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ネタバレ&あらすじ 『ダンボ』(1941年製作の映画)

2020-01-27 | ネタバレあり



さて、1941年版ダンボはどんな話ですかね。
ラストまで書きますよ。


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イントロでびっくり。

コウノトリの大群が赤ちゃんを運んでいますよ。
いろんな動物の赤ちゃんを、適齢期っぽい動物たちのもとに運びます。

突然赤ちゃんが運ばれてきた動物たちは驚きつつも喜びます。

そんな中、あるメスのゾウには赤ちゃんが運ばれてこず、
「またわたしのところには赤ちゃん来てくれなかったんだ…」的な悲しい表情。


***


場所はフロリダ。

この動物たちはサーカス団に飼われている。
翌朝、列車に乗せられて次の町へ移動。

遅れてコウノトリがやってくる。
メスのゾウ(ジャンボ)のところにダンボを運ぶ。
ダンボが重くて配達が遅れた模様。


コウノトリが「おめでたの方はどちら様?」っつって
他のゾウが「おめでたはあちらよ」的なこと言うので
すでに妊娠した個体にコウノトリが赤ちゃんを運んでくるってことか。。

どういうシステム??
性教育めちゃくちゃ。。。


***


デカ耳を持った象の赤ちゃんは他のゾウから
「へんてこ」と呼ばれ馬鹿にされる。

「ダンボって名前がぴったりね」と名付けられる。

他のゾウたちは気高い雰囲気出してる嫌な連中。


***


嵐の中、土木的な作業をするのは全員黒人。。
全員顔がない。

そして同じ作業を動物たちもする。。
動物がやる作業を黒人がやってるわけ。

さすが1941年のアメリカ。。。
血の気が引くわ。。



***



ジャンボがダンボをシャワー浴びせるシーン。
さすがの名シーン。
動きも滑らかでめちゃくちゃ可愛らしい。



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客がダンボの耳をイジってくる。
ダンボを守ろうとしたジャンボは人間たちを投げ飛ばしてしまう。

ジャンボは拘束されて隔離される。
可哀想。。


「母は強いというけどみっともないと思わないのかしら」と他のゾウたち。

「みんなあの化け物(ダンボ)のせいよ。私たちゾウには独特の威厳があるんですからっ!」とダンボを仲間外れにする。

寂しいダンボ。


***


ねずみのティモシー登場。

この流れを見ていて、ダンボに同情し、他のゾウたちを追いはらう。
(ゾウはネズミが苦手っぽい)

ティモシーはダンボにピーナッツをあげて、ダンボと仲良くなる。

「君と僕とで君のお母さんを助けよう」とティモシー。


***


「耳の大きなやつは出世するぞ!」

どうやったら出世できるか考えてるけど、、
つまりはサーカスの一員として成功するのが幸せってことね。

アフリカに帰るとかの発想ではないわけか。


ティモシーは団長の耳元で
「世界に二頭といない耳の大きなダンボがショーのクライマックスに登場するんだ!」と吹き込む。


団長は自分で思いついたアイデアと思い込み、このプランを実行する。


***


翌日、ゾウのサーカス。

このシーンも素晴らしいわ。
ゾウの重みや皮膚感などほんと素晴らしい。

しかも、今まで嫌な感じだったゾウたちがみっともない姿になっていて、仕返しにもなっている。

しかし、なんの芸も仕込まれていないダンボのせいで、ショーは大失敗。
テントは破壊されてしまう。


***


列車は動物たちを乗せて次の町へ。
大怪我したゾウたち。
ダンボに恨みを持ったゾウたち。

「なんと言う恥さらし。ダンボとは口を効かないことにしましょう」



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ピエロの化粧をされたダンボの活躍でサーカスは成功。

でもダンボにとっては屈辱的。。




実写版でもダンボはピエロの化粧をされるけど、それが屈辱的なことだという表現はなかった。
実写版ではサーカス団を悪として描いていなかった。



***



ティモシーとともに隔離されてるジャンボのとこに訪れる。

姿を見ることはできないけど、
長い鼻を使って優しく愛撫し合う。
これも素晴らしいシーン。


他の動物たちも親子で優しく温かい時間を過ごしている。
全員檻の中だが。


ジャンボのとこを去るダンボ。
切ない。。死ぬほど切ないシーン。


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悲しくて泣いたダンボはしゃっくりが止まらなくなる。

ティモシーがしゃっくり止めようと、桶に入った水を飲ませるが
そこには団員の宴会で飲まれていたワインが一本分混ざっていた。

酔っぱらうダンボとティモシー。


ダンボの鼻からシャボン玉が出てくる。
(酒で酔ってることなんの関係もないが。。)

そのシャボン玉がいろんな形になって、ゾウの鼓笛隊が生まれ、暴れる。。
酔ったことによる幻影が見えている。

このシーン、超こわいよね。。トラウマ級。。
歌も怖いし。
しかも長い。。。

たぶん描きたかったんだろうね。
もうなんの意味もないもん。。
子供向けの教育アニメなんかやってられるかっ!ってことで、めちゃくちゃに描きたかったんだね。。


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翌朝、木の上で寝てるダンボとティモシー。
カラスたちに起こされる。


木の上で目覚めてびっくりして木から落ちて、池にはまる。

「そういえば、どうやってあの木に登ったんだろう」とティモシー。

「飛んだんだよ」とカラスが馬鹿にする。

「そうだ!この耳で飛べるんだ!」とティモシー。

「ゾウが空を飛ぶ?」とカラスたち大ウケしつつ、歌歌う。


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ダンボが母親と引き離されたことを知ったカラスたちはダンボが飛ぶのを助ける。

ティモシーはカラスの羽でダンボに暗示をかける。

特に訓練することなくダンボは無事空を飛ぶ。

「これでみんなをあっと言わせてやるよ!」とティモシー。


せっかく空飛べるのにサーカス戻るんだ。。。


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サーカスのショー。

ダンボが落下中に
カラスの羽をなくしてしまう。

「魔法の羽なんて嘘だ。耳を広げて飛ぶんだ」

ダンボは羽なしに飛ぶ。


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ダンボは一躍人気者。
ハリウッドとも契約し、高度新記録も叩き出す。
サーカス団も大人気。

もちろんジャンボも解放されて母子は愛しく抱き合う。

列車にはダンボとジャンボ専用の豪華な車両が用意されて、
楽しく幸せそうに次の町へ向かう。



って、サーカス続けるんか〜いっ!!!!



終わり





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