FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>JOCジュニアオリンピック①

2010-09-05 09:53:06 | クライミングレッスン報告
毎年お盆の時期に、ジュニアのクライマー達の全国大会である「ジュニアオリンピック」が富山県南砺市の「桜ヶ池スポーツセンター」で開催されている。昨年までは誰でも参加できる大会だったが、今年から各都道府県山岳連盟で選出された選手でないと出場できなくなった。
FCCからは「アンダーユースB]という、一番年齢の下のカテゴリー(1997~1998年生まれ)にユイト、ユイちゃん、りんちゃんの3人が出場出来ることになり、私もボランティアでFCC及び神奈川のY先生の愛弟子マホちゃんのコーチをするために同行した。

大会は8月13日~15日の3日間。13、14日が予選。1日に一人1本ずつ、フラッシング(他の人の登りを観察して良い)で登る。初日は朝からスタートなので、前日の12日の夕方以降には現地に着けるよう出発しなければならない。FCCメンバーは各ご家庭で移動されるとのことだったので、私は神奈川山岳連盟のMさんの車で、神奈川のユースAの選手とマホちゃんたちとともに現地に向かった
宿には一番乗りで到着。一緒に行動するマホちゃんとともに、受け付けをして鍵を貰ったり食器やシーツなどを運んだりしているうちにFCCメンバーも続々と到着。みんなご家族が一緒なので、大会に来た、というよりもみんなで旅行に来たというようなのんびりしたムードである
夕食時も同じ宿の他県の選手たちが張り詰めた雰囲気で言葉少なに食事する傍らでガヤガヤと賑やか大人たちは乾杯などしてリラックスムードだし、子供たちも楽しそう なかなか良い雰囲気だ。全国大会とは言え、子供たちの大会。リラックスして楽しむ雰囲気は必要である。

さて、食事の後ミーティング。明日は予選の1本目だ。その1本に向けてどのように気持ちを身体の状況を合わせていくか、大会参加ではその段取りを学ぶことが重要である。そして、大会への参加の最大の目的は、各自が何をそこから得るか、ということ。その目的意識をはっきりさせておくことも必須である。
大会のタイムテーブルを確認しながら食事やウォーミングアップなどの段取りを各自で考え発表してもらい、私が修正するところは修正。また、「登るときに試してみたいこと」を考えてもらい、一人ずつ発表してもらった。「オブザベーションをどれだけ正確にできるか試したい」「勇気を持って一手出す」「気持ちを前向きに。自信を持って登る」など。みんなそれぞれ日ごろ抱えている問題点の克服の場としてこの大会を捉えてくれていることが理解できた。


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