心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

損して得を取る

2011年01月31日 15時30分51秒 | お仕事
今日もお家で休養中。

次回出社は明後日 水曜日でほぼ確定しました。

それまで暇~。

この前、客先作業と、自社作業を比較し、客先作業の方が優れていると書きました。

客先作業が自社作業に勝る点について、もう少しだけ書きたいと思います。

客先作業の最大のメリットとして、「仕様の認識違いが防げる」というのがあると書きました。
これは非常に重要なことなんですよ。

システム開発をする場合、一般的にはざっくりと以下のような流れになります。
1.設計
  ↓
2.プログラミング・単体テスト
  ↓
3.結合テスト
  ↓
4.総合テスト

よく、「プログラムをお客さんに納品できた。やったー。」なんて言いますが、
だいたい2.までの作業を指すことが多いです。

でも、システム開発には3.結合テスト、4.総合テストというのが待ち構えています。

自社開発で恐ろしいのは何といっても、3.4.で仕様認識違いが露わになり、
プロジェクトが火を噴くところです。

私が以前名古屋でやっていたプロジェクトは、
1.設計 3か月
2.プログラミング・単体テスト 5か月
3.結合テスト 7か月
4.総合テスト 3か月
ぐらいで、それぞれの期間作業をしていました。

よくシステム開発のメインはプログラミング(コーディング)と思われる方がいらっしゃい
ますが、実はそれ以上に、3.4.のテスト期間の方が長くなることがおおうにあるのです。

仕様認識違いのまま突入した結合テストは本当に悲惨なものです。
お客が作った結合テスト仕様書の期待値通りに、ものが作られてないのですから。

ここで
お客:仕様通りに作ってない。今すぐ直せ!
自社:設計書やQ&Aのやり取り通りに作った。仕様変更だ。金よこせ!
と泥沼状態突入!

キャ~~、いやだーー。

ちなみに仕様変更とは、設計書等の内容が書き換わり処理が変更になったり、機能が追加に
なったりすることで、もちろんこれはお金がもらえることになります。

一番ネックになるのは仕様変更でもなんでもなく、ただの内部のゴダゴダなので、
お客さんのお客さん(クライアント)からは一切お金がでないこと。

どこからもお金が出ないわけで、お客さんも強硬姿勢で修正を迫ってくるのは当然です。

これで名古屋の時は何度地獄を味わったことか…。

ホントに地獄だったんですよ。

いやホントに(しつこい)。


もうそれこそ本当にお客さんと闘いになるんですよ。

 1.あのQ&Aでこう書いてあったから、こう作った!

 2.あの打ち合わせだれだれが、こういったからこう作った!議事録も残っている!

 3.この設計書にはそんなこと書いていない。だからすべて仕様変更だ!

て感じで、お客さんにお金を要求しなくちゃなりません。

全部バグ(瑕疵)扱いされて、無報酬でプログラムを直していったら、プロジェクトは赤字を
垂れ流し続けます。

それを少しでも食い止めるため、お客に対しひたすら仕様変更を要求。

名古屋の時はこれをやり過ぎて、お客様からたいそう忌み嫌われたものです。(妖怪人間か)

それがあつれきとなり、名古屋の現場でずっと指揮を取っていた私、及びメンバーは
死ぬ思いをしてきました。

事業所で離れて作業しているマネージャ達は気楽なもんなんですよ。
「お客のいいなりにならず、仕様変更取ってこいよ!」みたいな感じで私に要求してくるん
です。

中には「確かにこれは仕様変更だ」と言い切れるものあります、ただそれ以上に
「これはうちの会社が悪いんじゃねえのか~?」と思えるものの方が多いんです。

そうなると、
ふくたま 離れた場所で作業しているマネージャ
の図式になるわけです。

私も自社が潤うようにやりたいです。でも、技術者としてそんなの気づいて当然だろ~、
てか絶対に要求通りません、みたいなものまで仕様変更として要求してくるからタチが悪いのです。

まぁ結構つっぱねましたね、私…。

これで私は自社からさんざん悪者にされるわけですが。。。


おっと話がずれているような気がしますが、とにかく誰だってこんな泥沼嫌だから、
開発段階からお客と綿密にやり取りはしているんですよ。

でも、やはり自社作業では限界があるのです。

今のプロジェクトは客先作業だから(これだけが理由ではありませんが)、
結合テスト、総合テストでどの沼のやり取りってのは発生しなかったんですよ。

プロジェクト全体としてもコストがかからないし、
予定通りスムーズに進むし、余計な管理作業に手間をかけることもないしと
いいことづくめなのです。

滞在費を浮かせることだけを考えていると、私の名古屋の時みたいに、結合テストで
その何倍、いや何十倍のコストがかかることになるかもしれません。

何より、泥沼状態になった時、お客さんとの関係にヒビが入るのが最大のデメリットだと
思います。

そうなったら、100%誰もいい思いをしません。

みんなで仲良く

やっぱストレスなく、楽しく、真剣に仕事したいですね!

治りました

2011年01月30日 10時20分03秒 | その他
今朝、熱を測ると35.9度、寒気なし、ダルさなし、関節の痛みなし!

完治しました

この三日間、家でひたすら寝てました

病気をすると人間気が弱くなりますね~(汗)

こんな大事な時にインフルエンザになるなんて、自分はなんてダメ人間なんだ…(涙)

みたいな(笑)

一人暮らしでインフルエンザってのは本当にキツイものがあります。

今は精神的にもすっかり元に戻り、「いつもの~、僕さ~♪」って感じですよ
(何の歌でしょう?)

インフルエンザの場合、一般的に完治してから48時間以上は出社を控えなければなりません。

お客さんのガイドラインを確認してもらっている途中なので、まだ正確なことは
分かりませんが、次に出社するのは火曜日以降になります。

それまで、ゆっくりと休みますね

久しぶりに…

2011年01月28日 21時13分14秒 | その他
昨日の昼からちょっと具合が悪く、夜中は起きているのか
寝ているのかわからない状態でうなさました。
あ~、こりゃインフルエンザになっちゃったなと、朦朧と
する中そう思いました。

でも朝になると熱は下がっている様子。でも会社に行ける
状態ではないので、お休みをもらい病院に行きました。
先生に昨日の夜の様子を伝えると、そりゃインフルエンザ臭い
ね~と言われさっそく検査。

結果はやはりインフルエンザでした。

インフルエンザになるのは確か社会人一年目の九年前以来です。

幸いにも熱はそれ程ありません。

ゆっくり寝ますね。

ふくたまのスタイル

2011年01月27日 15時00分27秒 | お仕事
今日は出社する予定でしたが、昨日の徹夜明けの休みだけでは疲れがやはり癒えておらず、
仕事はサブリーダーに任せ今日一日お休み取らせてもらうことにしました。

こんなにゆっくりした休みをもらうのは、一月の仕事始めから、初めてのような気がします。

昨日自分で書いたブログを読み直してみると、私はC社が協力してくれなかったことを
かなり根に持っているのが分かります。

一昨日私がお客のD課長に「C社に文句のメール出したい。いいですか!?」と確認を
取ると、D課長から「C社には私の方から再度文句を言っておく。抑えてほしい。」と
なだめられました。

C社とはとりあえずしばらく付き合いが続くので、感情に任せ怒りのメールを送らなくて
良かったと今はちょっと思っています。

ただ、次に進捗会議でC社のリーダーと会って、自分たちの作業遅れの理由を
「ふくたまさんの会社のソース展開が遅れたから」とか言われようものなら、
「その遅れた原因は誰のせいだと思っているんだ!あんたらの作った結合テスト仕様書、
あれは何だ。単体テスト仕様書じゃないか!あれでお客さんからお金を取ろうなんて、
技術者として恥ずかしくないのか!」とたぶん、いや絶対私はブチ切れます。

私はかなり穏やかな性格なんですよ。仕事で人ともめるなんてことはまずなく
(メンバーに対したまに怒ることはあります 笑)、誰よりも良好な人間関係を築く
ことを大事にしています。

みんなで仲良く、みんなで協力

というのが私のモットー。

よくお客と闘わなければダメだなんて言われることはあるのですが、何故闘わなければ
ならない?協力すればいいじゃんと言い返します。

いいように利用され、自分の会社が被害をこうむるときは、もちろん反抗しなければ
なりません。
でもそうでなければ、頼まれたらなんでも
「ハイ、やります!やらせてください!自分にできることが増えて嬉しいです!」と
快く引き受けるのが自分のスタンス。

「ふくたまはお客のいいなりだ」なんて陰口をたたかれてるのはたまに耳にします。

でもそういう人達は大抵お客から嫌われています。

お客のお願いを断れば、作業的には楽になるのは分かります。

でもそれは一時のもの。

お客から見捨てられるのは時間の問題なのです。C社のようにそういうパターンは
何度も目にしてきました。

人がお願いをしてくるとき、それは期待してくれているのです。
「この人だったら、解決してくれる。うまくやり遂げてくれる。もしそうじゃなくても、
何かしら答えを返してくれる。」という気持ちがあるはずです。

だから、私は頼まれた時、自分にできる精一杯の回答を返します。

私もバカじゃないので、いいように利用してやろうなんて、下心があればすぐに分かるので、
そういうときは、何かしら理由を付けて断る時はあります。

お客から嫌われると苦労するのはメンバー達なのです。
特に今みたいに、客先に常駐して作業をしていると、嫌われると精神的なストレスは
相当なものです。

名古屋で一緒に苦労を味わった一月から入った新メンバーに聞いてみると、
「今はお客さんからとてもよくしてもらえて、精神的ストレスが全然ないです。
名古屋の時とは大違いですよね…。」
と言ってくれます。

それを聞くと、私は嬉しくなります。

自分のやり方は間違ってないんだと思う瞬間です。

私のやり方には賛否両論あるでしょう。
ただ、私がリーダーをやり続ける限り、このやり方を変えるつもりはありません。


「客先に常駐して作業」と書いたついでに一つ。

システム開発では、一括請負(期日までに決められた成果物を納品する)というもの
があり、その作業形態は大きく分けて二つあります。

1.今回うちの会社のように、お客さんのビルに入り、そこで開発する形態。

2.自社に持ち帰り、自社で開発する形態。

2.の利点はなんといっても、滞在コストがかからないこと。
今私は会社がアパートを借りてくれていて、2.であれば私は福岡の実家から福岡の
事業所に通勤できるので、そのアパート代はまるまる浮くことになります。
また、自社で作業をするので、お客さんからのプレッシャーがかからないというのも
あるし、うちの会社ではまずないですが、別の案件をかけもちするというのも、
たまに耳にする話ではあります。(その場合担当者は死ぬ思いをするハメになります)

では、1.の客先常駐と、2.の自社開発、どちらがいいか?と問われれば、私は
間違いなく1.客先常駐と答えます。

なぜかというと、
お客さんと常にコミュニケーションをとることができ、仕様の認識違いが防げる
に尽きます。

2.自社開発であれば、電話やメール、たまに出張で出向くぐらいしか、仕様を確認する
手段がありません。
でも私は嫌なんですよね。文章や電話だけだと、どうしても認識違いがでちゃうんです
よね。
C社は2.自社開発の形態をとっており、いい例だとよくメンバーに話します。

メールだとレスポンスが落ちるというのも欠点です。

もう一つは温度差ができること。客先(現場)の修羅場的な空気のもと、いつも作業を
していれば、今何をしなくちゃならないか、今何を必要とされているか!が
良く分かります。
自社で開発をしていると、どうしてものほほんとなるんですよね。まぁすべてが
そうだとは言い切れないのですが、まず客先常駐より意気込みは落ちるでしょう。

やはり常に顔を合わせて、会話するというのが重要だと思っています。

ただ、既婚者の場合は家族に会える回数が大幅に減るというのが最大のネックですよね。
今私は幸運にも(???)独り身なので、そのネックはありません。

気が付いたら長々と書いちゃいました。
では、引き続き休日を満喫します。

技術者として…

2011年01月26日 15時54分27秒 | お仕事
今ようやく家に帰ってきました。

前回のブログで書いた件はなんとか期日に間に合い、成功させることができました。

正直その時点では1/25までに作業を完了させる自信は全くなかったんですよ。
でもやらなきゃいけない。
自分を鼓舞するように、ブログを書いていました。

以前名古屋で働いていたとき、お客の部長さんからよく
「何か無理だと思えるような仕事が舞い込んできたとき、できない理由を探すんじゃなく、
成功したところを思い描き、成功するにはどうしたらいいか考えるんだ。
何が何でも成功させるという強い気持ちを持って、作業にあたるんだ。」
言われていました。

この四日間、何度もその言葉を思い起こしていました。

今日の明け方、プログラムをお客さんに納品した時、やりきったんだ…と
達成感が湧き上がってきました。

粘り強く、辛抱強く、そして何より決して諦めずにやり通しました。

順調にいったかというと、全然そうじゃなかったんですよね~。

ちょっとこの四日間を振り返ってみたいと思います。

【1/22(土) 序章】
まず、1/22(土)はメンバーのAくんと、Bくんに単体テストをやってもらいながら、
私はプログラミングと、単体テストで出たバグをつぶすという体制で作業していました。
本当はその日に終わらせる予定でしたが、いろいろな別作業が舞い込んできて、
結局作業は終わらず。

やむなく、1/23(日)は私一人だけでなく、Aくんと、Bくんにも出社してもらうことに
なりました。徹夜するつもりでしたが、二人に協力してもらうことになったので、
とりあえず、午前4時まで作業をし、椅子を並べそれに寝そべり睡眠。


【1/23(日) 転落】
1/23(日)は二人が出社するまで、昨日出たバグの改修をし、何とかそれは終わらせました。
そして、昨日と同じように私:プログラミング、Aくん、Bくん:単体テストで作業を開始。
次工程の結合テストは1/24(月)、25(火)の二日間。早く単体テストまで終わらせ、
結合テスト仕様書を書かなければ…と思いながら作業していると、ふとC社さんは
その二日間何人テスターを出せるんだろう?確認しておいた方がいいなと思いました。

この案件は私の会社だけでなく、何社かで担当しています。
結合テスト期間はうちの会社からAくん、一人ぐらいC社さんから出してもらい、
共同でテストを実施することになっていました。

すぐにC社のリーダーCさんに電話しました。

私:明日からのテストについてですが、御社は何名出す予定ですか?

Cさん:え??もう弊社担当分の結合テストは実施しましたよ。

私:え??実施した??

Cさん:はい、だから弊社担当分は実施し終わったんですよ。

私:いや、テスト実施は24、25日ですよ。

Cさん:いや、まぁとにかく弊社担当分は終わったんですよ。仕様書兼成績書をサーバーに
    アップしているんで見て下さいよ

(しばらく確認…)

私:今見ましたけど、テスト項目数が足りていませんよ。てかこれ結合テスト仕様書
  じゃなく、単体テスト仕様書になっていますよ。しかもNGが出て残っている
  じゃないですか。

Cさん:NGはうちの作ったプログラムが原因が分からない。御社にあるかもしれない。
    とりあえず、もううちは24、25日はもう人出す予定はないですよ。

私:ちょっと待って下さい、このNGは明らかに御社担当のプログラムに原因が
  ありますよ。
  (詳しく説明)
  というかこれは結合テスト仕様書として認められるレベルじゃないですよ。
  これをお客さんに出すと激怒されますよ。

Cさん:はぁ、結合テスト仕様書になっていないと?
   (↑詳しく説明したが、仕様を理解していないため意味が全く伝わらない)

私:とにかく、私の方で御社担当分の結合テスト仕様書も作って差し上げますから
  24、25日は人を出して下さい。

Cさん:いやもう、うちは出ませんよ。

何度かやり取りしてラチがあかないと思い、私は電話を切り、我々の発注元に電話し
C社さんをどうにかしてください!とお願いしました。

発注元もC社がテスト仕様書作り予定前に勝手にテストを実施したことに怒っており、
それは冗談じゃない、すぐにC社に電話する!といってC社と話をしてくれました。

でもC社は頑なに拒み続け、結局保留に。

C社から人がこなければ、とても二日でAくん一人で終わるテスト量ではない…。
急遽Bくんにもテスターとして明日は作業場所に行ってもらうことにしました。

時刻は午後10時。ようやく単体テストが終了しました。
Aくん、Bくんの協力なくして、納期ギリギリの単体テスト終了はありえませんでした。
土日なのに文句一つ言わず、作業してくれてありがとう…。感謝しているよ。

二人が帰るのを見送り、さてこれから結合テスト仕様書作成開始!
テストは明日午前9時より開始されるので、それまでに作り終える必要があります。

午前2時、私の会社の担当分のテスト仕様書を作り終えました。
ここでちょっと迷ったんですよね。C社の分まで作るかどうか。

やる気がなく、このプロジェクトに非協力的なC社のために作ってやる必要があるのか?
と思い、もう寝ようかと思いました。

でも、やはりC社が作った結合テスト仕様書で品質が保持できるはずがない。
「結合テスト」仕様書になっていないんだから。

この案件は12月から私がずっと一人で全社分の基本設計、詳細設計を100時間ぐらいかけ
担当してきたもので、C社は私の指示に従って4、5時間プログラミングしただけに
すぎません。

この案件は自分のSE人生の中で最も難しい案件だったと思います。
徹夜を繰り返し苦労してお客さんに承認を得た仕様だけに、思い入れがC社の何百倍
もあります。
この案件最後の確認である結合テストを(総合テストは全く別会社が担当)、
こんなふざけたもので終わらせたくない!という思いが湧き上がってきました。

C社のテスト仕様書は全て破棄!作るぞ!と決心し、何とか午前5時に作成が完了
しました。

これでようやく、明日午前9時からの結合テスト開始に間に合う…。

安心した私は椅子の上で気持ちよく眠りにつきました。


【1/24(月) 決意】
午前7時。椅子の上からむくりと起床。

睡眠時間は2時間。1月に入ってからまともに睡眠をとっていない。

眠い…。

でも月曜日は午前10時から毎週定例の進捗会議があります。
この案件に全パワーを使っているので、進捗資料を作っておらず、あと3時間で作り
上げなければなりません。
午前9時半になり何とか作成完了。

作ってみると、やはり全体的に遅れが生じている。
お客の部長さんから怒られるかな~。でも、他の会社さんの分もやっているし。
まぁとりあず乗り切ろう、と思った矢先、お客のD課長からみんな忙しいから進捗会議は
中止という連絡が入ります。

嬉しいやら残念やら…。

Aくん、Bくんはテスト作業場所に乗り込み、ちょっと準備に時間がかってしまいましたが、
午後1時よりテスト開始!

二人は非常に優秀で信頼のおける技術者です。
予想していた通り、午後8時に我々の会社の担当分を消化しました。

これで明日は開発作業をやってもらうことができる、進捗遅れが少し取り戻せるなと
安心しました。

結局C社はこの日はこず。
リミットは明日まで。

発注元であるD社のD課長に電話で「明日C社さんにも来てもらい、C社さん担当分のテスト実施を
再度お願いしていただきたい」と依頼しました。

電話を切った後、私は「あのC社さんの強硬な態度から、明日も無理だろうな」と思いました。
期限の明日までに終わらなくても、終わらなかった部分はC社担当分。
うちの会社が文句を言われることは絶対にありません。

でも、我々は別会社同士が集まり作業していますが、チームとして作業をしているのです。
クライアントから見れば、それは一つのチーム(会社)であり、遅れが出ればチーム全体が
クレームを受けることになります。

今回の案件は翌月リリースの中でメインのものであり、これが遅れるとクレームどころの
話ではなくなってきます。

直接クレームを受けるのは発注元のD社さん。
D社は私をリーダーとして選出してくれ、この五か月間、私の会社とD社さんは持ちつ
持たれつの関係を築き、共に困難を乗り越えてきました。

D社さんは私の会社を非常に信頼してくれていて、明らかに他社さんとは違う扱いをして
くれています。
私の会社が大ポカをした時も、文句一つ言わずに、むしろ先頭に立って解決してくれた
こともありました。

私は自分の会社だけが文句を言われず、利益を出したとしても、プロジェクト全体として
クレームを受ければ決して成功したとは言えないと考えています。

趣味や遊びではなく、ビジネスだから自分の会社の利益を最優先に考えるのは当然の
ことです。

でも大事なのはそれだけではないと思っています。


私と、私の会社がD社さんから受けた恩は…。

品質保証はどうなるのか…。

そんな思いが私の頭の中をよぎります。

そして何より、

技術者として…。

私は意を決し、D課長に電話しました。

「明日やる予定のC社担当分のテストを、私の会社にやらせてください。」


【1/25(火) 終焉】
25日はAくん、Bくんともに開発作業をやってもらう予定でした。
でも、結局私の判断でテスト作業場所に残り、C社分のテストをやってもらうことに
なりました。

前日Aくん、Bくんには
「このままでは品質が保証できない。C社分のテストまでやってこそ、この案件の品質が
 保証できる。
 これまでうちの会社が苦労して設計をして作り上げてきたものを、こんな程度の低いC社
 作成のテストで終わらせたくない。
 私が今日の朝までかかって作ったC社分のテストを実施してこそ、お客さんに品質を保証
 していますと言い切れる。
 わがままを言って申し訳ないが、C社分のテストを明日二人で実施してほしい」と
お願いしました。

二人は私の思いをくみ取ってくれ、快く了承してくれました。

リミット最終日。納期を守れるかどうかは二人にかかっています。

うちが開発した個所ではないため始めは操作に慣れず苦労していたようですが、
二人ともさすがといか、午後からスピードアップし、次々にテストを消化していきます。

C社がプログラミングしたところでバグが発見されましたが、C社に投げると時間だけが
かかるので、私が即座に改修。

そんなやり取りを繰り返し、午後6時に無事テストは終了。

D課長に電話で無事テストが終了した旨を報告。

その後、いろいろな作業があり、結局昨日も会社に泊まりました。

今日の朝9時にD課長をはじめ、D社さんの社員の方々に「結合テスト結果報告」の
メールを送信しました。

そのメールを送信した直後
「ああ…、本当に終わったんだ…。」と、実感がわいてきました。


【最後に】
Aくん、Bくんには本当に感謝しています。
技術者としての考え方を共有できるというのは幸せなことです。

私とC社の考え方は相混じり合うものではなかったんだと思います。

納期を死守できた。
とにかく、安堵感でいっぱいです。

今回自分が取った行動は本当に正しかったのか分かりません。

自分の会社の進捗を遅らせてまで、自分の会社以外の担当分を肩代わりしたことになります。

私の取った行動は本当に最善だったのか分かりません。

でも私は今回私のチームが取ったこの一連の行動を心から誇りに思います。

技術者として…。

踏ん張りどころ

2011年01月22日 00時50分02秒 | お仕事
四日ぶりにようやく家に帰ってきました。

さっき体重計に乗りました。

「31」と表示されていました。

体重計は生年月日が入力できるもので、自動的に年齢を計算してくれます。

皆さんから届いたおめでとうのコメントと、その「31」という数字を見て、
自分は31歳になったんだと実感がわいてきました。

マカロンさん、ヒサ坊さん、ケイさん、マー坊さん、お祝いコメント本当にありがとうございました。


明日も仕事です。
土日は徹夜になりそうです。

月曜日から結合テストが始まります。それまでに先週お客さんと合意をした案件の
詳細設計、プログラミング、単体テスト、そしてその結合テスト仕様書を作り上げなければ
なりません。

月曜朝一から結合テストはスタートするので、遅れることは許されません。
きっと次に家に帰ってくるのは水曜か木曜になるでしょう。

身体に無理なことをしているというのは分かっています。でも今はやるしかありません。


このプロジェクトは初期段階で結構な赤字が出てしまいまいた。
私の所属する事業所の所長はその責任を社長から責められ、「クビだ!」とまで言われました。

その後私がリーダーをやらせてもらい、所長や係長と常に連絡を取り合いながら顧客とやりとりし、
なんとか利益を確保できるようになってきました。

来週から始まる結合テストがこければそれもフイになってしまいます。
所長のクビがかかっています。

こんな状況ですが、仕事が楽しい、仕事が生きがい、この仕事しかないという気持ちは消えません。

むしろ大きくなって、その気持ちで自分自身が埋め尽くされそうになります。

名古屋でも「人生最大」と思えるような大変な時はありましたが、今回はそれ以上だと
思います。

名古屋のときと違うのは、周りの人から期待されているということ。
仲間やお客さんから感謝の言葉を言われる度に、力が湧いてきます。
自分には可能性があるんだと思える瞬間です。

楽しい

本当に今はその気持ちでいっぱいです。

次にブログを更新する時は、きっといい報告ができると思います。

京都小旅行

2011年01月16日 20時03分03秒 | お仕事
行って来ました京都!

この土日お休みを取って行って来ました。

画像は劇団四季京都劇場。

今やっている演目は「スルース」です。

初めて観る演目なので楽しみ~。

ではいってみましょう。

【本日のキャスト】


といきたいところなんですが、仕事の都合で観劇はできなかったんですよ(汗)

でも、京都のお友達と食事をしたり、とても楽しい小旅行となりました。

今日は近畿地方はかなり雪が降っていました。

本当に寒かったです。新横浜に降り立ったとき、思わず「暖かい」と思ったほどです。

今日は帰りがけ会社に寄る予定でしたが、雪の影響と寝坊で横浜に帰るのが遅くなったので、
仕事は出社してくれているメンバーに任せ二連休を取らせてもらいました。

この一週間はいつも以上に激務でした。

会社泊、大江戸温泉泊、会社泊、会社泊でした。

なぜこんなに忙しかったかというと、仕様が一部決まっていない個所があり、
その仕様決定、及び、顧客承認を何とか金曜日のお客さんとの打ち合わせで得なければ
ならなかったからです。

今の体制は

発注元 → 一次受け(A社) → 二次受け(私の会社)

といった感じです。

一次受けのA社さんのビルで、私の会社でチームを作り作業をしています。
二次受けは私の会社だけでなく、2、3社あります。

発注元からかなりダメ出しを受けた仕様であり、どうすれば発注元から承認が得られるか
私はかなり悩んでいました。

A社さんや他の会社さんを集め打ち合わせをしたり、毎日毎日午前2時ぐらいまで頭を悩ませ
ながら資料を作っていきました。

ふくたまの持てる力を全て注ぎ込みました。


金曜日の午後からいよいよ発注元との打ち合わせが始まりました。

この打ち合わせは週一で開かれており、年末からふくたまにもお呼びがかかるようになりました。
協力会社の中で参加しているのは私だけなので、ちょっと他の会社さんと差をつけさせてもらっています(エヘ)

精魂込めて作り上げた資料で、発注元に説明しました。

発注元の答えは…

「OKです。この仕様でお願いします。」

やったーーー。

何度もダメ出しされていただけに、A社のプロジェクトリーダーも喜んで下さっていました。

仕様が決まっただけなので、これから詳細設計書に落とし込むという作業があります。
だから、まだ気を緩めるわけにはいかないのですが、本当にほっとしました。

改めて僕は資料や設計書を作るのが大好きなんだなとも思いました。
作り上げた設計書は自分の子供のようなものです。
意味なく何度も何度も開いては、ニヤーってすることがよくあります。

プログラムにはあまり執着はないんですよね。
自分が作ったプログラムを読み返すことはほとんどありません。

そういう意味で私はPG(プログラマー)より、SE(システムエンジニア)向きなのかなと
よく思うことがあります。


今回の件については自分の限界を超えることができたと思います。

感謝

2011年01月09日 21時38分02秒 | お仕事
昨年末の話になりますが、無理を言って12月まで残ってもらっていた女性メンバーが
静岡に帰っていきました。

彼女は私と同じ9月頭にプロジェクトに加わり、私としては「同期」、みたいな意識を持っていました。

四か月間苦楽を共にし、他のメンバーには言えない悩みを打ち明けさせてもらったり、自分にとっては
特別な存在でした。

だから彼女がプロジェクトを離れるのは寂しいです…。

私が昨年彼女の送別会で冗談交じりに
『リーダーなんて嫌々やっているんだよ。○○くん、代わりにリーダーやってみない?』っ
て言ったことがありました。

すると彼女はすかさず
『ふくたまさんリーダー好きでやっているんでしょ 笑
 もし○○くんが、ほんとに「リーダーやります!」って言ったら慌てて止めるでしょ 笑』
とつっこみを入れてくれました。

彼女には自分のこれまでやってきたことをいろいろ話してきました。
だからふくたまの人間性をとてもよく理解してくれていました。

また、私は自分で結構細かい方だと思っていますが、意外と適当なところがあります。
仕事面では資料の細かいところとかめんどくさがって、よく見ないことがあるんです 汗。

いつもそのフォローをしてくれていたのが彼女でした。

彼女が抜けるとお客さんに話した時、お客さんはかなり難色をしめし、
「なんとか1月まで引き止められないか!?それが無理なら1月第2週まで
 それも駄目なら、ええい!第1週まででも何とかお願い!」
とお願いされました。

いろいろ水面下で工作し、何とかお客さんに12月末にプロジェクトを離れることを納得していただきました。

メンバーが一人抜けるということで、こんなに波紋があったのは初めてのような気がします。

このことからだけでも、彼女がどれだけ仕事に誠実で、周りから信頼されていたかが伺えます。

本当におつかれ様でした。

いや、その言葉よりも自分の気持ちを表す言葉があるなぁ。

それは「本当にありがとうございました」

また一緒にお仕事できることを、心から願っています。

ものは考えよう

2011年01月07日 22時44分47秒 | お仕事
4日から仕事が始まり、いきなり大江戸温泉泊+会社泊して、今日はようやく家に帰って
くることができました。

明日から三連休ですが、休みなしになりそうです。

年明けから忙しくなるのは予想していたので、覚悟はできていました。

年末年始しっかり休養を取ったせいか、仕事に対する集中力、やる気が全然違いますね!

三か月半の間尋常ではない稼働をしていたため12月中旬から下旬にかけてはグダグダだったのですが、
今年はスムーズに仕事をスタートすることができ身体の回復力に感謝しています。

明日も仕事ですが、その前に今年最初のボクシングに行ってきますね。

昨日ふと思ったのですが、今は身体のどこも痛くありません。

これまでは、足首、腰、肩、左手首のどこか常に痛めてたり、違和感を感じたりしていましたが、
それが完全に消え去っているのです。

なぜだろうと考えると、9月から12月の激務が頭をよぎります。

その期間は仕事に追われ、運動したいという気持ちはありましたが、実際に体を動かそうなんて
思いもしませんでした。

その四か月が僕の身体を休養させ、故障していた足首、腰、肩、左手首を完治させたのです。

激務の時は「大好きな運動をできないなんて僕はなんて不幸なんだろ」って思ってましたが、
違ったんですね。

幸運だったのです。

悲観的な状況におちいっても、それがよい結果を生むこともあるんだと改めて思いました。

しんどい状況になっても、自分にとってそれはプラスなんだと思える気がします。

四か月の仕事で身体を休めることができました。
年末年始の休養で精神を休めることができました。

今は心身ともに万全の状態です。

力が湧き上がってきます。

いいなー、こういう感覚って。

新年

2011年01月03日 16時20分02秒 | 遊び
明けましておめでとうございます

年末年始は六連休をとることができ、福岡に帰省してきました。

この仕事を始めて、仕事のことを考えずに実家でまったりできたのは、初めてのような気がします

昨年の年末年始は名古屋で大晦日まで仕事して、一人きりの正月。
休みは1月1、2日の二日間しかなく(しかも2日の休みは仮病 笑)、初詣にも行けませんでした。

今年は護国神社に行ってきましたよ!

しかも、おみくじは人生初の
大吉

中吉ぐらいが調度いい、なんて言いますが関係ないもーん
(中吉の人ごめんなさい)

お願いごとは3つしてきました

いつも帰省しては母から
「全然家にいない」と冷たい視線を浴びていたので、
今回はかなり「家にいて、夜ご飯を家族で食べる」ということを意識した帰省でした。

また、親友達と飲んで、ラーメン食べて、バッティングして、ボーリングして、パンチングマシンをしてと
ふくたまが大好きなコースを堪能できた帰省でもありました。
つきあってくれてありがとー

今日はお昼に横浜のアパートに戻ってきましたよ。

先々月の帰省では帰りのモノレールで「は~、仕事やだな~」って思ってましたが、
今回は「ゆっくり休んでリフレッシュできた頑張るぞ~
ってなっているから、その差は非常に大きいと感じています。

なにはともあれ、このブログに足を運んでいただいた皆さんに、実りある一年になりますように

よく分からないブログですが、今年も宜しくお願い致します。