心配ないさ~

ふくたまの日常生活のつぶやき

自信

2011年02月19日 13時41分46秒 | お仕事
今日は週に一度のお休みです。
(本当は出勤予定だったのですが、またメンバーに甘えお休みさせてもらうことにしました)

以前ブログで、自身最難の設計を行ったと書きました。

「京都小旅行」

徹夜を繰り返し、自分の持てる力をすべて出し切ったものでした。

自分では非常によいものができあがったと満足していました。

ところが…。

先週の話ですが、クライアントからクレームがきたのです。
しかも、クライアントのお偉いさんから。

お客さんのプロジェクトリーダーAさんに、クレームのメールを見せてもらいました。
「なんでこんなことになったのか?設計したのは誰なのか?
 設計のレビュー体制は万全だったのか?全面改修する方向で進めていただきたい。」

設計したのは私…。

この時、自分の中の自信が壊れていくのが分かりました。

私は設計力には自信があります。
自分の設計は優れているという自負があります。

それがあるから、この業界でやってこれたといっても過言ではありません。

「設計力」

それが自分が誇れる、そして、唯一すがれる最後の砦でした。

そして、その集大成として取り組んだのが今回の案件でした。

しかし結果は…。

設計がダメなら自分に何が残るのだろう。

………

ところがです。
昨日になってクライアントからの評価が180度大きく変わったのです。

「よく評価すると、この仕様はよくできています。改修の必要はありません。」

となったと、Aさんから連絡を受けました。

クライアントとしては、よく使ってみると、顧客要件を満たした非常にいいものだった
ということでした。

結局、二次開発での改修は一切なし。

失った自信がよみがえってきました。

私は声を詰まらせながらAさんに
「この案件は弊社が全力で取り組んだものです。そんなに悪いものを作ったとは
 思っていません」と話しました。

チームメンバーにこのことを話すと、みんなとても喜んでくれました。

この案件で苦労したのは私だけでなく、土日も休まず、単体テスト、結合テストを
実施してくれたメンバー全員なのです。

その時の様子は「技術者として…」で書きました。

「うちのチームが全力で取り組んだ案件なんだ。悪いものができるはずがない!」と
チームで喜びを共有しました。


現在二次開発中ですが、一次開発は完全にクローズし、いよいよ今週からサービスが
開始されました。

このサービスは3つぐらいのパーツからできています。

うちが担当しているのは、その内の1つ。

うちが担当した部分は一切エラーが出ていません。

サービスインしたら24時間体制で、エラーがあったら夜中であっても即対応という
ことになっていましたが、いまのところ対応はおろか、調査すら発生していません。

昨日Aさんと「サービス開始になったのに、いつもと変わらない日常だよね(笑)」と二人で
笑い合いました。


私のインフルエンザの影響で、遅れまくっていた進捗も、2/20(日)で完全に
オンスケジュールになります。

稼働管理やって、プロジェクト運営やって、メンバーサポートやって、設計やって、
プログラミングやって、単体テストをやって、結合テスト仕様書書いて、品質分析やって、
といつも目が回りそうな忙しさで、たまに落ち込んだりすることもありますが、充実した
毎日を過ごしています。


今はいつもの前向きな自分です。

心強い味方2

2011年02月12日 17時17分41秒 | お仕事
今日は13時に起きました。

このところ寝不足が続いていたので、気が付いたら12時間以上眠っていました。

「今から会社行っても着くのは16時ぐらいだし…、 今日はメンバー3人が出勤して
 くれているし、みんなに任せてお休みしようかな…。」
と、急遽お休みをいただくことになりました。

メンバーに電話で伝えると、「カゼひいてないですか?ゆっくり休んでくださいね。」
と暖かい言葉をもらいました。

インフルエンザで僕が一週間抜け、進捗がかなり遅れてしまいましたが、
みんなの頑張りで、2/14(月)にはほぼオンスケジュールになる見込み。

キツい時はみんなでサポートしあう。

いいチームだな~と心から思いました。

本当にみんなありがとう。


さて、以前ブログで12月で女性メンバーが抜けたと書きましたが、1月から新メンバー
Aくんが加わりました。

Aくんは福岡の社員で、私の後輩になります。
新卒で入社し、今年で三年目になります。
年齢は25歳。

彼は一年目から見てきましたが、しっかりと成長しています。

一年目は正直、「大丈夫かな?すぐ辞めそうな感じだな~。」
って思っていたのですが、しっかりと会社に残ってくれています。

まだお客さんと話したり、仕様をつめたりということはできませんが、
プログラミングやテストをしっかりやってくれるので、非常に助かっています。

僕が大雑把な性格なため(何か最近自分でそう思い始めてきた…)、細かいところに
良く気付いてくれ、僕の作業漏れを救ってくれます。

彼が1月から女性メンバーの代わりにこのプロジェクトに加わると聞いたとき、
Javaの経験がないんで正直ちょっと厳しいんじゃないかなと不安に思ってたのですが、
しっかりとJavaをやってくれています。

名古屋案件の時は四か月名古屋にきてくれて、僕のサポートをしてくれました。

彼は前からそうだったんですが、
「お金いらないんで、徹夜してでも、休日出勤してでも今持っているこの作業を
 終わらせたい」
と言ってくれるタイプの人間で、そんなところを僕は非常に評価しています。

もちろん、メンバーに無理はさせられないし、サービス残業はさせたくないので、
気持ちだけ受け取るのですが、そう言ってくれるのって、リーダーからすると本当に
嬉しいんですよね。

自分の信念の元、ガンガン前に出てきてくれるメンバーって、とてもやる気を感じるし、
成長が人一倍早くなると思います。

自分に与えられた作業だけやり、それが終わればそく帰る。
それもいいんですが、やっぱりプロジェクトがうまくいくためなら、自身がリスクを
負ったとしても前に出てきてくれるメンバーの方が、かわいがってやろうって気になるんです。

また、彼はいつも僕の身体のことを心配してくれます。
身近で僕が徹夜を繰り返し、家に帰るのは5日に1日というサイクルなのを見ているだけに、
いつも「ふくたまさん、たまには早く帰ってくださいよ~。休んでくださいよ~」と
言ってくれます。

作業上どうしてもそうするわけにはいかないんですが、その言葉をもらうだけで、
彼の優しさに気持ちが救われるのです。


彼はこの三連休は今日と、明日休んでもらうことになっています。

さっき彼に
「今日はメンバーに任せ僕もお休みするね。三連休じゃなく、二連休で申し訳ないけど、
 ゆっくり休んでね」
ってメールを送ると、

「二連休でも非常にありがたいので助かります。
 ふくたまさんもたまにはゆっくり休んでくださいね。」
って返信がありました。

かわいいやつ~。

僕って本当にメンバーに恵まれているな~って、幸せに感じます。

東京滞在さらに延長

2011年02月11日 20時12分03秒 | お仕事
インフルエンザが治り早くも十日経ちました。

今日は五日ぶりに家に帰ってきました。

今は二次開発をやっており、3月で終了する予定です。

二次があるということは、三次がある…。

お客さんは三次をうちに任せるということで、決定している様子。

上司の係長と話すと、「三次はふくたまくんをリーダーとして、あーしてこーして…」っ
て感じで普通に言われ、何かもう三次のリーダーもやることが決まっている様子。
あの、僕一言もリーダーやるって言ってないんですが(笑)

三次開発はこれまでで一番大きな開発規模になりそうで、その期間は最長一年間。

フェーズ1を4月~9月、フェーズ2を10月~3月でやるという構想になっています。

まぁ、要件が決まってないので、期間はどうなるか微妙なところですが。

少なくても、今年9月までは東京に滞在することになるでしょう。

名古屋の時は、最初は3か月と言われて、結局2年いました。

今回も最長で3か月と言われて東京にきて、気付けばもうすぐ半年。

今年9月までとなると、1年以上になります。


一つのプロジェクトに長く携われるというのは、非常に幸せなことです。

お客さんも高いお金を払い人員確保するわけですから、評判が悪くなるとすぐに切られるのが
この世界の厳しいところ。


うちの会社をここまで信頼してくれている、お客さんに本当に感謝しています。

成長できるやりがいのあるフィールドが用意されるというのは、本当に贅沢なことです。
それが1年も続くわけですから。

今私は自分の会社のリーダーの他に、二次開発の結合テストのリーダーをやっています。

別会社達をまとめ、作業スケジュールを立て、それに沿って作業をやってもらったり、
いろいろと調整したり、毎日進捗管理したり。

もう最近ではお客のプロジェクトマネージャーは会社間のリーダーは
ふくたまくんがやるって決められており、気が付いたらリーダーをやっていました。
またまた「僕一言もリーダーやるって言ってないんですが」(笑)

僕には自分の会社の一員であると同時に、プロジェクトの一員だという考え方が常にあります。

だから、自分の会社のことだけを考え行動するわけじゃなく、会社の枠を飛び越えプロジェクトが
スムーズにいくための行動を常に取っています。

中には「自分達の作業範囲以外のことはやっちゃだめだ!」という人もいますよ。

その考え方は間違っていないし、自分の会社の身を守るためなら正しい考え方だと
思います。

でも今みたいに仕事を会社同士で奪い合う厳しい状況で、その考え方では結果的に
マイナスになると思います。

結果すべての世界だから…(byヴォルグ)

だから自分のやり方に固執しすぎるよりも、状況に合わせ柔軟にやり方を変化することが
大事だと考えます。

僕には技術者としての意地とかプライドがないため(笑)、良いと思えばいつでもどんな
方針にでもフラフラ方向転換します。

僕は「プロジェクトのためなら、自分にできることはなんでもやる」って感じなんで、
上記みたいなメンバーがいても、巻き込んでいろんなことをうちの会社はやっている
わけです。

そういったところでうちの会社は他の会社より優遇されていると思っています。

もちろんメンバーの稼働が上がりすぎて体調を崩さないよう、常に管理しています。

会社間のリーダーともなると、責任が大きくなってきます。

自分の会社の管理もやって、他の会社の管理もやりだすようになった今、
作業は大変になってきているし、成功させるための難易度もぐっと上がってきています。

でもですね、なんといっても

『おもしろい』

これがあるんですよね~。

仕事やってて、本当におもしろいと感じるんですよ。

そのおもしろさに魅かれ、自ら大変な作業を買ってでているわけですが、
自ら足を踏み入れるからこそ、垣間見ることができる世界がそこにはあるはずです。

その新鮮な景色の連続が、僕を一向に飽きさせません。