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ふうてんの猫の猫耳東風的フリチベ生活

働きながら和製MBAと工学博士取得をしていた自称苦学生バックパッカーの日記。
今は学位もとって大阪で技術戦略考えてます

英語の資料30~40ページ

2004年09月20日 | MBA(経営学夜間大学院生の日記)
土曜日の授業はもう一コマありました。
ソニーで戦略やっている先生のお話なので、とても面白かった。

さて、その後の飲みで先生に
「企業変革論のケースが英語だって聞いたんですけど、どれくらいのボリュームですか?」

って聞いたら「ケースは日本語だよ。参考資料が英語。」
とのこと。
「リーディングアサインメントどらくらいの分量ですか?」
「30~40ページぐらいだよ」

うーん。このコマ取ると、毎週苦悶できそうな予感。
昔TOIEC220点だった僕に毎週経営学の大学院向けテキストを30ページも英語で読ませますか・・・

あぁ。大学行く前に英語力高めておくべきだったなぁ・・・・

レポート出してない・・・ ニートネタで書くかな

2004年09月20日 | MBA(経営学夜間大学院生の日記)
教授からメールが来ていて、期末のレポートを出していないということらしい。
てっきり期末のプレゼンでオッケイだと思っていたのに・・・

経済倫理の単位だが、単位欲しいのでレポート書かねば。
解雇については以前は世論は解雇する企業に対して厳しい見方をしていたのに
最近の世論は解雇に寛大なのはなぜか?
をテーマに発表したのでレポートもその予定。

ニートやフリーターなどは高齢者が解雇されないで働き続けることで
仕事から追い出された人 という見方をする社会学者もいるので、その視点も交えて
功利と権利のバランスとして企業の雇用と解雇はどうあるべきかを考察する予定・・・

はぁ。新学期への序曲ですな・・・

日本のもの造り哲学 & 東大経済学部生への期待

2004年09月18日 | MBA(経営学夜間大学院生の日記)
ワークショップで今日(土)は東大の藤本隆弘先生の講演を聞いた。

微妙にうちの大学院をMOTと勘違いしているような・・・
まぁ、三割が理系出身なのであっているようなそうでないような。

藤本先生の経済学は現場視点ではなく、5メーターぐらい上から見ている経済学らしい。
別に働いているわけでもないのに現場視点はおこがましいし、少し上から見ると見えるものがある
ということらしい。

アーキテクチャー論の話だったのだが、前の教育論や日本にとって大事なことの話の方に興味が行った。
僕がMBAを取りに行っているのも別にコン猿になりたいわけだはなく(僕はITコンサルは嫌いだ)
技術を一流の人材として理解していて、かつ経営学の素養のある人間
というのが社内で圧倒的に不足していることを二年間の現場で痛感したからだけど、先生の問題意識も
似ていると感じた。

理系と文系の車輪が回らないといけない。ということだった。
また、日本の場合は製造業の2割の企業が貿易黒字を稼ぎ出してあとは金融などを筆頭に、不採算だという話だった。
さらに製造業も能力構築として顧客から見えない(工場の中のできごとのようなもの)ところは強いのに
本社が無能で戦略的に失敗し続けている という話だった。トヨタの利益はあの技術力でヨーロッパの経営なら今の倍は稼げるという話だったと思う。
強い現場に弱い本社ということは、どこの製造業でもありがちです。


僕が思うに
人間は旗を振って人を動かしているうちに自分が偉いと勘違いするようになる。
しかし、駐車場の整理をしているおっちゃんは、お客より偉くない。
でも、本社の人間って、実際にモノを作ったり、お客と接している人々の交通整理をするうちに
自分の方が偉いって勘違いするようになるんですよね。

きっと製造業でも同じことが起きているんだろうなと思います。


ところで東大生は問題解決のスペシャリスト(入試でトップクラスだからね)だけど、
問題発見能力があるかは別だと仰っていた。何か問題を解くときに3つの値から答えが出るのに5個問題文に書くと解けなくなるとかそういうことがあるらしい。
で、現場に行こうと泥臭いエリート教育をしているらしい。

僕も二年間は泥臭いことをしてきたつもりだけど、やっぱりいい肥やしになっています。
これからの東大経済学部卒に期待。

1%の価格アップで10%の営業利益アップ

2004年09月14日 | MBA(経営学夜間大学院生の日記)
火曜日は大学のワークショップ(特別講義)であった。

価格を決めるマーケティングを卸やメーカー出荷などにも導入して
納入価格のコントロールができるようになると劇的に営業利益が改善する
という話でした。

よく言われるように、価格を1%上げたり下げたりすると利益はその10倍ぐらいの幅で動きます。
実際にはそういう観点から経営情報などを集めて戦略的に利用しましょう。
という話になって変なシステムを導入する企業が増えた時期もありました。

今回の例では、卸などでは旧態の慣習が残っていて、納品書上の販売価格からさらに
年間の納入サイズによる奨励金や、現金決済奨励金、販促奨励金、等々複雑な奨励金と
歴代営業マンが勝手に作ってきた割引などが積み重なって販売価格からさらに結構な額を値引いている
ということで、その見えない部分にメスを入れるという話だったように思います。

そういう状態なら、そこを改善するとかなり利益率も上がりそうだし、実際に上がるそうです。

私が営業支店にいたときには、そういう感覚でものを考えられる営業課長なんていなかったなぁ
と思ったりしました。
大局を見られる経営者が強いリーダーシップを発揮しないとそういう改善は難しいようです。

わが社も頑張れ!!