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朝日杯フューチュリティステークス 展望

2010-12-19 11:29:24 | 競馬
毎年、言っていることだが、朝日杯フューチュリティステークスは翌年のクラシックに直結しない。

というか、ここを使うと呪われたように、クラシックで好走しないパターンが長年続いている。

平成5年のナリタブライアン以降、ここを使ってクラシックを制したのはキャプテントゥーレ1頭。フジキセキ、バブルガムフェロー、ドリームジャーニー、ローズキングダムという3冠には縁がなかったが、名馬となった、またなりつつある馬もいる。しかし、その数にしても少ないし、いずれにしても皐月賞、日本ダービーを目指すには、ふさわしくないイメージが定着してしまっている。


明確な理由はいくつかあり、


1)2歳新馬戦の早い時期から、1800m、2000m戦が組まれるようになった。
  
これが、最も大きな理由だろう。7月の新馬戦から1800mがあり、10月には2000mが始まる。翌年のクラシックを展望する期待馬の多くは、1800mか2000mでデビューするようになった。昭和の時代は、2歳の新馬戦の大部分は1200m。1200mでデビューして、2戦目が1400mで、朝日杯が1600mなんてパターンが多かった。しかし、1800m、2000mのレースを2、3戦使ってから、1600mのレースを使うのには、先々のことを考えると抵抗があると考えるようになった。

2)札幌2歳S、新潟2歳S、東スポ杯2歳Sとの関連。
かつて1200mだった札幌2歳Sが一気に1800mになって、有望な北海道デビュー組が10月上旬のこのレースを目指すようになり、クラシックとの関連が深くなった。また、新潟2歳Sも小倉2歳Sと差別化するため、馬場改修を機に1200mから1600m戦になった。また、11月の東スポ杯2歳Sが1800mになって、日本ダービー前に一度府中を使ってみたいという有望馬が集まるようになってきた。

3)中山1600mのコース形態
1600mでも阪神や東京なら、ここまで嫌われることもないだろうが、中山1600mというのは外枠不利でスピード重視。皐月賞とは全く違うレースになる。同じ中山1600mのニュージーランドトロフィーがトライアルであるにもかかわらず、NHKマイルカップに全く結び付かなくなっているのと同じである。



先週の阪神ジュベナイルフィリーズが桜花賞、オークスに直結するのとはあまりにも対照的。ちょっと、このレースのありようを考えた方がいい時期に来ている。

一番簡単なのは、朝日杯を2000m、翌週のラジオNIKKEI賞2歳Sを1600mに距離を入れ替える。そうすれば、それなりの有力馬がちゃんと集結するなずだし、皐月賞と同じ馬場、距離ならクラシックに結び付くレースになるはずだ。




さて、今年の2歳は牡馬の方はまだまだ傑出した馬が出てきておらず混戦模様である。これからデビューする馬でも間に合うだろう。


朝日杯はサダムパテック、リフトザウイングスの東スポ杯の2頭が有力。馬券は買わずに眺めることとしたい。

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