web R25 8月20日(土)6時5分配信
犬猫のエサといえばドッグフードやキャットフードが一般的だけど、たまにはちょっと豪華で美味しそうなものを食べさせたくなるのが飼い主の心。しかし意外な食べ物が、犬猫にNGだったりするので注意が必要だ。
それでは犬の場合は、どんなものがダメなんだろうか。
「有名なものに玉ネギがあります。これは玉ネギに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を壊すため。死に至るケースもあるので注意が必要です。火を通してもNGで、例えばすき焼きのお肉を洗って与えた際に、玉ネギのエキスが肉にしみ込んでおり、発症したというワンちゃんもいます」
そう教えてくれたのは東京動物医療センターの副院長、南直秀先生。玉ネギだけでなく、長ネギ、ニラ、ニンニクなど、ネギ科のものは避けた方がいいのだそう。
「カカオ、アボカド、キシリトールを使った食品も犬にはNGです。カカオはテオブロミンいう成分が体内で毒素に変わることがあります。ミルクチョコレートなら問題のない場合がほとんどですが、カカオの含有量が多いビターチョコはリスクが高まります。アボカドは、ペルジンという成分が胃の粘膜を刺激し、嘔吐や胃腸の炎症を引き起こすことがあります。菓子などに使われるキシリトールは犬の血糖値を低下させ、肝不全などを引き起こす原因となります」
なるほど、結構身近な食べ物にNGが多い様子。とくに室内で飼っている人は、与えないのは当然して、勝手に犬が食べてしまう危険性も考えて食料を保管した方が良さそうだ。
お次は、猫の場合。どんなものがNG食材なんだろう。
「犬と同じで玉ネギはNGです。あとアワビ、トリガイ、サザエなどの貝類も気をつけた方がいいです。とくに3月~5月は貝に含まれる毒素が強くなるため、その毒素によって引き起こされる光線過敏症のリスクが高まります。これを発症すると耳などの毛の薄い場所に、腫れやかゆみが生じ、壊死することもあります」
ひえ~。命に別状がなくても、耳がなくなったりするとそりゃ気の毒。他にも、猫のNG食材はあるよう。
「イカ、タコ、エビ、カニを大量に与えるのもNGです。チアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解し、ビタミンB1欠乏症を引き起こす原因に。また意外なところで、イワシやサバなどの青魚も実は注意したい食材です。少量だと問題ないのですが、そればかりを与えると青魚に含まれる不飽和脂肪酸により、皮膚の下にしこりができる黄色脂肪症の原因になります」
マンガや物語でも、魚をくわえて逃げるなんてシーンはよくあるし、猫と魚の相性を疑うことはなかったけど……まさかこれほど海産物でアウトなものが多いとは!
しかし基本的には、個体によってかなりの差があるよう。一口食べたからといって大騒ぎせず、まずは落ち着いて犬猫の様子の観察を。
(山葉のぶゆき/effect)
(R25編集部)
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R25の記事から。
犬猫にネギはだめ。 犬にカカオはだめ。
私は記事に書かれていることを知りませんでした。無知とは、本当に恐ろしいものですね。
犬猫のエサといえばドッグフードやキャットフードが一般的だけど、たまにはちょっと豪華で美味しそうなものを食べさせたくなるのが飼い主の心。しかし意外な食べ物が、犬猫にNGだったりするので注意が必要だ。
それでは犬の場合は、どんなものがダメなんだろうか。
「有名なものに玉ネギがあります。これは玉ネギに含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が赤血球を壊すため。死に至るケースもあるので注意が必要です。火を通してもNGで、例えばすき焼きのお肉を洗って与えた際に、玉ネギのエキスが肉にしみ込んでおり、発症したというワンちゃんもいます」
そう教えてくれたのは東京動物医療センターの副院長、南直秀先生。玉ネギだけでなく、長ネギ、ニラ、ニンニクなど、ネギ科のものは避けた方がいいのだそう。
「カカオ、アボカド、キシリトールを使った食品も犬にはNGです。カカオはテオブロミンいう成分が体内で毒素に変わることがあります。ミルクチョコレートなら問題のない場合がほとんどですが、カカオの含有量が多いビターチョコはリスクが高まります。アボカドは、ペルジンという成分が胃の粘膜を刺激し、嘔吐や胃腸の炎症を引き起こすことがあります。菓子などに使われるキシリトールは犬の血糖値を低下させ、肝不全などを引き起こす原因となります」
なるほど、結構身近な食べ物にNGが多い様子。とくに室内で飼っている人は、与えないのは当然して、勝手に犬が食べてしまう危険性も考えて食料を保管した方が良さそうだ。
お次は、猫の場合。どんなものがNG食材なんだろう。
「犬と同じで玉ネギはNGです。あとアワビ、トリガイ、サザエなどの貝類も気をつけた方がいいです。とくに3月~5月は貝に含まれる毒素が強くなるため、その毒素によって引き起こされる光線過敏症のリスクが高まります。これを発症すると耳などの毛の薄い場所に、腫れやかゆみが生じ、壊死することもあります」
ひえ~。命に別状がなくても、耳がなくなったりするとそりゃ気の毒。他にも、猫のNG食材はあるよう。
「イカ、タコ、エビ、カニを大量に与えるのもNGです。チアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解し、ビタミンB1欠乏症を引き起こす原因に。また意外なところで、イワシやサバなどの青魚も実は注意したい食材です。少量だと問題ないのですが、そればかりを与えると青魚に含まれる不飽和脂肪酸により、皮膚の下にしこりができる黄色脂肪症の原因になります」
マンガや物語でも、魚をくわえて逃げるなんてシーンはよくあるし、猫と魚の相性を疑うことはなかったけど……まさかこれほど海産物でアウトなものが多いとは!
しかし基本的には、個体によってかなりの差があるよう。一口食べたからといって大騒ぎせず、まずは落ち着いて犬猫の様子の観察を。
(山葉のぶゆき/effect)
(R25編集部)
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R25の記事から。
犬猫にネギはだめ。 犬にカカオはだめ。
私は記事に書かれていることを知りませんでした。無知とは、本当に恐ろしいものですね。
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