ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

「ぐるりのこと。」橋口亮輔

2018-03-25 05:08:43 | 映画
ひさしぶりに見直しましたが、よく思い出してしまう映画でした。それでもちゃんと見直すとひりひりと痛みが伝わってくるようです。
主演のふたり木村多江とリリー・フランキーさんが素晴らしい。
凄い良いよ、と勧めたくなる映画ですね。特に絵描きさんには。

「ムーンライト」 バリー・ジェンキンズ

2018-03-10 20:31:19 | 映画
なんだか久しぶりに良い映画を観たなあ、と思わされる作品でした。シリアスでありながら社会問題ではなく個人としての黒人男性の話、というのはアメリカ映画の中でもあまりないのではないでしょうか。
一つの小説を読んだようなあるいは美しい絵画を見ているようなそんな映画でした。

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」 ギャヴィン・フッド

2018-03-06 07:02:24 | 映画
胸が痛くなる。

皮肉に込められた怒り。

歴史が進むほど攻撃を仕掛ける人間たちはますます安全になり、攻撃を受ける人間は相変わらず苦しむ。攻撃側の精神的苦痛も避けたいならロボットにすべて任せるようになるのだろうね。その世界でも貧しき民は同じ運命をたどる。



暴力は絶望しかない。