木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

狩りの名人 久しぶりのカワウ

2019-01-21 07:17:55 | 散歩道の鳥たち
久しぶりに
狩りの名人
カワウに出会った。
 

散歩道の川の水面が
さざ波立っている。


近づいてみると
カワウが魚を捕っている。


まさに縦横無尽に
泳ぎ回って魚を
追いかけている。


目の前で見る
カワウの狩りは
迫力満点
見ごたえがある。


魚をくわえると
水面に顔を出し
飲み込んでいる。


水中で飲み込み
続けて狩りをした方が
効率は良いと思うのだが。


水を一緒に飲み込みたく
ないのだろうか?


あっという間に
5匹ほどの魚を
飲み込んだ。


コサギやアオサギが
魚を捕らえる姿は
微笑ましく思うのだが
カワウに捕らえられる魚は
可哀そうに思ってしまう。


人間の感情って
甚だ勝手なものだ!





贅沢な名前 ヒイラギナンテン

2019-01-20 07:14:51 | 日記
公園で一株だけ
ヒイラギナンテンの花が
咲いている。


いつもなら
もう少し暖かくなってから
花を見た気がするのだが。


毎年花が咲くと
しゃがみ込んで
細い草を突っ込み
雄しべが動くのを
飽きずに見る
楽しい花なのだ。


写真を撮った後
いつものように
雄しべを動かそうかと
思ったがやめた。


この時期
無駄にエネルギーを
使わせるのは
可愛そうだからだ。


ヒイラギは節分の日に
活躍する木。


葉にはするどい棘があり
鬼を追い払うための
魔除けに使われる。


家の庭の北東の隅
表鬼門に植えたり
玄関先に “鬼門除け” として
植えられたりする。


ナンテンは
難を転ずる(難転)に通じる
縁起のよい木とされ
庭の南西(裏鬼門)に
植えられていることが多い。


そんなふたつの名前を
贅沢にあわせ持つ
ヒイラギナンテンは
厄除けと福を呼ぶダブル効果が
あるのかと期待したが
そんな話はまったく聞かない。


台湾や中国
ヒマラヤが原産で
日本には江戸時代になってから
薬用・観賞植物として
導入されたらしい。


古くから日本に生える
ヒイラギやナンテンには
まだまだ遠く及ばないと
言うことなのだろう?!




ご馳走にありつけた!

2019-01-19 07:32:32 | 散歩道の鳥たち
昨年以来
散歩道の公園では
冬の枯れ野が
広がっていた。


昨日から
市のシルバー人材センターの方々が
草刈りを始めた。


夏の草刈りは
毎年2度ほど
行われているが
この時期に
やっていただろうか?


年度末が近づくと
各地で道路が
掘り返されるのと同じで
今年度の予算が
余ったのかも?と
考えながら歩いていると
スズメが一斉に飛び立った。


すぐ上の枝垂れ桜から
早く通り過ぎてくれよ!
と言いたげに私を
見下ろしている。


そうはいかないんだよと
カメラを取り出し
できるだけ気配を消して
立ち止まった。


我慢しきれなくなったのか
1羽のスズメが
チュンと鳴きながら
舞い降りた。


ファーストペンギン
勇気あるペンギンのことを
聞いたことがあるが
ファーストスズメもいるのだ!


あとを追うように
たくさんのスズメたちが
舞い降りてきた。


ざまあ見ろ!
我慢比べに勝ったぞと
思いながら何枚か
シャッターを切った。


盛んに草刈りのあとの
地面をつついている。


エノコログサなどの種子が
たくさんこぼれているに
違いない。


この時期
スズメたちにとって
思わぬご馳走だったようだ。



「ファーストペンギン」とは
集団で行動する
ペンギンの群れの中から
天敵がいるかもしれない海へ
魚を求めて最初に飛びこむ
1羽のペンギンのこと。
転じて
その“勇敢なペンギン”のように
リスクを恐れず
初めてのことに挑戦する
ベンチャー精神の持ち主を
米国では敬意を込めて
「ファーストペンギン」と呼びます。(日本の人事部 ネットより)


梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

2019-01-18 07:16:29 | 日記
梅が一輪咲いた!


正確には
2輪咲いていたのだが
嬉しくなった。


今年は
一輪ほどの暖かさ
どころではない。


大阪の最高気温は
10℃を越える日が多い。


北海道や東北地方の
天候や気温を考えると
のんきに一輪ほどと
浮かれていては
失礼なのだが
やはり浮かれてしまう。


ロウバイ
ボケの花を見つけたので
梅はまだかいな?!と
のぞいて見ると
太い枝のすぐそばの
白い花が目に
飛び込んできた。


万葉の昔から
花と言えば
梅を指すほど
愛されていた花。


万葉集には
200首近くも
梅を詠んだ歌が
あるそうだ。


2輪だけだったので
写真の撮りようがなく
証拠写真だけ収め
家で梅のことを
調べてみました。


ネットで検索すると
梅の別名・異称の
多さに驚きました。


ご存じの名前
いくつあるでしょう?


好文木(こうぶんぼく)
木の花(このはな)
春告草(はるつげぐさ)
匂草(においぐさ)
香散見草(かざみぐさ)
風待草(かぜまちぐさ)
香栄草(こうばえぐさ)
初名草(はつなぐさ)
花の兄(はなのあに)
風待草(かぜまちぐさ)
百花魁(ヒャクカカイ)
香雪(コウセツ)など


春告草は桜の別名だと
覚えていましたが
梅にも使われるのですね。


樹木に草と言うのも
不思議な話です。




餌不足? 川に鳥が目立ちます

2019-01-17 07:25:06 | 散歩道の鳥たち
いつもの川沿いの散歩道
鳥の姿が目立ちます。


もちろん
馴染みの鳥たちです。


コサギは
川沿いの柵の上が
お気に入り
決まった時間に
同じ場所で
見かけますので
同じ子のようです。


見ていると
時々舞い降りて
魚を捕らえ食べると
また所定の場所に
戻るようです。




アオサギには
定位置がないようで
冷たい水の中で
立ち尽くしています。


時々首は動かしますが
じっと水面を眺め
魚を狙っています。


その辛抱強さは
〝おしん″さながらです。
(ちょっと古すぎますね?!)


しつこくカメラを
向けていると
邪魔くさそうに
フワァーと飛び上がり
10メートルほど先に
舞い降ります。


私が向かう方向ではなく
歩いてきた方向に
飛び去るのでなかなか
やるなと思ってしまいます。


コサギもアオサギもこの時期
餌探しは大変だと思いますが
魚の豊富なこの川で
命をつないでほしいと
思います。


木瓜の花も咲いています

2019-01-16 07:14:41 | 日記
先日ロウバイの花1輪
咲いていた公園で
茂みの中に入ってみると
木瓜(ボケ)の花が静かに
咲いていた。


去年は1月20日
一昨年は1月26日に
ボケの花を
アップしているので
今年は開花が
早いことになる。


以前見た花は
雌しべがなく
雄しべだけの雄花が
多かったが
今年咲いている花はすべて
雄しべ雌しべの揃った
両性花ばかりだ。


雄花が多いか
両性花が多いかは
同じボケの木でも
年によって違うと
言うことなのか?!


こんなところで
花を咲かせていても
誰も見てくれないのに
と思うのだが
ボケにとっては
知らぬことだろう。


夏目漱石は木瓜の花を
「紅だか白だか要領を得ぬ花が安閑と咲く」(草枕)
と評している。


まさにこのボケの花
安閑と咲いている。







ジョロウグモ 成虫で越冬するの?

2019-01-15 07:29:48 | 昆虫など
散歩道の刈り込まれた
ユキヤナギの上に
ジョロウグモが
巣を張っている。


秋には散歩道で
ジョロウグモの巣を
たくさん見かけた。


先日は大阪も
氷点下近くまで
気温が下がった。


この時期に
ジョロウグモのメスが
巣を張っているのを
初めて目にした。


確か
ジョロウグモは真冬前に死んで
卵は卵のうの状態で
越冬するはずだ。


餌らしきものが
糸でぐるぐる巻きにされ
巣の中心近くにあるので
この時期でも巣にかかる
昆虫はいるのだ。


温暖化の影響で
このまま春まで
生き延びるのか
それとも寒さで
死んでしまうのか
見守っていきたい。


ちなみにジョロウグモ
身分の高い女官
上臈(じょうろう)から来たのか
遊女の女郎から来たのか?


漢字は女郎蜘蛛なのだが
美しい模様を眺めていると
上臈蜘蛛かもしれないと
思えてきた。







ロウバイが1輪咲きました

2019-01-14 07:31:38 | 日記
散歩道の公園
毎日見ている
ロウバイの木がある。


ブロ友さんのブログでは
続々とロウバイの
花の便りが届くのに
このロウバイの木は
どうしたのだろうと
毎日眺めていました。


昨日ようやく1輪だけ
花を咲かせてくれました。


まだ完全に
開ききっていませんが
顔を近づけると
わずかに香ります。


隣のウメは
大きく蕾を
膨らませていますが
開花には
まだ数日かかりそうです。




ウメの木の下に
花の少なくなる初冬に
元気をもらっていた
ツワブキが綿毛になって
揺れています。


刈り込まれた
シャリンバイの葉の上に
何か白い物が落ちています。


近づいてみると
シャリンバイの花が
1輪咲いています。


これから厳冬期に
向かうと言うのに
何をどう
勘違いしたのでしょう?


帰って
ネット検索してみると
シャリンバイは11月ころ
狂い咲きの花をつけることが
多いようです。


それほど不思議なことでも
ないようなので
少し安心しました。





淡路島・四国の旅

2019-01-13 07:31:57 | 日記
お正月休み?を利用した
淡路島・四国の旅は
暖かく好天に恵まれ
無事終わりました。


今年で2年目
お正月に兵庫のハワイ?とも
呼ばれる淡路島に
渡っています。


神戸と淡路島を結ぶ
世界最長のつり橋(1991m)
明石海峡大橋を渡れば
アクセスは抜群。


古事記や日本書紀によると
日本列島で最初に生まれた島
と言う伝説がある島です。


美しい海に囲まれ
温暖な気候で
古来より伊勢志摩に並んで
御食国(みけつくに)と呼ばれ
朝廷に食料を献上してきました。


玉ねぎをはじめ
淡路牛やハモ
三年フグなど
海の幸にも
恵まれています。


慶野松原に代表される
播磨灘に沈む夕陽は
「日本の夕陽百選」にも
選ばれるほどの
美しさです。


来年も何もなければ
また淡路島を
訪ねているかも
しれません。


これだけ宣伝したのだから
淡路島の観光大使に!
と声がかからないかな?(笑)












うだつの上がる町 脇町

2019-01-12 07:50:09 | 日記
鳴門市から
吉野川沿いに
西へ50キロほど行くと
美馬市脇町に着きます。


四国の交通の要衝で
古くから
藍の集散地として
栄えた町です。


重要伝統的建造物群保存地区に
指定された古い建物が残っており
『うだつの上がる町』として
有名です。


「うだつが上がらない男」
なかなか出世できない人を
表現した言葉ですが
ここ脇町はうだつが上がる
町なのです。


うだつ(卯建)と言うのは
隣の家との境界に
暴風・防火目的で
造られた小さな仕切り壁を
言うのです。


うだつを設置する(上げる)ためには
それ相当の費用がかさみ
裕福な家でないと
出来なかったことから
出世できないことを
うだつが上がらないと
表現するようになったと
言われています。


古い町並みを歩いていると
江戸時代にタイムスリップしたような
錯覚を覚えます。


古民家をうまく利用した
お店やカフェが
たくさん並んでいます。


およそ400mほどの
うだつの町並みの終点
大谷川の川向うに
ぽつんと建つ劇場が
オデオン座です。


この劇場は
山田洋次監督
西田敏行主演の
「虹をつかむ男」の
ロケの舞台になりました。


三度目の訪問になる
脇町ですが
何度来ても
飽きない街並みでした。


ちなみに
岐阜県美濃市加治屋町も
うだつの上がる町として
有名です。(岐阜県のためにコマーシャルです)