FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

ゴールデンエイジと中学受験

2012-03-06 12:34:15 | 教育論
受験シーズンもそろそろ終わり。
受験生だった子どもたちももとの生活に戻り始めたことかと思います。

ただ、いつも残念だな~、と思うのが、中学受験によるスポーツの中断です。

ゴールデンエイジとは、9歳から12歳くらいの年齢に訪れる一生に一度のチャンスで、
動きの巧みさを身につけるのに最も適する時期のことです。


脳神経の発達がほぼ100%に達して充分発育しながらもまだ柔らかさが高く
身体的なレディネス(準備)もピークを迎えて双方が絶妙なハーモニーを奏でるこの時期は、
見たまま感じたままのイメージをそのまま体全体で吸収し、
自分の技術として身につけられる特別な時期なのです


この時期にはプロ並みの技術も身につけることも可能であり、
まさに一生ものの技術習得のチャンスなのですが、
中学受験はまさにその時期と重なります

もちろん、中学受験からも学ぶべきことは多く、一概に否定するべきものではありませんが、
せっかくそれまで準備してきたあるスポーツ技術の習得能力が
塾漬けになる日々で発揮されずに終わるのは、なんとももったいない。。。

中学受験を終えた後、もとのスポーツに戻る確率はかなり低いのではないでしょうか?
クライミングが特別なのかもしれませんが、
少なくともクライミングにおいては中学受験を終えて戻ってくる子はとても少ないです。

もったいないなぁ~ 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿