ニッコウキスゲ（ゼンテイカ）などが見ごろです！

皆様、いかがお過ごしでしょうか？

徳島県神山町の【四国山岳植物園・岳人（がくじん）の森】
創作日本料理【観月茶屋（かんげつちゃや）】

料理長のミツルです。

本州の高原や高層湿原で大群生を作り、本格的な夏の訪れを伝えてくれるニッコウキスゲ。
本来はゼンテイカという名前が正式名称ですが、一般的にはニッコウキスゲの方が市民権を得ているような気がします。
四国には自生していないので、なかなか気軽に見えない花です。
濃い黄色は見ているだけで元気になりそうですね！

珍しいところでは徳島の固有種で絶滅危惧種のイシダテホタルブクロが見ごろです。
徳島と高知県境にまたがる石立山の石灰岩地帯に自生する希少種ですが、現在は自生地でも個体数が激減していると聞いています。

写真が分かりにくいですが、一般的なホタルブクロに比べて極端に草丈が小さく、にも関わらず花は普通のホタルブクロとほぼ変わらないという不思議な花です。

こちらはクガイソウ。四国に自生するのはナンゴククガイソウで、本州に分布するこのクガイソウは花軸に短い毛がある事で見分けられます。（パッと見はちょっと大型な感じですがほぼ同じです（笑））

大川原高原とほぼ同じ標高の岳人の森でも西洋アジサイが咲き始めました。平野部から遅れること１ヶ月ですね。

キリンソウにはよく蝶が飛んできて吸蜜しています。梅雨の晴れ間は虫たちにとっても貴重な晴れ間です。

先日のご紹介した花もまだ十分見えますし、ユウスゲやヤブカンゾウ、そしてナツツバキも開花し始めました。種類を多く見るならいい季節ですよ！