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ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

セミとアリ

2008-05-24 08:39:01 | Weblog
冬のある日のことです。

アリたちは、ためてあった穀物(こくもつ)がしめったので、家のそとでかわかしていました。

そこへ、おなかをすかしたセミがやってきて、「なにか、食べ物を下さい」と、たのみました。

アリたちは、「あなたは、どうして夏のあいだに、食べ物をたくわえておかなかったのですか?」とたずねました。

「ひまがなかったのです。きれいな歌を歌うのに、いそがしくて」

アリたちは、せせら笑っていいました。

「なるほどね。しかし、夏のあいだ歌を歌っていたのなら、冬はおどりでもおどったらどうです」

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イソップ物語「アリとキリギリス」の原典はギリシャ語で、キリギリスではなくセミです。

英語版では、寒いイギリスにはセミがいないのでキリギリスに変わっていますが、結末は同じで、アリはセミやキリギリスを助けません。

飢えたキリギリスをアリが食べるというストーリーもあるようです。

日本のイソップ童話の結末は「お寒いでしょう、キリギリスさん。暖まって食事をしていって」と、外国版とは結末が正反対です。

日本版のストーリーは、なぜ助けるのか私には理解しがたいです。

キリギリスの自業自得だと思うからです。

飢えに備える、非常時に備えるということを、イソップ物語は教えてくれますね。
コメント
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