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こんな時代、こんな世界。

2011年06月09日 | 

やっと読み終わった、【 沈まぬ太陽 】。なかなかの重さ。救われんなぁ。

正直者がバカを見るというのは、世間やニュースを見ていればわかってくるけど、

それでもなかなか悪いことはできないし、小さな幸せを見つけて生きてゆかなくてはならない。

フィクションであれば面白いけど、ほぼノンフィクションと言われると、無力感というか、

自分ではどうにもならない、大きな力に流されるしかないという気持ちになってくる。

それが現実としても、希望を見出すことのできない小説や映画に存在意義はあるのかと思う。


さらに、この焼けるような時代の空気に対し、

現代はやはり無機質で無気力なのではないかと考えさせられ、

また、それも時代かと諦めに変わる。