木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

贅沢な名前 ヒイラギナンテン

2019-01-20 07:14:51 | 日記
公園で一株だけ
ヒイラギナンテンの花が
咲いている。


いつもなら
もう少し暖かくなってから
花を見た気がするのだが。


毎年花が咲くと
しゃがみ込んで
細い草を突っ込み
雄しべが動くのを
飽きずに見る
楽しい花なのだ。


写真を撮った後
いつものように
雄しべを動かそうかと
思ったがやめた。


この時期
無駄にエネルギーを
使わせるのは
可愛そうだからだ。


ヒイラギは節分の日に
活躍する木。


葉にはするどい棘があり
鬼を追い払うための
魔除けに使われる。


家の庭の北東の隅
表鬼門に植えたり
玄関先に “鬼門除け” として
植えられたりする。


ナンテンは
難を転ずる(難転)に通じる
縁起のよい木とされ
庭の南西(裏鬼門)に
植えられていることが多い。


そんなふたつの名前を
贅沢にあわせ持つ
ヒイラギナンテンは
厄除けと福を呼ぶダブル効果が
あるのかと期待したが
そんな話はまったく聞かない。


台湾や中国
ヒマラヤが原産で
日本には江戸時代になってから
薬用・観賞植物として
導入されたらしい。


古くから日本に生える
ヒイラギやナンテンには
まだまだ遠く及ばないと
言うことなのだろう?!