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ラッキー。

2005年10月17日 | 音楽
残念と書いたら、早速音源送ってくれた。
サンキュー、U-SKE。
しかし、「極端に言えばタダででも…」と前回書いたが、
実際に価格の低い御紹介盤だったんだな。

で、じっくり聴いてみた。


mink【mink】

素直に聴けばなかなか良いと思う。
今後、大化けしそうな実力は備えているし、
R&Bに偏りすぎず、聴きやすいジャンルのポジションを取っている。
これは、プロローグ・アルバムという位置づけで、
値段も安いのでクオリティーから言えばお買い得。

ただ、突き抜けるためには課題も多い。
まず、ハスキーな低音と伸びのある高音のブレンドが彼女の魅力だと思うが、
この低音の声量と魅力がちょっと足りない。
アレンジだけの話なのか、実際そうなのかはわからないが、
せっかく良い曲でもこの低音部分で曲から頭が離れてしまう。

それからカバー曲が何曲か入っていて、
メジャーな曲をうまく消化しているとは思うがが、
これはあくまでアレンジャーの力量の様な気がする。
結構、ドラマティックで大胆なアレンジが気持ち良い。
良い曲を良いアレンジで、というところは良いんだけど、
最後の表現のところで芯まで歌い切れていなく、
頑張って歌ってますという印象が残ってしまう。
ドリカムの【好き】をカバーしている事から、
どうしても吉田美和と比較してしまうが、
懐の深さというか、歌の奥行きと言うところで
やはり見劣りしてしまう。

あと、今回はプロローグ・アルバムという事だし、
これは全く個人の好みなので別に良いが、
【おまじない】の様なアジアンテイストの曲は好きじゃなく、
アルバム全体のバランスが崩れる気がするので、
今後一曲だけ放り込むのはやめた方がいいと思う。

と否定的な意見を書いたけど、これはなかなか期待できるから。
なんていうかやっぱ場数が必要なんだと思う。
【Glory of Life 】はすごくスケールが大きくて何度も聴きたくなる曲だし、
【more than words】をナチュラルアレンジで歌っているのも嬉しい。
次のアルバムでどうでるか期待しよう。


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