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皆様、いかがお過ごしでしょうか?
徳島県神山町の【四国山岳植物園・岳人(がくじん)の森】
創作日本料理【観月茶屋(かんげつちゃや)】
料理長のミツルです。
神山町のお隣、那賀町にインターン生として滞在していた皆さんにお立ち寄りいただきました。
昨今、地方が注目され始めています。それは再生であったり創造であったり、それぞれの地域の特色を生かした活動が、まだまだヨチヨチあるきではありますが次第に広がりつつあります。
国の政策も地方に目が向けられるようになってきましたが、これがただの流行りで終わらないようになることを願って止みません。
実際メディアでは話題性のある事や派手な部分が取り上げられることが多くなっています。しかしそこに至るまでの地道な住民の努力や継続があっての地域です。インターン生や視察の方には『縁の下の力持ち』その部分をしっかり見ていただければ、地域として何をすべきか?どうゆう人材が必要か?ということに気付いていただけるのではないかと思います。
地域は「人」の集合体です。しかしその「人」を育てるのは「土壌(地域)」です。どんなに将来有望で優秀な「種」や「苗」でも、土壌が痩せていれば大きな実りを得ることはできません。まずはその地域固有の歴史や文化、そして人に光を当てる事が「魅力的な地域」の可能性を秘めた地域発掘につながるように思います。
俗に田舎は保守的で否定的などと言われます。でもそれは悪い意味だとは思いません。「保守的=持続・継続」であり新しいことを始めるよりもある意味難しいように思います。そこには持続・継続させるための新しい革新的な発想や努力がつねに必要ですから。否定的はもっと素晴らしい!地域の問題点が最も的確に浮き彫りになっている証拠です。つまりその否定部分さえ解消すれば大きく前進できるということです。時間はかかりますが、臭いものに蓋をして見て見ぬふりをするのではなく、地道に足元を固めていく事が案外近道かもしれません。
いつ揺らぐかわからない砂上の楼閣よりも、少々ほころびても大黒柱だけはしっかりした地域なら、少々チャレンジングなことをしても受け止めてもらえるように思います。
インターン生の皆さんは、まだまだこれから多くの経験や知識をつけていかれると思いますが、結果は求めずとも後から付いてきます。 今はどんどん失敗して、嫌なことや、泥臭い経験を沢山して欲しいと思います。その経験こそがこれからの地方に必要な力となることでしょう。
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