ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

陽のあたる場所

2017-02-18 20:33:56 | 映画
よくタイトルを聞く映画なのに未見だった。様々な受賞をしている作品だが、今見るとかなり退屈であり、何が良いのかよくわからない。何故これが名作といわれるのか。と、あらすじを辿っていると、これはもしやアメリカ版「罪と罰」という意味合いで作られたのではないかと思えてきた。主人公ジョージはラスコーリニコフばりに苦悩し続けているし、宗教的な救済が突如描かれるのも無理に重ねているようだ。
とりあえずは納得できた気もするけど、この映画の内容はタイトルほどの印象は感じられなかった。

キャロル

2017-02-16 20:13:08 | 映画
美しい映画。本当にそう思う。

そして女同士の物語、というのは本当に希少なのだと思う。
数々の不満はあるだろうけど、男同士の物語はかなりの数になる。それに比べると女同士はまだまだ少ない。ましてや良い映画というとどのくらいあるのだろう。良い映画、というか悲しい話ではないもの、と言ってもいいのだけど。
女同士の物語をもっと見たい。ただし恰好をつけるための悲劇でないもの。つまらない犯罪ものでないもの。