FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>キッズコンペ 神奈川カップ 3

2012-11-23 21:27:49 | コンペティション参加報告
最後にちょっと裏話。
クライミングが上達したり高校生になったりして、キッズコンペの対象から外れてしまったFCCの生徒達。
私はセッターとしてこの大会に協力させてもらっているのだが、昨年から彼らにルートセットの試登要因やセッター補助、フラッシングのデモンストレーターなどの手伝いに来てもらっている。

今年も前日からコーヘイとユイちゃんが手伝いに来てくれた

前日での作業は夜遅くまでのルートセット作業に伴うナイトクライミングやルートに対しての意見を述べてみるなど(意見が採用されることもある)、多分彼らにとってはちょっとワクワクする楽しい思いもあったと思う
大会当日も、ユイちゃんはデモンストレーションやビレイを、コーヘイには決勝ルートのセット(弱小コンペなので、ホールドの付け替えはせずにテープで囲う作業だが)作業を手伝ったりと、危険のない範囲でセッター作業も経験してもらった。

大会はいろいろな人たちの努力と協力で支えられていることを身体で理解することは必要だと思うのだ。
そういう理解の積み重ねが今度は彼らが選手として大会に出る立場になった場合に、心のありかたとして活きて来るのではないか。柔らかな、そして謙虚な心の状態は、選手としての彼らのパフォーマンスにも決して悪い影響は与えまい。

さらには少しずつ経験を積み、壁の中でのロープワークや大会運営にも慣れて、近い将来彼らが運営の中心になって行ってくれると嬉しい
FCCメンバーの他にも、今回はY氏の教え子や神奈川の強化選手の高校生、大学生達も大勢手伝いに来てくれた
みんな、お疲れ様でしたそしてありがとう

  ↑夜の作業の様子