【フランクフルト=赤川省吾】欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は21日開いた理事会後の記者会見で「3月に開く理事会で政策を再評価する」と述べ、追加的な金融緩和に踏み切ることを示唆した。「今年に入って下振れリスクが高まった」と強い表現で域内景気の先行きに懸念を表明した。理事会では国債などを買い取る量的金融緩和について現状維持を確認した。
欧州景気はゆるやかに回復しているものの、原油安などが響いてモノの値段は上がりにくい。ユーロ圏の2015年12月の消費者物価上昇率は前年同月比で0.2%にとどまり、政策目標の「2%未満で、その近辺」を大きく下回る。
ドラギ総裁は新興国の景気減速などに懸念を表明し、3月の理事会で追加緩和が議題になるとの認識をにじませた。
今回の理事会では指標となる政策金利を過去最低の年0.05%で据え置いた。域内の銀行が余剰資金をECBに預け入れた際に課す手数料(マイナス金利)の見直しも見送った。
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昨夜ライブで、ECB理事会後のドラギ総裁の会見を視聴しました。
3月の追加緩和示唆発言の後、欧州株が上昇。
日本株は少しだけ反応して16000円回復。
しばらくして、WTI原油先物 の価格が上昇し、円安・日本株高へ。
朝起きたら、そのトレンドが継続していました。
現時点、日本株の水準を決める最も強いファクターは原油価格であると感じました。
米国のFRB利上げ→原油安→株安のネタは、今年は何度かありそうに思います。
欧州景気はゆるやかに回復しているものの、原油安などが響いてモノの値段は上がりにくい。ユーロ圏の2015年12月の消費者物価上昇率は前年同月比で0.2%にとどまり、政策目標の「2%未満で、その近辺」を大きく下回る。
ドラギ総裁は新興国の景気減速などに懸念を表明し、3月の理事会で追加緩和が議題になるとの認識をにじませた。
今回の理事会では指標となる政策金利を過去最低の年0.05%で据え置いた。域内の銀行が余剰資金をECBに預け入れた際に課す手数料(マイナス金利)の見直しも見送った。
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昨夜ライブで、ECB理事会後のドラギ総裁の会見を視聴しました。
3月の追加緩和示唆発言の後、欧州株が上昇。
日本株は少しだけ反応して16000円回復。
しばらくして、WTI原油先物 の価格が上昇し、円安・日本株高へ。
朝起きたら、そのトレンドが継続していました。
現時点、日本株の水準を決める最も強いファクターは原油価格であると感じました。
米国のFRB利上げ→原油安→株安のネタは、今年は何度かありそうに思います。