転勤族のいばらきブログ

全国住み歩いたサラリーマンの目から自分の趣味を紹介します

天皇賞秋 回顧  ~おめでとうカンパニー~

2009-11-01 20:56:06 | 競馬
天皇賞秋はカンパニーが1分57秒2という昨年のウオッカと同タイム、レコードタイで完勝した。

ディープインパクトより1歳年上の8歳馬。昨年のマイルCSを勝てなかった時点で残念ながらGⅠホースになれなかったと思われたが、今年現役続行し、なお実力をつけ、見事GⅠホースになった。それも天皇賞秋というのが価値が高い。


レースのレベルも非常に高かった。前半の1000mが59秒8で予想通りの緩めのペースだったが、後半1000mは57秒4、上がり3Fは33秒7。カンパニー自身は上がり3Fを32秒9で駆け抜けている。風が強く、馬場状態も昨年の天皇賞秋よりは少し時計がかかる状態で、この瞬発力、スピードの持続力は驚異的である。横山騎手の騎乗もお見事であった。


父ミラクルアドマイヤという地味な血統でGⅡはこつこつ勝って頑張ってきたカンパニー。奇跡のGⅠ奪取で、これで種牡馬になれるだろう。長年カンパニーを応援してきたので本当に嬉しい。次のマイルCSで無事引退し、トニービン系種牡馬として、ジャングルポケットとは違うスピードタイプの馬を輩出してほしい。


2着のスクリーンヒーローには少しびっくりした。宝塚記念以来で、スピード決着では分が悪いと思ったが、ブリンカーをつけて、前目の競馬で見事に対応した。次走ジャパンカップはデムーロ騎手が乗るだろう。2連覇もありえそうだ。


ウオッカは3着だったが決して凡走ではない。むしろ今更ながらこの馬の実力には感心した。逃げずに抑えたのは正解だったと思うが、少し位置取りが後ろ過ぎた。でも、上がり3F32秒9で内からあわや2着まで追い上げてきたのは昨年と同じくらいのパフォーマンスといってよい。正直、相手がディープスカイだったら勝っただろう。しかし、今日のカンパニーはその上の走りだったと思う。


オウケンブルースリは、2000mで今日の上がりタイムなら実力通り走れたと思う。ジャパンカップに向け大きく期待できる。


シンゲンは期待したが、やはりGⅠはGⅡ、GⅢとは違うということだろう。ビックレースの経験の差が出たかなといったところだ。でも、1分58秒0で走っており、今の実力は出し切ったといえる。6歳馬とはいえキャリアは16戦。何よりも8歳のカンパニーが勝てたのだから、来年まだチャンスはあると思う。


6着は差がなくドリームジャーニー。やはり府中コースは苦手のようだ。でも、オウケンブルースリ、シンゲンと同タイムで走っている。次走は、ジャパンカップでなく、香港カップか有馬記念だろう。右回りの中距離なら、やはり現役最強クラスだ。



とにかく、今日はカンパニーおめでとう! 他の馬もよく頑張った。いいレースでした。
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天皇賞秋 展望

2009-11-01 00:26:53 | 競馬
馬場状態は極端な高速馬場でもないが、ほぼ絶好の状態。夕方から雨の予想で心配だが15時40分はギリギリ持ちそうで、良馬場なら逃げ、先行、追い込み何でも決まる可能性のある馬場だ。


そんな中行われる天皇賞秋。注目は展開、特にウオッカの位置取りだ。

ウオッカにとっては、逃げ馬が前半1000m58秒台で引っ張ってくれて、内々3、4番手で4コーナーを回って、直線早めに抜け出し、追い込み馬を振り切ってしまいたい。去年はダイワスカーレットが1000m58.7秒で引っ張って、1分57秒2のレコード決着だったが、1800mを1分44秒6で通過し、最後の1ハロンは12.6秒かかっている。直線は底力勝負になった。去年と同じような展開をウオッカ陣営とすれば望んでいるだろう。

しかし、今年はこれといった逃げ馬がおらず、ハイペースにはとてもなりそうもない。逃げる可能性があったマツリダゴッホ、エイシンデピュティが外枠に入って、コスモバルクあたりが先手を取りそうだ。1000mは59秒台半ばといったところだろう。そんな展開でウオッカはどうするのか。逃げても今のウオッカならある程度頑張れるが、目標にされるのはやはり苦しい。無理に抑えて、直線ヨーイドンの切れ味勝負になったら、ウオッカはそれも苦しい。



今年の天皇賞秋のポイントはズバリ
1)2000m適正
2)スローペースで直線の瞬発力への対応
3)府中コース適正

の3点だ。


本命はシンゲンとした。今年は新潟大賞典は1分56秒9、エプソムカップが1分45秒5で快勝。時計の裏付けもある。何よりも2000m、府中コース得意で、ウオッカのすぐ後ろを進めそうな展開も味方しそうだ。初のGⅠ挑戦で、厳しい競馬に馬が面食らわなければ最も勝利に近いと思う。

カンパニーも絶好の3番枠から内々の経済コースをウオッカを見ながら進み、直線内から抜け出しを狙うだろう。藤田シンゲンと横典カンパニーのどちらが上手な競馬をするかで勝敗は分かれるだろう。

ウオッカは2000m、府中コース得意はいうまでもないが、瞬発力勝負ではシンゲン、カンパニーに分が悪い。3番手の評価にしたい。


あと、これといった減点材料のないキャプテントゥーレ。本当の目標は次のレース(香港カップとジャパンカップ)のドリームジャーニーとオウケンブルースリがその次に続く。しかしオウケンブルースリは、京都大賞典のレースを見ると大化けしているかも知れなく、圧勝の目もある。




馬連 3-10、3-7、7-10、10-12、10-15
単勝 10、15
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