ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

コカインをやること自体、犠牲者がいるということなのだ

2019-03-24 20:28:46 | 思うこと



ピエール瀧のコカイン使用による逮捕から多くの作品がお蔵入りになり「作品に罪はない」とか「犠牲者がいるわけではない」とかいう議論が続いています。
私自身はそういった麻薬が出てくる小説や映画は数多く見て来たもののそれ自体とはまったく縁のない生活の中にいるので正直よく判らないでいました。
「作品に罪はない」と言われるとそうであるようにも思えるし、「犠牲者がいるわけではない」と言われると確かにそうだけど、だけどしっくりこないもやもやとした感じでいたのですが、このツイートを目にしてはっきりとコカインをやるということはそれだけで犠牲者がいることだと思い知りました。しかも罪もない小さな子供たちが次々と死んでいくことで先進国とやらに住む人間たちが快楽を得ているとか、考えただけでも反吐が出そうです。


このツイートをされた方は作品には罪がないが、と書いておられますが、私ははっきりこの方のツイートを見た時から作品にも罪がある、と思います。
芸能界、という場所は麻薬がよく使用されてしまう、ということをまさかその世界に所属する人たちが知らないわけはありません。コカインなどの麻薬は密輸されていることも知らないわけはありません。本気で知らないというのなら今から勉強しなければならないでしょう。
中南米などの国々から多くの弱い人々の命を犠牲にして密輸された麻薬を使用して快楽を得る。そうしたことは決して許されないことだと芸能界の中で明文化し、そのルールを破った場合はすべての作品は失われてしまうのだとそしてその賠償はその個人と所属する事務所に負わされると決めなければ絶対になくなりはしないでしょう。


ピエール瀧だけでなくコカインを使用しているすべての人には麻薬のせいで死んでしまった子供たちへの責任があるのだと今から私は思うことにします。
今まで何も知らず「よく判らないなあ」などとのんびり考えていた自分に対しても腹が立ちます。
ピエール氏自身も年配であり、まさか何も知らなかったというような言い逃れはできないはずです。使用していながら私と同じように知らなかったというのならこの写真とツイートを読んで自分が死へ追いやった子供たちのことを考えてみなければならないのです。

無知というのは本当に恐ろしいことです。
何も知らずへらへらと「そんなに大変なことかなあ」などとほざいてしまうのですから。
ピエールたちが良い気持ちになるために小さな子供たちはどんな辛い思いをして死んでいったのか。
ピエールだけでなくコカインを使用しているすべての人たちにこの子らと同じ苦しみを味わってほしい。

この写真を見て何も思わないならもう頭がおかしいのです。


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