【ジャクソンホール(米ワイオミング州)=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は26日の講演で「米雇用が改善し、追加利上げの条件は整ってきた」と述べ、昨年12月に続く利上げに意欲を表明する。同氏は具体的な時期に言及しないものの、9月の次回会合で利上げする可能性も出てきた。米経済は成長率の鈍化も懸念されるが「緩やかな拡大が続く」と評価する。
イエレン氏は各国の中央銀行首脳らが集まる当地での経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演する。FRBは昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切って以降、追加利上げを8カ月間見送ってきた。米雇用指標が再び持ち直し、英国の欧州連合(EU)離脱問題も落ち着きつつあることから、市場はFRBの追加利上げの時期を再び注視している。
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ジャクソンホール、FRBのイエレン議長は、追加利上げの時期には言及しないものの「ここ数カ月、追加利上げの条件は整ってきた」と踏み込みました。
ドル円は、マネタリーベースで決まるといいたいところですが、その時々で、主要な決定要因が変動しているように感じます。
いまは、米国の10年国債利回りだけ見ていても、為替も、日本株も、概ね、説明できると思います。
米国の政策金利と10年国債利回りは連動しており、米国の利上げで、米国の10年国債利回りも上がり、ドル高・円安へ。
日本株は上昇へ。
利上げで、米国株全般がどうなるかは、なんとも言えませんが、金利がつくことで米国の銀行株は上昇していくのではないでしょうか。
9月は、FOMCと日銀政策決定会合が同日開催。
米国の利上げと、日銀の追加緩和により、いまとは別世界になるかもしれませんね。
イエレン氏は各国の中央銀行首脳らが集まる当地での経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演する。FRBは昨年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切って以降、追加利上げを8カ月間見送ってきた。米雇用指標が再び持ち直し、英国の欧州連合(EU)離脱問題も落ち着きつつあることから、市場はFRBの追加利上げの時期を再び注視している。
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ジャクソンホール、FRBのイエレン議長は、追加利上げの時期には言及しないものの「ここ数カ月、追加利上げの条件は整ってきた」と踏み込みました。
ドル円は、マネタリーベースで決まるといいたいところですが、その時々で、主要な決定要因が変動しているように感じます。
いまは、米国の10年国債利回りだけ見ていても、為替も、日本株も、概ね、説明できると思います。
米国の政策金利と10年国債利回りは連動しており、米国の利上げで、米国の10年国債利回りも上がり、ドル高・円安へ。
日本株は上昇へ。
利上げで、米国株全般がどうなるかは、なんとも言えませんが、金利がつくことで米国の銀行株は上昇していくのではないでしょうか。
9月は、FOMCと日銀政策決定会合が同日開催。
米国の利上げと、日銀の追加緩和により、いまとは別世界になるかもしれませんね。