天皇賞秋はカンパニーが1分57秒2という昨年のウオッカと同タイム、レコードタイで完勝した。
ディープインパクトより1歳年上の8歳馬。昨年のマイルCSを勝てなかった時点で残念ながらGⅠホースになれなかったと思われたが、今年現役続行し、なお実力をつけ、見事GⅠホースになった。それも天皇賞秋というのが価値が高い。
レースのレベルも非常に高かった。前半の1000mが59秒8で予想通りの緩めのペースだったが、後半1000mは57秒4、上がり3Fは33秒7。カンパニー自身は上がり3Fを32秒9で駆け抜けている。風が強く、馬場状態も昨年の天皇賞秋よりは少し時計がかかる状態で、この瞬発力、スピードの持続力は驚異的である。横山騎手の騎乗もお見事であった。
父ミラクルアドマイヤという地味な血統でGⅡはこつこつ勝って頑張ってきたカンパニー。奇跡のGⅠ奪取で、これで種牡馬になれるだろう。長年カンパニーを応援してきたので本当に嬉しい。次のマイルCSで無事引退し、トニービン系種牡馬として、ジャングルポケットとは違うスピードタイプの馬を輩出してほしい。
2着のスクリーンヒーローには少しびっくりした。宝塚記念以来で、スピード決着では分が悪いと思ったが、ブリンカーをつけて、前目の競馬で見事に対応した。次走ジャパンカップはデムーロ騎手が乗るだろう。2連覇もありえそうだ。
ウオッカは3着だったが決して凡走ではない。むしろ今更ながらこの馬の実力には感心した。逃げずに抑えたのは正解だったと思うが、少し位置取りが後ろ過ぎた。でも、上がり3F32秒9で内からあわや2着まで追い上げてきたのは昨年と同じくらいのパフォーマンスといってよい。正直、相手がディープスカイだったら勝っただろう。しかし、今日のカンパニーはその上の走りだったと思う。
オウケンブルースリは、2000mで今日の上がりタイムなら実力通り走れたと思う。ジャパンカップに向け大きく期待できる。
シンゲンは期待したが、やはりGⅠはGⅡ、GⅢとは違うということだろう。ビックレースの経験の差が出たかなといったところだ。でも、1分58秒0で走っており、今の実力は出し切ったといえる。6歳馬とはいえキャリアは16戦。何よりも8歳のカンパニーが勝てたのだから、来年まだチャンスはあると思う。
6着は差がなくドリームジャーニー。やはり府中コースは苦手のようだ。でも、オウケンブルースリ、シンゲンと同タイムで走っている。次走は、ジャパンカップでなく、香港カップか有馬記念だろう。右回りの中距離なら、やはり現役最強クラスだ。
とにかく、今日はカンパニーおめでとう! 他の馬もよく頑張った。いいレースでした。
ディープインパクトより1歳年上の8歳馬。昨年のマイルCSを勝てなかった時点で残念ながらGⅠホースになれなかったと思われたが、今年現役続行し、なお実力をつけ、見事GⅠホースになった。それも天皇賞秋というのが価値が高い。
レースのレベルも非常に高かった。前半の1000mが59秒8で予想通りの緩めのペースだったが、後半1000mは57秒4、上がり3Fは33秒7。カンパニー自身は上がり3Fを32秒9で駆け抜けている。風が強く、馬場状態も昨年の天皇賞秋よりは少し時計がかかる状態で、この瞬発力、スピードの持続力は驚異的である。横山騎手の騎乗もお見事であった。
父ミラクルアドマイヤという地味な血統でGⅡはこつこつ勝って頑張ってきたカンパニー。奇跡のGⅠ奪取で、これで種牡馬になれるだろう。長年カンパニーを応援してきたので本当に嬉しい。次のマイルCSで無事引退し、トニービン系種牡馬として、ジャングルポケットとは違うスピードタイプの馬を輩出してほしい。
2着のスクリーンヒーローには少しびっくりした。宝塚記念以来で、スピード決着では分が悪いと思ったが、ブリンカーをつけて、前目の競馬で見事に対応した。次走ジャパンカップはデムーロ騎手が乗るだろう。2連覇もありえそうだ。
ウオッカは3着だったが決して凡走ではない。むしろ今更ながらこの馬の実力には感心した。逃げずに抑えたのは正解だったと思うが、少し位置取りが後ろ過ぎた。でも、上がり3F32秒9で内からあわや2着まで追い上げてきたのは昨年と同じくらいのパフォーマンスといってよい。正直、相手がディープスカイだったら勝っただろう。しかし、今日のカンパニーはその上の走りだったと思う。
オウケンブルースリは、2000mで今日の上がりタイムなら実力通り走れたと思う。ジャパンカップに向け大きく期待できる。
シンゲンは期待したが、やはりGⅠはGⅡ、GⅢとは違うということだろう。ビックレースの経験の差が出たかなといったところだ。でも、1分58秒0で走っており、今の実力は出し切ったといえる。6歳馬とはいえキャリアは16戦。何よりも8歳のカンパニーが勝てたのだから、来年まだチャンスはあると思う。
6着は差がなくドリームジャーニー。やはり府中コースは苦手のようだ。でも、オウケンブルースリ、シンゲンと同タイムで走っている。次走は、ジャパンカップでなく、香港カップか有馬記念だろう。右回りの中距離なら、やはり現役最強クラスだ。
とにかく、今日はカンパニーおめでとう! 他の馬もよく頑張った。いいレースでした。