FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

オール神奈川

2010-05-18 12:53:35 | クライミングレッスン報告
先週の日曜は「オール神奈川」だった。
中学生になったユイト、ユイちゃん、りんちゃんもエントリーしていたが、私も久しぶりに参加者となった。

昨年は生活に追われてしまい、自分のクライミングどころではない1年だった。私の意識は今の仕事で生活できるようにすることばかりに向かい、競技に復帰する気にはあまりなれないでいた。
しかし、つい先日、友人のクライマーから「このままじゃクライマーとして終わっちゃうよ」と言われ、うーん。。。それもそうだ。。。としみじみ反省。
直近(4月も末)のことだったので、どれほど戻せるか分からなかったが、とりあえず「オール神奈川」にギリギリ滑り込みでエントリーし、そこから出来る限りのトレーニングをした。
5月の2週目あたりから新しくなったパンプの「ツナミ」壁でオンサイトのテスト。12aは、まぁ普通に行けて(でもパンプしてしまう)、一応12bを1本オンサイト。このレベルでどのくらい戦えるのか分からないが、もうこの状態で出るほか仕方ない。

当日。「エキスパート」でエントリーしていた若手の強い子が私のいるカテゴリー「一般女子」にまわってきていた。
「オール神奈川」では、過去で優勝していても1年大会出場がないと「一般」のカテゴリーで出ることになっている。だが、彼女は昨年はユースの大会や国体にも出ていたはずだ。。。ちょっと動揺。でも、これも仕方ないことだ。

メンタル的に安定性を欠いたまま予選。
上部、手が張ってきたところで魔がさした。一瞬、どちらのムーブを選択するか迷ったものの、結果オブザべと違うムーヴを選択し、次の一手が充分にかからずにフォールした。結果、2位通過。決勝でよほど引き離さないと優勝は無理だ。

決勝は必死だった。だが、上部の核心でパンプ。ポケットを取りに行き、一瞬ポケットに手がかかったものの、フォールした。あと2手だったので悔しいが、今現在の力は出し切れたと思う。
決勝の順位は1位の子と同着となった。見ていた人は私のほうが1手上だったように感じたようだが、ジャッジではポケットの1手は評価されなかったようだ。決勝が同着だったので予選の成績がカウントバックされ、私は2位となった。。。

その夜は久々に悔しくて眠れなかった。何に悔しかったのか?自分自身に対して、である。いろいろ思うところはあるが、結局のところ準備不足。これに尽きる。そうだ、競技とは厳しい戦いの場だったのだ、と改めて痛感もした。自分が見ている子供たちもそろそろ競技に参加してきている。こういう気持ちを忘れないためにも、現役を続けなければ。。。