心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

断酒74日目 執念

2021年12月12日 14時07分00秒 | 断酒日記
昨日テレビを観ていてちょっと執念を
感じたことがありました。
何の執念かというと、飲酒に対しての執念です。

2年前にアルコール依存症と診断され、
お酒が切れると手が震えるという男性が
紹介されていました。
居酒屋で働いていて、手が震えながらの盛り付けが
絶妙な塩梅になり、お客さんに好評らしいです。

驚いたのは、手が震えるほど重度のアルコール依存症でありながら、
「お酒はやっぱりやめられないですね」
と言いながらお酒を飲んでいるところでした。
うーん、そこまでして飲みたいのか。
まぎれもなく「愚か」の一言ですが、
同時に「飲酒に対する執念」を感じずにはいられませんでした。

断酒を決意する理由は人それぞれだと思います。
ふくたまのように、病気の治療で服用する薬のためであったり、
このテレビで紹介されていた男性のように、アルコール依存症と
診断されたり、または、ものすごくひどいことをやらかしたりと。

その中で、アルコール依存症と診断されるのが、
一番断酒に踏み切りやすいように思えます。
病気の原因がアルコールであることが明確ですし、
アルコールを断たない限り治療が望めないからです。
ただ…書籍やネットを見ていると、「一番断酒に踏み切りやすい」
というふくたまの推測は誤りであることがよく分かります。
医師からアルコール依存症の診断を受けるということは、
依存症がかなり重度の状態であり、アルコールを断つのが
非常に困難な状態だと思われます。
強制的にお酒が飲めなくなるアルコール依存症専門病院に
入院している間は、飲まないでいられるのですが(飲めないですしね)、
退院するとスリップ(再飲酒)してしまうケースが多々あるようです。

テレビで紹介されていた男性の年齢は、
ふくたまと同じぐらいの40歳前後に見えました。
自分と同じぐらいの年齢でも、あそこまで重度の
依存症になることもあるんだと、とても恐ろしくなりました。
と同時に、お酒をやめてよかったとも思いました。

毎日のように飲酒を続けていたら、
いずれはこの男性のようになっていたかもしれないと
思うととても怖くなります…

断酒を始めるなら、まだ飲酒に対する執念が
大きくないうちから始めた方がいいと改めて思った
昨日のテレビ放送でした。