて、高齢者による ブレーキの踏み間違い事故を 減らせるとしている。
●アディダスCEO来日 日本市場をどう攻める?・スポーツ用品世界2位の ドイツ・アディダスグループの売上高は 近年、右肩上がりで、2016年の売り上げは 約2兆2,500億円だ。16年秋に CEOに就任したカスパー・ローステッド氏に、20年に向けた 日本の戦略を聞いた。アディダスは 東京やパリなど 世界6都市を重要都市としていて、3月には 新しい旗艦店である「アディダス ブランドコアストア 原宿」をニューヨークに続き、世界で2番目に オープンした。日本での売り上げは「数%台後半から 10%台前半で成長する」とみていて、中でも 女性向け商品に力を入れている。日本のアパレルブランド「マウジー」とコラボした商品を開発し、14日に 新商品を発売。現在、世界全体の売り上げのうち、女性向け商品の比率は23%だが、20年までに 28%に引き上げる考えだ。ローステッドCEOは「この5年で重要都市の売り上げを2倍にする」との目標を掲げ、楽観的で 野心的だが 達成できると述べた。
●【トレたま】遠隔レーザー猫じゃらし ・【商品名】パウボプラス【商品の特徴】外から自宅にいるペットを見守りながら レーザーポインターで遊べる室内カメラ【企業名】日本エイサー【住所】新宿区西新宿6-24-1【価格】2万6,800円【発売日】発売中【トレたまキャスター】片渕茜
●明日の経済と解説・【コメンテーター】ロバート・A・フェルドマン氏(モルガン・スタンレーMUFG証券 シニアアドバイザー)