FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール

2014-03-02 11:47:14 | クライミングレッスン報告
2月19日(水)
メンバー:ユースケ(中2)、シオリ(小3)、サキちゃん(小6)

ここビッグロックでのスクールも、FREEDOMのスクール同様、月2回のレッスンなので、レッスン時間がちょっと足りない
本当はレッスンのない週は自主練習をしたり、土、日のパンプでのレッスンに来たりして補う努力をしたほうが良いのだが、それには生徒たちの「自主的なやる気」とご家族の献身的な「支える力」の双方が不可欠なため、なかなか実現が難しい

心身の成長途中にある高校生くらいまでの子どもたちの場合、こちらの真意を充分に伝え浸透させるためにはやはりなるべく多く顔を合わせ、何気ない言動の中で感化して行くことが必要だと痛感している今日この頃だ。
限られた時間で「教え込む」ことには、その深さに限界がある。
肌で感じること…これが重要だと思うのだが、それには教える側も教わる側も真剣勝負で渡り合う経験を積み重ねて行かなければならない


そんなわけで、の~んびりマイペースでクライミングを楽しんでいるように見えるビッグロックスクールのメンバーではあるけれど、少しずつではあっても着実に進歩している

ユースケは本日、ボルダーの6級(黄色テープ課題)を全制覇
一番最後に残ってしまった被りのきつい壁でのパワフルな課題を、本日1回目のトライでついに完登
クライマーらしい動きが出来るようになってきたぞ
前回のレッスンで「リードクライミングをやれるようになるのはいつなんですか?」と聞いて来た
ユースケの方からこうした積極的な問いかけがあったのは初めてだ
「トップロープで10aがコンスタントに登れる力をつけた頃かな」と答えると、「よし」と小さくつぶやいたユースケ。
それからはルートへの取り組みも積極的になってきた
今日は10aを1本、トップロープでオンサイト
意識の進歩が見られるようになってきたね

シオリは被った壁が苦手
いつもスラブかその隣の垂壁の課題ばかりトライしている。
でも、その甲斐あって7級までは全制覇し、何と6級にトライ
しかし、6級ともなると正確なムーブ力やパワーが要求されることが多いので、これを攻略するためにはやはり、下積み練習は不可欠だ
それを指摘すると理解した様子。
その後はうすかぶりの壁の7級に取り組んでいた

サキちゃんはずっとトライしている垂壁の7級に今日もトライ。
体を切り返して足位置を適切に変えていく一連の動きがどうしても分からない
なるべく自分で見つけてほしいので今までは静観していたが、今日は動きを誘導してみた。
クライミングセンスがある子なので、言われた通りに動いて完登
これが自然に動けるようになると良いね。
本当は自主練習に来て復習すると良いのだけれど、それが出来なければ次のレッスンの時に、もう一度復習してみようね